Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

初体験 リッジモント・ハイ(259)

2018-03-24 00:10:00 | コラム
「映画と絵画」ですぐに想起するのは、4本。

きのう動画を貼りつけた『ニューヨーク・ストーリー』(89)から、スコセッシ篇の『ライフ・レッスン』。

そんなスコセッシがゴッホを演じる、黒澤の『夢』(90)。



トップ画像の大作、『美しき諍い女』(91)。

そして。
「このシーンさえ巧く撮れたら、完成度なんかクソくらえ」―と思っていたかは分からないが、実際にそんな気迫で撮ったと確信出来る、デ・パルマの『殺しのドレス』(80)。




結論。
アーティストは、純粋に狂ってる。

清く正しく、狂ってると思う。

素敵だ~。


部屋には映画とアイドルのポスターしかないから、絵画でも置きたいな。

そんな風に「思いついた」のは、24歳のころだった。

そう「思いつき」でしかなかったので、そのとき自由に使える金がなかったら、絵画(もちろん複製)は買わなかったかもしれない。

購入したのは、フラゴナールの『読書する娘』と、




ジャン=ミシェル・バスキアの、いわゆる「落書き」。




前者は特別好きだったわけではないが、部屋が少し落ち着くと思って。

後者は当時、映画が公開され、ちょっとした「バスキア・ブーム」が訪れており、セールで安かったので。


通販ではなく、渋谷の専門店(名前は忘れた)まで行き、それを抱えて町田のボロアパートまで運んだ。
どちらにも深い愛情を抱いていたわけではなかったが、そこそこの金を払い、そこそこ苦労して運んだから、いちばん目立つところに掛けた。

いまはそれも、もうない。

引っ越しの際に処分してしまったのだった。


そんな自分が、生まれて初めて「自分の意思で行った絵画展」。

98年の10月に開催された、『レンブラントと巨匠たちの時代展:日本初公開!/ドイツ・カッセル美術館秘蔵の名画コレクション/サスキアに逢える秋』(新宿伊勢丹美術館)だった。

目玉はレンブラントが描いた妻の肖像、『横顔のサスキア』。




これが好きでねぇ、いつまでも眺めていられる。

このときくらいですよ、実際の絵画を目の当たりにして時間を忘れ、そこに留まっていたのは。

技術もすごいのだろうけれども、それ以上に、レンブラントの、妻に対する愛情が強く感じられるところが魅力。


と、いうわけで今回は。
映画のように饒舌に語ることは出来ない世界なので、なんとなく画像盛りだくさんで逃げてみました笑


おわり。


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明日のコラムは・・・

『胸じゃない、Tシャツを見ているんだ』
コメント (2)
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