Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

ハグより乾杯

2016-03-29 02:06:29 | コラム
(hug)ハグ…「愛情を持って」抱きしめること

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芸人の有吉ちゃんが「ふだんは照れくさい」ハグに挑戦していく―というGoogleのCMがある。





自分の人生を思い返してみても、たしかにそうだ。

恋人同士や風俗嬢となら何遍もやるが、友人や家族とハグしたことは・・・たぶん、ない。

やっぱり照れくさいんだと思う。

コイツはいいヤツだ、コイツを好きだ―と思っていても、ハグはしない。
というか、出来ない。

拒否されたら、けっこう落ち込みそう・・・などと、余計なことも考えてしまうし。

その代わり、、、って、そんなこと誰とだって出来るかもしれないが、自分は好きな相手と何度も何度も何度も乾杯をする。

繰り返すことによって、愛情表現をしているつもりなんだろう。

相手には、うぜぇ!! と思われているかもしれないが。


映画のなかにおけるハグといえば、やっぱりマフィアの世界を想起する。

ドン・コルレオーネもジミー・コンウェー(トップ画像)も、しょっちゅう仲間とハグをしていた。

翻って日本のヤクザは、ハグはしないが盃を―って、そうか自分の乾杯「癖」は、ヤクザ映画にあった・・・のかもしれない。


ただ、ハグではないが、格闘技をやっていたものの「あるある」として、同じ経験者の身体の一部(とくに拳か腕)を触りたがる傾向は持っている。

不思議なもので、相手の拳あたりに触れただけで、そのひとの実力というものが「なんとなく」分かってしまうのである。

だから、触れてみて「あ、コイツ強いな」と思えば気をつけるし笑、「口だけでたいしたことなさそうだな」と思えば「こころのなかで」笑ってやる。
(山本"KID"徳郁は、それをたしかめるためにゴング前のグローブタッチで、相手の腕や腰あたりを触っていた。それを頑なに拒否する対戦相手も居たと記憶する)


いずれにせよ。
外国人のようにスマートにハグ出来たらいいなぁ、、、と思う反面、乾杯で充分だよと思う自分もあって。


そりゃ女子とはね、たとえ恋仲でなくともハグしたい、しまくりたい、死ぬまでそうしていたい・・・とは思っているわけだが。。。


~映画のハグ、3傑~

(1)『カッコーの巣の上で』(75)

マクマーフィーをハグするチーフ

(2)『ダイハード』(88)

やっと会えたね! 的なマクレーンと巡査のハグ

(3)『カノン』(98)

ダメオヤジと、すべてを受け入れた娘のハグ



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明日のコラムは・・・

『ジャンプするおんな』
コメント (3)
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