Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

60億分の1って、つくづく格好いい

2014-05-13 04:53:08 | コラム
いまの仕事を始めたころはMMA―総合格闘技―の取材がメインだったのだが、日本の格闘技熱が急激に冷めてしまって、現在のメインはAV/映画のレビューとなっている。
映像業界に明るい男なので結果オーライではあるものの、未だ冬の時代から脱せないでいる格闘技の現状は「本格的にヤバイ」、どうにかならぬものかなぁ・・・などと考えていたら、久し振りにこの業界から原稿依頼が入った。

リングネーム(及び、キャッチフレーズ)について、である。


人類最強、60億分の1の男=エミリヤーエンコ・ヒョードル
野生のカリスマ=桜井"マッハ"速人
天下無双の火の玉ボーイ=五味隆典
柔術マジシャン=アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ
IQレスラー=桜庭和志
反逆のカリスマ=魔裟斗

リングネームって不思議だ。
外で聞けば恥ずかしいものが多いのに、リングのなかであれば格好よく響く。
(魔裟斗なんて、もうこの漢字自体が恥ずかしいはずだし)

総合よりボクシングのほうが、キャッチーなものが多くて使い易いかな。

シンデレラマン=ジェームス・J・ブラドック
レイジング・ブル=ジェイク・ラモッタ
精密機械=勇利アルバチャコフ

そして先日亡くなった悲劇のボクサー、ルービン・カーターは「ハリケーン」と呼ばれた。(合掌!!)

地球が逆自転? し、あれれ・・・なリングネームを冠される可哀想なファイターも居る。

韓国のMMAファイター・金潤泳はスポンサー会社からの要求? で、なんと「辛拉麺」という商品名が「そのまま」リングネームになっちゃった。

日本の石田光洋は、これはTBSの所為だろう、「全力マン」というセンス皆無のリングネームをつけられている。

恥ずかしい。
勝ったら「オールOK」となることも多いが、これは勝っても恥ずかしい。


格闘技の世界だけの話ではない、「カリスマなんとか」とか「神なんとか」とか「美人過ぎるなんとか」とか、それらすべてが対象となる人物のキャラクター性を強調するものであり、リングネーム「みたいなもの」と捉えることも出来るんじゃないだろうか。

で、自分のリングネーム「みたいなもの」を考えてみる。

そこで、自分イコールなんなのかを友人知人たちに聞いてみた。

映画小僧
モノカキ
ロリコン
ぶっかけAV
格闘技
ヘラヘラ顔
チャリダー
ハーフパンツ
坊主

短小
早漏
ビール党
喫煙者
キチガイ

・・・・・。

なんかこう並べてみると、いよいよヤバイよね笑

さてこれを、どう組み合わせれば格好いいリングネーム「みたいなもの」が出来上がるのか。


【ヘラヘラ顔のぶっかけ野郎】

AV男優であれば「おおいに、あり」か。

【ハーフパンツの髭坊主】

なんかゲイみたいだね。

【早漏のロリコンキチガイ】

便所の落書きじゃねぇか。


やはり、メインの映画小僧とモノカキは入れたい。

【酔いどれモノカキ映画小僧】

・・・まぁ伝わるが、パンチは弱い。
キチガイ感が足りないしね。

【短小早漏の、酔いどれモノカキ映画小僧。別名キチガイ】

バッカじゃねぇの!?


ダメだ、ぜんぜん浮かばない!!

何千字でも何万字でも何十万字でも、いくらでも書けるが、短く的確、さらにインパクトのあることばを生み出すのは苦手なようである。

とりあえず「これだ!」というものが浮かぶまで、【酔いどれモノカキ映画小僧】と名乗ることにしよう。


※ハリケーンを歌った、ボブ・ディランの名曲…袴田さんの悲劇を、長渕あたりが歌ってくれないだろうか




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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『不細工な骨、贅沢な骨』

コメント (2)
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