85年3月5日生まれ、31歳。
青森出身。
公式プロフィール
ラジオの投稿で「嫁が『デトロイト・メタル・シティ』の、松山ケンイチ(まつやま・けんいち)が―」という書き出しがあって思いっきり吹いたことがありましたが、
そんなマツケンくんには2度ほど取材で会ったことがあります。
声は小さめなシャイガイ、でも少し慣れてくると「遠慮しがちな」東北訛りが出てきます。
いいヤツだなって思いました。
キャラクターに憑依するスタイルなので、決まったイメージがありません。
監督は起用しがいがあるでしょう、それでも内省的なキャラクターが多くなるのは、現代っ子っぽい顔つきゆえでしょうか。
ときどき、その鬱屈した思い? を爆発させたくなるのか、弾けたキャラクターを演じることもあります。
それが『デスノート』シリーズ(2006~)、『デトロイト・メタル・シティ』(2008)、そして現在公開中の『珍遊記 ―太郎とゆかいな仲間たち―』なのかもしれません。
※そんなマツケンくんの、現時点における最高傑作はこれでしょうか
<経歴>
妻は女優の小雪。
自ら芸能界を目指したわけではなく、親の薦めでモデルのオーディションを受け、グランプリに輝く。
「なにかが変わるかもしれない」という思いから上京してきたようで、このあたりに親近感を覚える・・・いっぽうで、そうした東京幻想は昭和の世代で終わった―という認識が自分のなかにあったものだから、ちょっと驚きました。
2001年、モデルデビュー。
2002年、テレビドラマ『ごくせん』(日本テレビ)で俳優デビュー。
映画俳優デビュー作は、2003年の黒沢清監督作品『アカルイミライ』。
翌年の2004年、『ウイニング・パス』で映画初主演を飾る。
自分が「お、このアンチャン面白いな」と思ったのは、2005年の『リンダ リンダ リンダ』です。
ペ・ドゥナに韓国語で告白し、日本語で断られる笑 可哀相な男子高校生の役でした。
『NANA』(2005)、『不良少年(ヤンキー)の夢』(2005)、『男たちの大和/YAMATO』(2005)、
『デスノート』(2006)、その続編ふたつ『デスノート the Last name』(2006)と『L change the World』(2008)、
『親指さがし』(2006)、『蒼き狼 ~地果て海尽きるまで~』(2007)、『神童』(2007)、『ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ』(2007)、『サウスバウンド』(2007)、『椿三十郎』(2007)。
原作を上手に調理した・・・割には話題にならなかった『人のセックスを笑うな』(2008)、
弾けた演技が楽しい『デトロイト・メタル・シティ』、リンク動画の『ウルトラミラクルラブストーリー』(2009)、『カムイ外伝』(2009)、『カイジ 人生逆転ゲーム』(2009)。
テレビドラマにも出演をつづけますが、基本「冒険が出来る」映画への興味のほうが勝るようで、15年の芸歴にしては長めのフィルモグラフィが出来上がります。
『誰かが私にキスをした』(2010)、難儀な映画化に挑んだことを評価したい『ノルウェイの森』(2010)、
『GANTZ / GANTZ PERFECT ANSWER』(2011)、妻ブッキーが霞むほど力演していた『マイ・バック・ページ』(2011)、『うさぎドロップ』(2011)、
『僕達急行 A列車で行こう』(2012)、『清須会議』(2013)、『家路』(2014)、『春を背負って』(2014)、『天の茶助』(2015)、『日本のいちばん長い日』(2015)、天才モリタへのオマージュたっぷり『の・ようなもの のようなもの』(2016)、そして最新作が『珍遊記 ―太郎とゆかいな仲間たち―』。
公開控えの作品に、本年秋公開の『怒り』と『聖の青春』。
いつの間にか3児の父親になっていて驚きましたが、
夫人と子どものために、まだまだ突っ走ってくれることでしょう。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『にっぽん男優列伝(317)的場浩司』
