42年10月15日生まれ・75歳。
東京出身。
公式プロフィール
父親の部屋に忍び込み、週刊誌のグラビアや「大人なカレンダー」で、その存在を知った―というひとを、はっきり3人覚えています。
美保純、
藤真利子、
そして、江波杏子(えなみ・きょうこ)さん。
親近感を抱いたのは美保さん、
助平だなぁ、こんなひとに童貞を捧げたいなぁ・・・と思ったのは藤さん、
最も近寄り難い雰囲気を感じたのが、杏子さんでした。
イナカッペのクソガキなんか、相手にしてくれないのだろうな・・・そんな印象があったのです。
(尤も美保純だって藤真利子だって、自分なんか相手にしないよ!!)
それからしばらくして、深夜に放送された映画劇場で『女の賭場』(66)に触れ、その思いを「さらに」強くした少年時代でした笑
<経歴>
母親は戦前に活躍した女優、江波和子。
しかし杏子さんがまだ幼いころに死去、女優をやっていた母親の記憶はなく、それを埋めるかのように女優を志した―たしか、そう話していたと記憶しています。
59年、大映に入社。
映画俳優デビュー作は、60年の『明日から大人だ』。
しばらくは助演がつづき・・・
【60年】
『おとうと』『俺の涙は甘くない』『弾痕街の友情』
【61年】
『女は二度生まれる』『うるさい妹たち』『恋にいのちを』『誰よりも誰よりも君を愛す』『北上夜曲 北上川の初恋』
【62年】
『女は夜霧に濡れている』『鯨神』『化身』『その夜は忘れない』『閉店時間』
【63年】
『悪名一番』『嘘』『黒の商標』『わたしを深く埋めて』
【64年】
『「女の小箱」より 夫が見た』『悶え』『宿無し犬』『酔いどれ博士』『殺られる前に殺れ』
【65年】
『学生仁義』『黒い誘惑』『ザ・ガードマン 東京用心棒』『花実のない森』『不倫』『密告者』
・・・そして66年、
怪我のため降板した若尾文子の代役を務めた『女の賭場』がスマッシュヒットを記録、固定客もついたことから計17本が制作される人気シリーズとなる。
【67年】
『海のGメン 太平洋の用心棒』『毒薬の匂う女』『妻二人』『若親分兇状旅』
【69年】
『悪名一番勝負』『女殺し屋 牝犬』
大映が倒産した70年代に入っても、基本的には「賭場」のイメージが強いものの、さまざまな映画に挑戦。
とくに73年の『津軽じょんがら節』の演技は絶賛されました。
『二人だけの朝』(71)、『木枯し紋次郎』(72)、
『再会』(75)、『悲愁物語』(77)、『赤穂城断絶』(78)、『真田幸村の謀略』(79)、『日本の黒幕』(79)。
『遠野物語』(82)、『国士無双』(86)、『花園の迷宮』(88)、『ドグラ・マグラ』(88)、『悲しい色やねん』(88)、『利休』(89)。
『豪姫』(92)、『集団左遷』(94)、『白痴』(99)。
『KT』(2002)、『姐御』(2003)、『吉祥天女』(2007)、
『食堂かたつむり』(2010)、『僕たちのプレイボール』(2010)、『行きずりの街』(2010)、『相棒 ―劇場版II― 警視庁占拠! 特命係の一番長い夜』(2010)、『桜、ふたたびの加奈子』(2013)、『地獄でなぜ悪い』(2013)、そして最新作は2014年の『ぶどうのなみだ』。
さすがにメディア露出は減りましたが、ときどきは登場してもらって、チャラチャラしがちな平成の俳優たちをビビらせてほしいですね笑
次回のにっぽん女優列伝は、大楠道代さんから。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『アオハルは、ダサかった。』
東京出身。
公式プロフィール
父親の部屋に忍び込み、週刊誌のグラビアや「大人なカレンダー」で、その存在を知った―というひとを、はっきり3人覚えています。
美保純、
藤真利子、
そして、江波杏子(えなみ・きょうこ)さん。
親近感を抱いたのは美保さん、
助平だなぁ、こんなひとに童貞を捧げたいなぁ・・・と思ったのは藤さん、
最も近寄り難い雰囲気を感じたのが、杏子さんでした。
イナカッペのクソガキなんか、相手にしてくれないのだろうな・・・そんな印象があったのです。
(尤も美保純だって藤真利子だって、自分なんか相手にしないよ!!)
それからしばらくして、深夜に放送された映画劇場で『女の賭場』(66)に触れ、その思いを「さらに」強くした少年時代でした笑
<経歴>
母親は戦前に活躍した女優、江波和子。
しかし杏子さんがまだ幼いころに死去、女優をやっていた母親の記憶はなく、それを埋めるかのように女優を志した―たしか、そう話していたと記憶しています。
59年、大映に入社。
映画俳優デビュー作は、60年の『明日から大人だ』。
しばらくは助演がつづき・・・
【60年】
『おとうと』『俺の涙は甘くない』『弾痕街の友情』
【61年】
『女は二度生まれる』『うるさい妹たち』『恋にいのちを』『誰よりも誰よりも君を愛す』『北上夜曲 北上川の初恋』
【62年】
『女は夜霧に濡れている』『鯨神』『化身』『その夜は忘れない』『閉店時間』
【63年】
『悪名一番』『嘘』『黒の商標』『わたしを深く埋めて』
【64年】
『「女の小箱」より 夫が見た』『悶え』『宿無し犬』『酔いどれ博士』『殺られる前に殺れ』
【65年】
『学生仁義』『黒い誘惑』『ザ・ガードマン 東京用心棒』『花実のない森』『不倫』『密告者』
・・・そして66年、
怪我のため降板した若尾文子の代役を務めた『女の賭場』がスマッシュヒットを記録、固定客もついたことから計17本が制作される人気シリーズとなる。
【67年】
『海のGメン 太平洋の用心棒』『毒薬の匂う女』『妻二人』『若親分兇状旅』
【69年】
『悪名一番勝負』『女殺し屋 牝犬』
大映が倒産した70年代に入っても、基本的には「賭場」のイメージが強いものの、さまざまな映画に挑戦。
とくに73年の『津軽じょんがら節』の演技は絶賛されました。
『二人だけの朝』(71)、『木枯し紋次郎』(72)、
『再会』(75)、『悲愁物語』(77)、『赤穂城断絶』(78)、『真田幸村の謀略』(79)、『日本の黒幕』(79)。
『遠野物語』(82)、『国士無双』(86)、『花園の迷宮』(88)、『ドグラ・マグラ』(88)、『悲しい色やねん』(88)、『利休』(89)。
『豪姫』(92)、『集団左遷』(94)、『白痴』(99)。
『KT』(2002)、『姐御』(2003)、『吉祥天女』(2007)、
『食堂かたつむり』(2010)、『僕たちのプレイボール』(2010)、『行きずりの街』(2010)、『相棒 ―劇場版II― 警視庁占拠! 特命係の一番長い夜』(2010)、『桜、ふたたびの加奈子』(2013)、『地獄でなぜ悪い』(2013)、そして最新作は2014年の『ぶどうのなみだ』。
さすがにメディア露出は減りましたが、ときどきは登場してもらって、チャラチャラしがちな平成の俳優たちをビビらせてほしいですね笑
次回のにっぽん女優列伝は、大楠道代さんから。
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明日のコラムは・・・
『アオハルは、ダサかった。』