66年12月18日生まれ・51歳。
島根出身。
※引退時のままの、公式プロフィール
いつの間にか引退、
しかも、まるで犯罪者であるかのように責められ、一般人へと回帰してしまった江角マキコ(えすみ・まきこ)さん。
繰り返しになりますが、すでに一般人であるからして、ここで取り上げるべきでない、、、のかもしれませんが、けっこう好きなひとだったので、そういう理由だけで取り上げてみます。
といっても。
テレビタレントとしての江角さんのことは、よく知りません。
『ショムニ』シリーズ(98~2013、フジテレビ)のイメージそのままに、ズバズバいうところがウケていた、しかし後年、それがブーメランとなって自身を苦しめた―とはいいますが、引退しなければならないほど、このひとが悪かったとはどうしても思えないのですね。
(1)「国民年金保険料納付キャンペーン」のイメージキャラクターになった途端、何十年もの未納があったことが発覚。
(2)当時のマネージャーが、長嶋一茂宅の外壁に「バカ息子」と落書きをする。
その指示をしたのは、江角さんだったと報じられる。
(1)はダサいですけど、1周まわって愛嬌さえ感じられます。
(2)に関してはウヤムヤのままであり、ほんとうだったら面白いのにな、、、と思わないわけでもありません。
ただこのひと、『ショムニ』がよい例だと思うのですが、はまり役に出会ったときの女優としての魅力はそーとーなものがあります。
その個性が映画に活かされたことは「2度」しかないので、それがもったいなかったなぁ! と。
1度目はデビュー作、そして2度目は、鈴木清順がヒロインに起用したこれです。
<経歴>
細過ぎるかもしれませんが、でも、まぁ、やっぱり、よい脚ですなぁ笑
バレーボールの実業団選手として活動したのち、モデルの世界へ。
そういえばこのころ、永ちゃんのアルバムジャケットに映る女子は誰だ? などと話題になりましたよね。
映画俳優デビュー作は、95年の『幻の光』。
ウチの師匠が、
「ひとを風景のように撮ることが映画なのか。映画とは、風景をひとのように撮るものなのではないか」と批判した作品ではありますが苦笑、
自分は大好きなんです、宮本輝の原作小説をうまく調理したと思いますし、江角さんも(ほどよくエロくて)魅力的、なにより、いまをときめく是枝裕和の映画監督デビュー作でもありますし!
『恋は舞い降りた。』(97)、
やはり江角さんの映画的なエロさを分かっていた清順監督が、明らかに性的暗喩としてピストルという小道具を用意した『ピストルオペラ』(2001)、
つづく『命』(2002)では原作者の柳美里を演じたりして、映画ファンの期待を抱かせましたが、
ほかの出演作は『釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?』(2004)と『蟲師』(2007)くらいであり、「映画」女優という紹介も「ぎりぎり」になってしまうキャリアの短さなのでした。
うーん。
やっぱり、ただただ残念でなりません、納得したうえでの引退、、、とはいえないところが。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『にっぽん女優列伝(52)江波杏子』
島根出身。
※引退時のままの、公式プロフィール
いつの間にか引退、
しかも、まるで犯罪者であるかのように責められ、一般人へと回帰してしまった江角マキコ(えすみ・まきこ)さん。
繰り返しになりますが、すでに一般人であるからして、ここで取り上げるべきでない、、、のかもしれませんが、けっこう好きなひとだったので、そういう理由だけで取り上げてみます。
といっても。
テレビタレントとしての江角さんのことは、よく知りません。
『ショムニ』シリーズ(98~2013、フジテレビ)のイメージそのままに、ズバズバいうところがウケていた、しかし後年、それがブーメランとなって自身を苦しめた―とはいいますが、引退しなければならないほど、このひとが悪かったとはどうしても思えないのですね。
(1)「国民年金保険料納付キャンペーン」のイメージキャラクターになった途端、何十年もの未納があったことが発覚。
(2)当時のマネージャーが、長嶋一茂宅の外壁に「バカ息子」と落書きをする。
その指示をしたのは、江角さんだったと報じられる。
(1)はダサいですけど、1周まわって愛嬌さえ感じられます。
(2)に関してはウヤムヤのままであり、ほんとうだったら面白いのにな、、、と思わないわけでもありません。
ただこのひと、『ショムニ』がよい例だと思うのですが、はまり役に出会ったときの女優としての魅力はそーとーなものがあります。
その個性が映画に活かされたことは「2度」しかないので、それがもったいなかったなぁ! と。
1度目はデビュー作、そして2度目は、鈴木清順がヒロインに起用したこれです。
<経歴>
細過ぎるかもしれませんが、でも、まぁ、やっぱり、よい脚ですなぁ笑
バレーボールの実業団選手として活動したのち、モデルの世界へ。
そういえばこのころ、永ちゃんのアルバムジャケットに映る女子は誰だ? などと話題になりましたよね。
映画俳優デビュー作は、95年の『幻の光』。
ウチの師匠が、
「ひとを風景のように撮ることが映画なのか。映画とは、風景をひとのように撮るものなのではないか」と批判した作品ではありますが苦笑、
自分は大好きなんです、宮本輝の原作小説をうまく調理したと思いますし、江角さんも(ほどよくエロくて)魅力的、なにより、いまをときめく是枝裕和の映画監督デビュー作でもありますし!
『恋は舞い降りた。』(97)、
やはり江角さんの映画的なエロさを分かっていた清順監督が、明らかに性的暗喩としてピストルという小道具を用意した『ピストルオペラ』(2001)、
つづく『命』(2002)では原作者の柳美里を演じたりして、映画ファンの期待を抱かせましたが、
ほかの出演作は『釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?』(2004)と『蟲師』(2007)くらいであり、「映画」女優という紹介も「ぎりぎり」になってしまうキャリアの短さなのでした。
うーん。
やっぱり、ただただ残念でなりません、納得したうえでの引退、、、とはいえないところが。
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明日のコラムは・・・
『にっぽん女優列伝(52)江波杏子』