マッチメイク…格闘技の世界で生まれたことばであり、「対戦カードを決定すること」の意味。
長嶋さんの「メイクミラクル」とは、意味はぜんぜんちがう。
解説@まっき~
…………………………………………
すでにネットなどで報道されているとおり、逮捕された元野球選手・清原(容疑者、とは記したくない気持ちがあるよね)と、元横綱・朝青龍が大晦日に格闘技の世界で戦う―というマッチメイクが極秘におこなわれていた、、、というのは、事実である。
どのへんまで話が進んでいたのかは不明だが、清原のほうは(ファイトマネーがほしいから)快諾、朝青龍のほうが「本気の殴り合いはイヤだ」と難色を示していたのはたしかなようである。
これが実現していたら、実際の視聴率の倍くらいは記録したのではなかろうか。
逮捕後、フジの関係者は「起用しなくてよかった」とホッとしたというが、
別の視点で捉えれば、これが実現すれば(クスリをやっていた過去は変えられないけれど)再び「よい意味で」脚光を浴び、新しい仲間も出来て、黒い人脈を断つことが出来たんじゃないか・・・などと考えてしまう。
いずれにしろ。
その数ヶ月前に捕まった高部あいのように若くない清原の、裁判後の「苦難の日々」を想像してしまい、同情を禁じ得なかったりもする。
さて。
マッチメイクの話。
亀田三兄弟が、いまになってJBC(日本ボクシングコミッション)を提訴した。
資格停止処分が「結論ありきの恣意的な調査によって事実に反する認定」だった、というのだ。
そこらへんはよく分からないが、持ち上げるだけ持ち上げて「あとは知らんぷり」を決め込むTBSを批判したってよかったんじゃないのか?
亀田戦を放送していたころ、多くの格闘技ファンはこう思っていた。
「次男は問題外だが、長男がそこそこ強いのは分かった。だからあとは、どのくらい強いのか、弱い相手を探してくるのではなくって、ちゃんとした強い相手を当ててくれ」と。
そうこれは、マッチメイクの問題である。
名の知れぬ「無敗の挑戦者」を「山奥」「僻地」から探し出してきて、テレビ局も一緒になって煽りに煽って戦わせ、実況が絶叫し、鬼塚あたりに「巧いですねぇ」とコメントさせたところで、見巧者は結果を見ずして分かっていたんだ、
これじゃあ、ほんとうの実力は分からないって。
その点、北米のUFCは実力至上主義が「過ぎる」きらいにあり、ファイターや解説者から「あまりにも非情だ」と批判が出るくらいなのだった。
UFCのマッチメイクを仕切るのは、ジャイアンのようなダナ・ホワイトという男。
このひと自身がオクタゴン(八角形マット)のなかで戦っても違和感のないガタイを誇り、高額なファイトマネーを提示するものだから、契約中のファイターはなかなか文句をいうことが出来ない。
(批判的に書いているが、代表とは、そういう非情さも持たなければいけないのだろうなと思っている)
連勝中のファイターでも、つまらない試合がつづけば契約を解除する。
もしくは、何連勝しても、なかなかタイトルマッチを組ませてもらえない。
逆に連敗がつづいていても、面白い試合を展開させることが出来れば切られることはない。
なかには「スパッツの柄が下品」というだけで、契約を切られそうになったファイターも居る。
ダナが素晴らしいのは、旬だと思われる時期を外さないこと。
「ここで、これを組まなければ」というマッチメイクを必ず実現させる。
分かるでしょう、いっている意味が。
パッキャオとメイウェザーが戦う時期は、あきらかに遅過ぎた。
桜庭と田村の再戦も、いかにも遅過ぎた。
そういうことがないよう常に目を光らせているダナは、だからアンチの声は「あまり」挙がらない。
『ドラえもん』のほうのジャイアンも、映画版では「すごく、いいヤツ」になるでしょう、そんな感じだ。(そうか?)
今度の日曜日、『UFC196』がベガスで開催される。
階級を超えたタイトルマッチと、新女王の初防衛戦(トップ画像)が展開されるビッグイベントである。
仕事の役得といっていいでしょう、これを生観戦するため、土曜の昼にベガスに向かうことが決定!!
5日くらい自慰抜きしてもいいくらいうれしいが、いやいやこれは、仕事なんだって仕事。
そこらへん忘れずに、楽しんで? こようと思いますです。
※権利関係にうるさいはずのUFCが、前回のホルム戦をノーカットで動画公開。
日曜までの限定かな、観ていないひとどうぞ!!
