Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

黄金週間特別篇(9)FOREST!

2015-05-06 05:45:53 | コラム
特別篇も、きょうで最後。

出身が群馬だというと、よく・・・

「―じゃあ、スキー巧いんだ?」

と、いわれる。

いや、それは山のほうに住むひとの話ね。

「毎日の入浴が温泉、、、みたいな?」

それも、山のほうの話。

「徳川埋蔵金とかさ」

だから山のほうだっての!! などとキレることはないが、そういう説明を何度も繰り返してきた。

館林なんて先っぽ、つまり東京寄りであり、山どころか「森」もない。


森―しん、と静まり返ったあの空間は、霊的というか神秘的というか、
ドキドキ・・・ではないな、ゾワゾワというほうが適切か、こんなしょーもないガキでも「ちゃんと生きないとな~」と思ってしまうほどに「なにか」を感じさせるものがある。

そんなわけできょうは、映画のなかに登場する「印象的な森」の10傑を展開してみたい。


※厳密な定義づけは面倒なので、ひとによっては「山じゃん!」「ジャングルじゃね?」というものも含まれると思う


(1)『ミラーズ・クロッシング』(90)

「ミラーの十字路」と主人公の分岐点をリンクさせる。



木々を下から捉えるタイトルクレジットのカメラワークは、息を呑む美しさ。

(2)『羅生門』(50)

あの風さえ吹かなければ―。



(3)『となりのトトロ』(88)

彼らは、森の奥の奥、、、に住んでいるんだ。

信じられないことだが―この映画、興行成績自体は「ぜんぜん」振るわなかった。

(4)『クライング・ゲーム』(92)

森を駆け抜けようとして、ジョディ(フォレスト・ウィテカー)は死んでしまう。

しかし本題は、「このあと」だったのだ。

(5)『スター・ウォーズ エピソード6』(83…トップ画像)

森という空間の特徴を、存分に活かした戦闘場面。

(6)『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(99)

すでに懐かしい感じのする作品だが、擬似ドキュメンタリーのスタイルを一般的にした功績は、もっと評価されていいのではないかな。

そして大ヒットに貢献したのは、ネットであった。

こういう現象が、まだ珍しかったころの快作。

(7)『ランボー』(82)

ジャングルで戦ってきたんだ、森のなかに入ってしまえば、俺の勝ちだぜ。

(8)『ハンガーゲーム』(2012)

近未来におけるサバイバルゲームを描いて、全米で大ヒット。
しかし日本では「それほど…」だった。



ジェニファー・ローレンスへの支持も、日本では「それほど…」なんだよねぇ。

(9)『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』(2002)

木々が動き出すところのリアルな感じ、ふつうに驚いた。

(10)『ツイン・ピークス』(90~91)

ドラマシリーズだが、いつものように特例扱いで。

「―この町の森には、不思議な力がある。霊的なものというか、ある力、というか、なんと表現してもいいが、我々はホワイトロッジと呼んでいる」





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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『肉祭』

コメント (2)
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