気まずい・・・互いの気持ちがしっくりと合わず不快なさま。
打ち解けず、気づまりなさま。
(デジタル大辞泉より)
…………………………………………
若い子と話していると、すぐに「気まずい」ということばが出てくる。
「○○みたいな状況が訪れちゃって・・・すごく気まずかったんです」
「それって、気まずくないですか」
・・・・・そうかなぁ。
自分は繊細ではないということか、厚かましいということか、
「気まずい」という「こころもよう」に、ほとんどなったことがない。
ないものだから、彼ら彼女らの気持ちが分からない。
というより、その程度のことで気まずくなんの? このあとの人生、大丈夫?? と心配になることが多く、ガキよ強くなれ!! などと説教し、また(?)嫌われちゃったり。
真に気まずい状況とは、たとえば合コンに行ったら元カノが居たとか、デリヘル嬢を呼んだら姉あるいは妹だったとか、そういうことをいうんじゃない?
彼ら彼女らの話す「気まずい」には、その深刻さはなく、安いドラマでも出てこないような「ありきたり」なことなのだった。
まぁいいやガキのことなんて。
自分でそれを乗り越えて、強いおとなになってくれとだけいっておく。
とあるサイトに、「カップルで鑑賞すると、気まずいことこの上ない映画9選」なるセレクションがあった。
「○○10傑」が大好きな自分はワクワクしながらその記事を読んだが、「納得!」のものと「そうか!?」というものに二分された。
夫婦・カップルの危機を描く『ゴーン・ガール』(2014)と『ブルー・バレンタイン』(2010)、そして『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』(2009)は納得、
ヒロインが●●だったというオチの『オールド・ボーイ』(2003)も分かる、
セックスの最中に子どもが死んでしまう『アンチクライスト』(2009)は「おおいに」納得、
ゲテモノ三昧の『ソドムの市』(76)や『ムカデ人間』シリーズ(2010~)も「そのとおり!」だが、
無償の愛を描いた『奇跡の海』(96)、
女子の生態を赤裸々に描いたとされる『クリスティーナの好きなコト』(2002…トップ画像)の2作に関しては、「え、なにが?」と思った。
とくに、『クリスティーナの好きなコト』が分からない。
お下劣な台詞が沢山出てくるから?
ん?
それがどうした?
「女子はこうあるべき・あってほしい」などという強い幻想を持った男子など、現在では少ないんじゃないか?
そして、「正体を知られてしまった…」などと落ち込む女子だって、そんなひと居るの? という感じで。
これ、アンケートの結果じゃないでしょ。
ひとりの、モテない、時代に乗り遅れた男が書いたものなんじゃ? と思ったらば、書いたのは女子ライターだった。
意外、、、だなぁ!!
この9選は、なんらかの形でセックスを描いている作品ばかりである。
自分が選んでもカラーとしては同じになるだろうが、『クリスティーナの好きなコト』の代わりに『殺し屋1』(2001)を入れると思う。
だって、放たれたザーメンのなかから、タイトルが浮かび上がってくるんだよ。
つまり『殺し屋1』はどこまでも真面目にサドマゾを語っているが、『クリスティーナの好きなコト』のほうには「笑って許せる」茶目っ気があるのだ。
しょっちゅう「○○10傑」をやっているものとして、ときどき思うことがある。
展開はしてみたものの、7傑とか8傑までは揃うのに、残りがなかなか出てこない―そんなときは無理して10傑にして「ん?」と思われるよりも、ハンパでもいいから数を少なくするほうが潔いってこと。
もともとが9傑というハンパな数なのだから、7傑にしておけば「お、このひと、やるじゃん!!」と思えたのにな~、、、と、エラソーに、似非ライターがライターの批評をしてみました―きょうは、そんなコラムです。
※しかし『オールド・ボーイ』はほんとうに、残酷な物語だ。
よく考えつくな~、こんな設定。
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明日のコラムは・・・
『初体験 リッジモント・ハイ(166)』
打ち解けず、気づまりなさま。
(デジタル大辞泉より)
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若い子と話していると、すぐに「気まずい」ということばが出てくる。
「○○みたいな状況が訪れちゃって・・・すごく気まずかったんです」
「それって、気まずくないですか」
・・・・・そうかなぁ。
自分は繊細ではないということか、厚かましいということか、
「気まずい」という「こころもよう」に、ほとんどなったことがない。
ないものだから、彼ら彼女らの気持ちが分からない。
というより、その程度のことで気まずくなんの? このあとの人生、大丈夫?? と心配になることが多く、ガキよ強くなれ!! などと説教し、また(?)嫌われちゃったり。
真に気まずい状況とは、たとえば合コンに行ったら元カノが居たとか、デリヘル嬢を呼んだら姉あるいは妹だったとか、そういうことをいうんじゃない?