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『インドア派のはずなのに、密室劇の息苦しさは耐えられない』
長嶋さんの「メイクミラクル」とは、意味はぜんぜんちがう。
解説@まっき~
…………………………………………
すでにネットなどで報道されているとおり、逮捕された元野球選手・清原(容疑者、とは記したくない気持ちがあるよね)と、元横綱・朝青龍が大晦日に格闘技の世界で戦う―というマッチメイクが極秘におこなわれていた、、、というのは、事実である。
どのへんまで話が進んでいたのかは不明だが、清原のほうは(ファイトマネーがほしいから)快諾、朝青龍のほうが「本気の殴り合いはイヤだ」と難色を示していたのはたしかなようである。
これが実現していたら、実際の視聴率の倍くらいは記録したのではなかろうか。
逮捕後、フジの関係者は「起用しなくてよかった」とホッとしたというが、
別の視点で捉えれば、これが実現すれば(クスリをやっていた過去は変えられないけれど)再び「よい意味で」脚光を浴び、新しい仲間も出来て、黒い人脈を断つことが出来たんじゃないか・・・などと考えてしまう。
いずれにしろ。
その数ヶ月前に捕まった高部あいのように若くない清原の、裁判後の「苦難の日々」を想像してしまい、同情を禁じ得なかったりもする。
さて。
マッチメイクの話。
亀田三兄弟が、いまになってJBC(日本ボクシングコミッション)を提訴した。
資格停止処分が「結論ありきの恣意的な調査によって事実に反する認定」だった、というのだ。
そこらへんはよく分からないが、持ち上げるだけ持ち上げて「あとは知らんぷり」を決め込むTBSを批判したってよかったんじゃないのか?
亀田戦を放送していたころ、多くの格闘技ファンはこう思っていた。
「次男は問題外だが、長男がそこそこ強いのは分かった。だからあとは、どのくらい強いのか、弱い相手を探してくるのではなくって、ちゃんとした強い相手を当ててくれ」と。
そうこれは、マッチメイクの問題である。
名の知れぬ「無敗の挑戦者」を「山奥」「僻地」から探し出してきて、テレビ局も一緒になって煽りに煽って戦わせ、実況が絶叫し、鬼塚あたりに「巧いですねぇ」とコメントさせたところで、見巧者は結果を見ずして分かっていたんだ、
これじゃあ、ほんとうの実力は分からないって。
その点、北米のUFCは実力至上主義が「過ぎる」きらいにあり、ファイターや解説者から「あまりにも非情だ」と批判が出るくらいなのだった。
UFCのマッチメイクを仕切るのは、ジャイアンのようなダナ・ホワイトという男。
このひと自身がオクタゴン(八角形マット)のなかで戦っても違和感のないガタイを誇り、高額なファイトマネーを提示するものだから、契約中のファイターはなかなか文句をいうことが出来ない。
(批判的に書いているが、代表とは、そういう非情さも持たなければいけないのだろうなと思っている)
連勝中のファイターでも、つまらない試合がつづけば契約を解除する。
もしくは、何連勝しても、なかなかタイトルマッチを組ませてもらえない。
逆に連敗がつづいていても、面白い試合を展開させることが出来れば切られることはない。
なかには「スパッツの柄が下品」というだけで、契約を切られそうになったファイターも居る。
ダナが素晴らしいのは、旬だと思われる時期を外さないこと。
「ここで、これを組まなければ」というマッチメイクを必ず実現させる。
分かるでしょう、いっている意味が。
パッキャオとメイウェザーが戦う時期は、あきらかに遅過ぎた。
桜庭と田村の再戦も、いかにも遅過ぎた。
そういうことがないよう常に目を光らせているダナは、だからアンチの声は「あまり」挙がらない。
『ドラえもん』のほうのジャイアンも、映画版では「すごく、いいヤツ」になるでしょう、そんな感じだ。(そうか?)
今度の日曜日、『UFC196』がベガスで開催される。
階級を超えたタイトルマッチと、新女王の初防衛戦(トップ画像)が展開されるビッグイベントである。
仕事の役得といっていいでしょう、これを生観戦するため、土曜の昼にベガスに向かうことが決定!!
5日くらい自慰抜きしてもいいくらいうれしいが、いやいやこれは、仕事なんだって仕事。
そこらへん忘れずに、楽しんで? こようと思いますです。
※権利関係にうるさいはずのUFCが、前回のホルム戦をノーカットで動画公開。
日曜までの限定かな、観ていないひとどうぞ!!
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『インドア派のはずなのに、密室劇の息苦しさは耐えられない』