43年2月23日生まれ、73歳。
金沢出身。
公式プロフィール
舞踏の世界に明るくありません。
というか、ぜんぜん知りません。
知っている舞踏家といったら、土方巽と田中泯と唐十郎とピナ・バウシュ、そして本日の主役、麿赤兒(まろ・あかじ)さんくらいでしょうか。
知っているといっても、彼ら彼女らのパフォーマンスを生で触れたことはありません。
だから評することも出来ませんが、とくに麿さんは映画との関わりが深いかたですので、人物紹介くらいであれば、語ることを許されるかな、、、と。
といっても。
映画のなかの麿さんは、白塗りであることが多く、台詞があってもヒトコトフタコトだったりします。
それが、映画俳優としての舞踏家の仕事―といったら語弊がありますし、ともかく・・・
※日本で最も、「師匠」役が似合うひと、、、という解説であれば、皆さん納得してくれますかね
<経歴>
暗黒舞踏集団「大駱駝艦」主宰。
長男は映画監督の大森立嗣、そして次男は俳優の大森南朋。
兄弟ともに独特のフィルモグラフィを築いているのは、まちがいなく父親の影響を受けてのことでしょう。
早稲田大学(文学部哲学科)を中退後、舞踏家の土方巽に師事する。
64年に唐十郎に出会い、彼が主宰する「状況劇場」に参加。
「状況劇場」を象徴する代表的な俳優として活躍しましたが、のちに退団、72年に自らの舞踏集団を率いる。
この真ん中あたりから、映画界にも参戦を始めます。
映画俳優としてのデビュー作は、67年の『荒野のダッチワイフ』。
主役を演じた『闇の中の魑魅魍魎』(71)は例外ですが、基本的には「ゲスト出演枠」が多く、探しかたとしては、そうですなぁ・・・いちばん「おかしな」キャラクターを演じているのが麿さん、、、そういう認識で間違いないと思います笑
以下、出演作をドドドッと。
『毛の生えた拳銃』(68)、『新宿泥棒日記』(69)、
これで麿さんを意識したひとが多いであろう『ツィゴイネルワイゼン』(80)、
『陽炎座』(81)、『野獣刑事』(82)、『蜜月』(84)、『親鸞 白い道』(87)、『どついたるねん』(89)。
『われに撃つ用意あり』(90)、『夢二』(91)、『王手』(91)、『月はどっちに出ている』(93)、『獅子王たちの最后』(93)、『青空に一番近い場所』(94)、『怖がる人々』(94)、『我が人生最悪の時』(94)、
ツキノワを演じた『ヤマトタケル』(94)、『遥かな時代の階段を』(95)、『午後の遺言状』(95)、『弾丸ランナー』(96)、『瀬戸内ムーンライト・セレナーデ』(97)、『傷だらけの天使』(97)、『ポルノスター』(98)、
変態おじさんを嬉々として演じる『菊次郎の夏』(99)、『双生児』(99)、『生きたい』(99)。
悪魔役も貫禄な『MONDAY』(2000)、『うつしみ』(2000)、『ナイン・ソウルズ』(2003)、
ヤクザの親分を好演する『キル・ビル Vol.1』(2003)、
『魔界転生』(2003)、『スパイ・ゾルゲ』(2003)、『蝉しぐれ』(2005)、『パッチギ! LOVE&PEACE』(2007)、『魂萌え!』(2007)、
どうして創った? と思ったが、塾長・江田島平八を演じた麿さんだけは悪くなかった『魁!!男塾』(2008)。
『人間失格』(2010)、
息子が監督した映画『まほろ駅前多田便利軒』(2011)と、その続編『まほろ駅前狂騒曲』(2014)、
『一枚のハガキ』(2011)、『極道めし』(2011)、『日輪の遺産』(2011)、『幸運の壺 Good Fortune』(2012)、『駆込み女と駆出し男』(2015)、
そして最新作が、藤田尚徳を熱演する『日本のいちばん長い日』(2015)。
元気なおじさんなので、たぶん10年後も、白塗りで踊り狂っていることでしょう。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『にっぽん男優列伝(319)三浦友和』