青森出身。
公式プロフィール
ラジオの投稿で「嫁が『デトロイト・メタル・シティ』の、松山ケンイチ(まつやま・けんいち)が―」という書き出しがあって思いっきり吹いたことがありましたが、
そんなマツケンくんには2度ほど取材で会ったことがあります。
声は小さめなシャイガイ、でも少し慣れてくると「遠慮しがちな」東北訛りが出てきます。
いいヤツだなって思いました。
キャラクターに憑依するスタイルなので、決まったイメージがありません。
監督は起用しがいがあるでしょう、それでも内省的なキャラクターが多くなるのは、現代っ子っぽい顔つきゆえでしょうか。
ときどき、その鬱屈した思い? を爆発させたくなるのか、弾けたキャラクターを演じることもあります。
それが『デスノート』シリーズ(2006~)、『デトロイト・メタル・シティ』(2008)、そして現在公開中の『珍遊記 ―太郎とゆかいな仲間たち―』なのかもしれません。
※そんなマツケンくんの、現時点における最高傑作はこれでしょうか
<経歴>
妻は女優の小雪。
自ら芸能界を目指したわけではなく、親の薦めでモデルのオーディションを受け、グランプリに輝く。
「なにかが変わるかもしれない」という思いから上京してきたようで、このあたりに親近感を覚える・・・いっぽうで、そうした東京幻想は昭和の世代で終わった―という認識が自分のなかにあったものだから、ちょっと驚きました。
2001年、モデルデビュー。
2002年、テレビドラマ『ごくせん』(日本テレビ)で俳優デビュー。
映画俳優デビュー作は、2003年の黒沢清監督作品『アカルイミライ』。
翌年の2004年、『ウイニング・パス』で映画初主演を飾る。
自分が「お、このアンチャン面白いな」と思ったのは、2005年の『リンダ リンダ リンダ』です。
ペ・ドゥナに韓国語で告白し、日本語で断られる笑 可哀相な男子高校生の役でした。
『NANA』(2005)、『不良少年(ヤンキー)の夢』(2005)、『男たちの大和/YAMATO』(2005)、
『デスノート』(2006)、その続編ふたつ『デスノート the Last name』(2006)と『L change the World』(2008)、
『親指さがし』(2006)、『蒼き狼 ~地果て海尽きるまで~』(2007)、『神童』(2007)、『ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ』(2007)、『サウスバウンド』(2007)、『椿三十郎』(2007)。
原作を上手に調理した・・・割には話題にならなかった『人のセックスを笑うな』(2008)、
弾けた演技が楽しい『デトロイト・メタル・シティ』、リンク動画の『ウルトラミラクルラブストーリー』(2009)、『カムイ外伝』(2009)、『カイジ 人生逆転ゲーム』(2009)。
テレビドラマにも出演をつづけますが、基本「冒険が出来る」映画への興味のほうが勝るようで、15年の芸歴にしては長めのフィルモグラフィが出来上がります。
『誰かが私にキスをした』(2010)、難儀な映画化に挑んだことを評価したい『ノルウェイの森』(2010)、
『GANTZ / GANTZ PERFECT ANSWER』(2011)、妻ブッキーが霞むほど力演していた『マイ・バック・ページ』(2011)、『うさぎドロップ』(2011)、
『僕達急行 A列車で行こう』(2012)、『清須会議』(2013)、『家路』(2014)、『春を背負って』(2014)、『天の茶助』(2015)、『日本のいちばん長い日』(2015)、天才モリタへのオマージュたっぷり『の・ようなもの のようなもの』(2016)、そして最新作が『珍遊記 ―太郎とゆかいな仲間たち―』。
公開控えの作品に、本年秋公開の『怒り』と『聖の青春』。
いつの間にか3児の父親になっていて驚きましたが、
夫人と子どものために、まだまだ突っ走ってくれることでしょう。
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明日のコラムは・・・
『にっぽん男優列伝(317)的場浩司』