Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

アオハルは、ダサかった。

2018-03-29 00:10:00 | コラム
某日―。
日清の広報さんみたいなひとが、インタビューに答えているネット記事を読む。

『カップヌードル』のCMシリーズ、『アオハル篇』の完結を受けての内容だった。



のだが、その記事は、『アオハル』CMが「大成功に終わった」ことを前提として展開するもので。


そうかー、あれって成功したのか。

個人的には、なにも感心しなかった・・・というより、なぜだか気に障るCMだったなぁと。

「キキ」や「サザエさん」を登場させて、最後に隕石衝突を持ってくる創りは、アンチャンネーチャンに媚びていると思った。

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ここで唐突に。
自分の、好きなCM5傑を。

(1)スコセッシ×アルマーニ




(2)ジャン=ピエール・ジュネ…これは、保険会社かなにかのCMかな




(3)最後のセブンスターCM

俳優の豊川悦司が演出した。


(4)『ペプシ』×桃太郎 犬篇




(5)中森明菜×pioneerのコンポ




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どうした日清さん、と思ってしまった。

時代の半歩「ほど先」を行く感覚が、日清CMのよさだったのに。

同じアニメーションという手法では、かつて大友克洋を起用して(トップ画像)成功させている。

あのCMには媚びた感じはなく、どちらかというと「黙ってウチらについてこい」っぽかったのになぁ。

パロディという視点で捉えても、台詞を変えただけで爆笑させてしまう『家庭教師のトライ』の「ハイジ」に完敗しているでしょう。


横綱だってヒトの子・・・ということは分かっているけれども、トップは常にどっしり構えていてくれないと。

あんなにワチャワチャした画面構成のCMなんて、『カップヌードル』には必要ないと思う。


結論。
好きなひとも居るであろうことを理解したうえで、それでもはっきりと。

日清が手がけるCMにしては、「アオハル」はダサかった。

中小企業であれば、あのくらいの媚と遊びも「あり。」だけど。

日清さんは大手なんだから、、、ね!!


以上、ナニサマ発言でした。

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明日のコラムは・・・

『映画監督別10傑(10)クエンティン・タランティーノ』
コメント (2)
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