Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

にっぽん女優列伝(49)内山理名

2018-03-14 00:10:00 | コラム
81年11月7日生まれ・36歳。
神奈川出身。

公式サイト


「幸せな役をあまり演じたことがない」

あぁなるほどな、、、と思います。

自分がプロデューサーだったとしても、内山理名(うちやま・りな)さんには、気の毒に過ぎて「逆に笑ってしまう」くらい不幸なキャラクターを用意するかも。

そう思わせる「ちょうどいい暗さ」が、このひとにはあるのですよね。


映画のキャリアにおいても、最初に可能性を感じさせてくれたのは『深紅』(2005)でした。




「薄幸のおんな」といえば木村多江かもしれませんが、理名さんも作品に恵まれさえすれば、クィーンの座を狙えると思うのですがね。

<経歴>

女優業のほか、ヨガの講師としても活動中。




高校在学中にスカウトされ、芸能界デビュー。

映画俳優デビュー作は、2000年の『GO-CON!』。
『サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS』(2001)を経て2003年の『卒業』で初主演、
『α ―Jam Fiims S―』(2004)、
前述した『深紅』で化けるかと思いきや、それほど評判にならず。

以降も出演作は途切れることがないものの、大きな注目を集める作品にはなかなか巡り合えません。

『怪談新耳袋 ノブヒロさん』(2006)、『悲しいボーイフレンド』(2009)、『遠くの空』(2010)、『心中天使』(2011)、『恐竜を掘ろう』(2013)という感じ。

ただ2015年のスマッシュヒット作『駆込み女と駆出し男』で風向きが変わり、
小規模ながら味わい深かった『ゆらり』(2017)、
さらに同年、NHKドラマ『マチ工場のオンナ』で久し振りに主演を張るなど、ここへきて上り調子に。

36歳。
きっと、よい歳の取りかたをしているのでしょう。

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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(50)榮倉奈々』
コメント (2)
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