金沢出身。
公式プロフィール
舞踏の世界に明るくありません。
というか、ぜんぜん知りません。
知っている舞踏家といったら、土方巽と田中泯と唐十郎とピナ・バウシュ、そして本日の主役、麿赤兒(まろ・あかじ)さんくらいでしょうか。
知っているといっても、彼ら彼女らのパフォーマンスを生で触れたことはありません。
だから評することも出来ませんが、とくに麿さんは映画との関わりが深いかたですので、人物紹介くらいであれば、語ることを許されるかな、、、と。
といっても。
映画のなかの麿さんは、白塗りであることが多く、台詞があってもヒトコトフタコトだったりします。
それが、映画俳優としての舞踏家の仕事―といったら語弊がありますし、ともかく・・・
※日本で最も、「師匠」役が似合うひと、、、という解説であれば、皆さん納得してくれますかね
<経歴>
暗黒舞踏集団「大駱駝艦」主宰。
長男は映画監督の大森立嗣、そして次男は俳優の大森南朋。
兄弟ともに独特のフィルモグラフィを築いているのは、まちがいなく父親の影響を受けてのことでしょう。
早稲田大学(文学部哲学科)を中退後、舞踏家の土方巽に師事する。
64年に唐十郎に出会い、彼が主宰する「状況劇場」に参加。
「状況劇場」を象徴する代表的な俳優として活躍しましたが、のちに退団、72年に自らの舞踏集団を率いる。
この真ん中あたりから、映画界にも参戦を始めます。
映画俳優としてのデビュー作は、67年の『荒野のダッチワイフ』。
主役を演じた『闇の中の魑魅魍魎』(71)は例外ですが、基本的には「ゲスト出演枠」が多く、探しかたとしては、そうですなぁ・・・いちばん「おかしな」キャラクターを演じているのが麿さん、、、そういう認識で間違いないと思います笑
以下、出演作をドドドッと。
『毛の生えた拳銃』(68)、『新宿泥棒日記』(69)、
これで麿さんを意識したひとが多いであろう『ツィゴイネルワイゼン』(80)、
『陽炎座』(81)、『野獣刑事』(82)、『蜜月』(84)、『親鸞 白い道』(87)、『どついたるねん』(89)。
『われに撃つ用意あり』(90)、『夢二』(91)、『王手』(91)、『月はどっちに出ている』(93)、『獅子王たちの最后』(93)、『青空に一番近い場所』(94)、『怖がる人々』(94)、『我が人生最悪の時』(94)、
ツキノワを演じた『ヤマトタケル』(94)、『遥かな時代の階段を』(95)、『午後の遺言状』(95)、『弾丸ランナー』(96)、『瀬戸内ムーンライト・セレナーデ』(97)、『傷だらけの天使』(97)、『ポルノスター』(98)、
変態おじさんを嬉々として演じる『菊次郎の夏』(99)、『双生児』(99)、『生きたい』(99)。
悪魔役も貫禄な『MONDAY』(2000)、『うつしみ』(2000)、『ナイン・ソウルズ』(2003)、
ヤクザの親分を好演する『キル・ビル Vol.1』(2003)、
『魔界転生』(2003)、『スパイ・ゾルゲ』(2003)、『蝉しぐれ』(2005)、『パッチギ! LOVE&PEACE』(2007)、『魂萌え!』(2007)、
どうして創った? と思ったが、塾長・江田島平八を演じた麿さんだけは悪くなかった『魁!!男塾』(2008)。
『人間失格』(2010)、
息子が監督した映画『まほろ駅前多田便利軒』(2011)と、その続編『まほろ駅前狂騒曲』(2014)、
『一枚のハガキ』(2011)、『極道めし』(2011)、『日輪の遺産』(2011)、『幸運の壺 Good Fortune』(2012)、『駆込み女と駆出し男』(2015)、
そして最新作が、藤田尚徳を熱演する『日本のいちばん長い日』(2015)。
元気なおじさんなので、たぶん10年後も、白塗りで踊り狂っていることでしょう。
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明日のコラムは・・・
『にっぽん男優列伝(319)三浦友和』