Cape Fear、in JAPAN

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俳優別10傑 海外「あ行」篇

2016-03-05 00:10:00 | コラム
今月より不定期で、キャリアの長い「映画」俳優さんのフィルモグラフィから、それぞれの10傑を選出する企画を展開。

新人映画小僧へのガイドブックだと思ってもらえればいい。

「これ観ておけば、まちがいない」

あるいは、

「これ観ないで、ファンを名乗るな」

・・・という、エラソーな視点で選んだ10傑です。


その第1弾は、「あ行」の海外俳優さんを代表して「アル・パチーノ」でいってみよう。

現在75歳の名優は、どちらかというと同性に支持を受けるタイプ。
容姿や言動ではなく、おそらく作品選びによるところが大きいのでしょう。

親友Bくんもいちばん好きな俳優だといっているし、自分も4番目くらいに好きなひと。

1~3番?
でにろう、ハックマン爺、ゲイリー・クーパーかな。


そんな、男が惚れる男―しかし個人的には「ひとつだけ」不満があって、それはスコセッシと「きちんと」からんだことがない、、、ということ。

「でにろう」とかデ・パルマとか、関連人物とはからんでいるにも関わらず! である。

相性は悪くないと思うのだけれどな!!


以下が、個人的な10傑です。


(1)『狼たちの午後』(75)

たいした計画も練らずに銀行強盗を決行、様々なトラブルから窮地に追い込まれる主人公を熱演。

(2)『スケアクロウ』(73)



アメリカン・ニューシネマ、裏? ベストワン。

パチーノって、切ないキャラクターがよく似合う。

(3)『フェイク』(97…トップ画像)

潜入捜査官モノに、ハズレなし。

信ずるものの正体を知ったときの、絶望といったらないだろう。

しかし彼は、「お前だから許せる」といってのけるのだ。

(4)『カリートの道』(93)

最後が、切なくて切なくて。


※監督デ・パルマの憎めない欠点として、「流麗なカメラワークさえ展開出来れば、不自然な場面があっても構わない」というのがある笑

こちら、カメラマンの胴体にカメラを固定させて動く「ステディカム」の撮影





(5)『ゴッドファーザー PART II』(74)

マイケルの孤独。

(6)『セルピコ』(73)

80年代以降の刑事映画に、多大なる影響を与えている。

(7)『スカーフェイス』(83)



20代のころは、カリート・ブリガンテよりトニー・モンタナに憧れたものである。

(8)『ヒート』(95)

デ・ニーロとの共演、それだけで観る価値がある。

(9)『ゴッドファーザー』(72)

このころはまだ、坊ちゃん坊ちゃんしてました。
髪型のイメージもあるかもしれないが。

(10)『シー・オブ・ラブ』(89)

サスペンスとしては「それほど・・・」なのだが、歩く性感帯エレン・バーキンの魅力も加味して。

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(157)』
コメント (1)
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