今月より不定期で、キャリアの長い「映画」俳優さんのフィルモグラフィから、それぞれの10傑を選出する企画を展開。
新人映画小僧へのガイドブックだと思ってもらえればいい。
「これ観ておけば、まちがいない」
あるいは、
「これ観ないで、ファンを名乗るな」
・・・という、エラソーな視点で選んだ10傑です。
その第1弾は、「あ行」の海外俳優さんを代表して「アル・パチーノ」でいってみよう。
現在75歳の名優は、どちらかというと同性に支持を受けるタイプ。
容姿や言動ではなく、おそらく作品選びによるところが大きいのでしょう。
親友Bくんもいちばん好きな俳優だといっているし、自分も4番目くらいに好きなひと。
1~3番?
でにろう、ハックマン爺、ゲイリー・クーパーかな。
そんな、男が惚れる男―しかし個人的には「ひとつだけ」不満があって、それはスコセッシと「きちんと」からんだことがない、、、ということ。
「でにろう」とかデ・パルマとか、関連人物とはからんでいるにも関わらず! である。
相性は悪くないと思うのだけれどな!!
以下が、個人的な10傑です。
(1)『狼たちの午後』(75)
たいした計画も練らずに銀行強盗を決行、様々なトラブルから窮地に追い込まれる主人公を熱演。
(2)『スケアクロウ』(73)
アメリカン・ニューシネマ、裏? ベストワン。
パチーノって、切ないキャラクターがよく似合う。
(3)『フェイク』(97…トップ画像)
潜入捜査官モノに、ハズレなし。
信ずるものの正体を知ったときの、絶望といったらないだろう。
しかし彼は、「お前だから許せる」といってのけるのだ。
(4)『カリートの道』(93)
最後が、切なくて切なくて。
※監督デ・パルマの憎めない欠点として、「流麗なカメラワークさえ展開出来れば、不自然な場面があっても構わない」というのがある笑
こちら、カメラマンの胴体にカメラを固定させて動く「ステディカム」の撮影
(5)『ゴッドファーザー PART II』(74)
マイケルの孤独。
(6)『セルピコ』(73)
80年代以降の刑事映画に、多大なる影響を与えている。
(7)『スカーフェイス』(83)
20代のころは、カリート・ブリガンテよりトニー・モンタナに憧れたものである。
(8)『ヒート』(95)
デ・ニーロとの共演、それだけで観る価値がある。
(9)『ゴッドファーザー』(72)
このころはまだ、坊ちゃん坊ちゃんしてました。
髪型のイメージもあるかもしれないが。
(10)『シー・オブ・ラブ』(89)
サスペンスとしては「それほど・・・」なのだが、歩く性感帯エレン・バーキンの魅力も加味して。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『シネマしりとり「薀蓄篇」(157)』
新人映画小僧へのガイドブックだと思ってもらえればいい。
「これ観ておけば、まちがいない」
あるいは、
「これ観ないで、ファンを名乗るな」
・・・という、エラソーな視点で選んだ10傑です。
その第1弾は、「あ行」の海外俳優さんを代表して「アル・パチーノ」でいってみよう。
現在75歳の名優は、どちらかというと同性に支持を受けるタイプ。
容姿や言動ではなく、おそらく作品選びによるところが大きいのでしょう。
親友Bくんもいちばん好きな俳優だといっているし、自分も4番目くらいに好きなひと。
1~3番?
でにろう、ハックマン爺、ゲイリー・クーパーかな。
そんな、男が惚れる男―しかし個人的には「ひとつだけ」不満があって、それはスコセッシと「きちんと」からんだことがない、、、ということ。
「でにろう」とかデ・パルマとか、関連人物とはからんでいるにも関わらず! である。
相性は悪くないと思うのだけれどな!!
以下が、個人的な10傑です。
(1)『狼たちの午後』(75)
たいした計画も練らずに銀行強盗を決行、様々なトラブルから窮地に追い込まれる主人公を熱演。
(2)『スケアクロウ』(73)
アメリカン・ニューシネマ、裏? ベストワン。
パチーノって、切ないキャラクターがよく似合う。
(3)『フェイク』(97…トップ画像)
潜入捜査官モノに、ハズレなし。
信ずるものの正体を知ったときの、絶望といったらないだろう。
しかし彼は、「お前だから許せる」といってのけるのだ。
(4)『カリートの道』(93)
最後が、切なくて切なくて。
※監督デ・パルマの憎めない欠点として、「流麗なカメラワークさえ展開出来れば、不自然な場面があっても構わない」というのがある笑
こちら、カメラマンの胴体にカメラを固定させて動く「ステディカム」の撮影
(5)『ゴッドファーザー PART II』(74)
マイケルの孤独。
(6)『セルピコ』(73)
80年代以降の刑事映画に、多大なる影響を与えている。
(7)『スカーフェイス』(83)
20代のころは、カリート・ブリガンテよりトニー・モンタナに憧れたものである。
(8)『ヒート』(95)
デ・ニーロとの共演、それだけで観る価値がある。
(9)『ゴッドファーザー』(72)
このころはまだ、坊ちゃん坊ちゃんしてました。
髪型のイメージもあるかもしれないが。
(10)『シー・オブ・ラブ』(89)
サスペンスとしては「それほど・・・」なのだが、歩く性感帯エレン・バーキンの魅力も加味して。
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明日のコラムは・・・
『シネマしりとり「薀蓄篇」(157)』