彼ら彼女らの話す「気まずい」には、その深刻さはなく、安いドラマでも出てこないような「ありきたり」なことなのだった。
まぁいいやガキのことなんて。
自分でそれを乗り越えて、強いおとなになってくれとだけいっておく。
とあるサイトに、「カップルで鑑賞すると、気まずいことこの上ない映画9選」なるセレクションがあった。
「○○10傑」が大好きな自分はワクワクしながらその記事を読んだが、「納得!」のものと「そうか!?」というものに二分された。
夫婦・カップルの危機を描く『ゴーン・ガール』(2014)と『ブルー・バレンタイン』(2010)、そして『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』(2009)は納得、
ヒロインが●●だったというオチの『オールド・ボーイ』(2003)も分かる、
セックスの最中に子どもが死んでしまう『アンチクライスト』(2009)は「おおいに」納得、
ゲテモノ三昧の『ソドムの市』(76)や『ムカデ人間』シリーズ(2010~)も「そのとおり!」だが、
無償の愛を描いた『奇跡の海』(96)、
女子の生態を赤裸々に描いたとされる『クリスティーナの好きなコト』(2002…トップ画像)の2作に関しては、「え、なにが?」と思った。
とくに、『クリスティーナの好きなコト』が分からない。
お下劣な台詞が沢山出てくるから?
ん?
それがどうした?
「女子はこうあるべき・あってほしい」などという強い幻想を持った男子など、現在では少ないんじゃないか?
そして、「正体を知られてしまった…」などと落ち込む女子だって、そんなひと居るの? という感じで。
これ、アンケートの結果じゃないでしょ。
ひとりの、モテない、時代に乗り遅れた男が書いたものなんじゃ? と思ったらば、書いたのは女子ライターだった。
意外、、、だなぁ!!
この9選は、なんらかの形でセックスを描いている作品ばかりである。
自分が選んでもカラーとしては同じになるだろうが、『クリスティーナの好きなコト』の代わりに『殺し屋1』(2001)を入れると思う。
だって、放たれたザーメンのなかから、タイトルが浮かび上がってくるんだよ。
つまり『殺し屋1』はどこまでも真面目にサドマゾを語っているが、『クリスティーナの好きなコト』のほうには「笑って許せる」茶目っ気があるのだ。
しょっちゅう「○○10傑」をやっているものとして、ときどき思うことがある。
展開はしてみたものの、7傑とか8傑までは揃うのに、残りがなかなか出てこない―そんなときは無理して10傑にして「ん?」と思われるよりも、ハンパでもいいから数を少なくするほうが潔いってこと。
もともとが9傑というハンパな数なのだから、7傑にしておけば「お、このひと、やるじゃん!!」と思えたのにな~、、、と、エラソーに、似非ライターがライターの批評をしてみました―きょうは、そんなコラムです。
※しかし『オールド・ボーイ』はほんとうに、残酷な物語だ。
よく考えつくな~、こんな設定。
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明日のコラムは・・・
『初体験 リッジモント・ハイ(166)』