ひとつ連載を終えたので、ここで新連載を持ってきてバランスを保つようにしたい。
題して、『拝啓、〇〇様』。
映画にかぎらず、自分が信奉している/ファンをつづけている有名人に手紙を書いてみる、、、みたいな内容。
構成としては、ひとりにつき二夜で展開。
第一夜は「その人物についてのキャリアを我流に紹介」、第二夜が本番で「手紙篇」でいこうかと。
文学なら夏目漱石、川端康成、松尾スズキあたりを。
音楽なら椎名林檎、Perfume、村治佳織、坂本龍一あたりを。
美術ならレンブラント、ロートレックあたりを。
セクシー系なら飯島愛、つぼみ、村西とおるあたりを。
アイドルなら仮面女子、元モー娘。の何人かあたりを。
芸人なら松本人志、有吉弘行あたりを。
タレントなら稲村亜美、益若つばさ、ベッキーあたりを。
アスリートならアリ、桜庭和志、ヒョードル、タイソン、青木真也、田中理恵、石川佳純、吉田沙保里、伊藤智仁あたりを。
ここに映画人も加えれば、まぁ50人くらいはいくでしょう。
連載1回目は、やはり映画人で。
「でにろう」こと、ロバート・デ・ニーロでいってみたい。
…………………………………………
映画好きでなくとも知っている、ハリウッドを代表する名優。
デ・ニーロの映画を観たことがないひとにはピンとこないかもしれないが、モノマネ芸人の「テル」が披露するデ・ニーロは「そーとー」似ている。
盟友スコセッシと同年の75歳、デ・ニーロの本質もまた「モノマネ」にあったりする。
まぁ究極的には、演じるすべてのものは「モノマネ・アーティスト」といえるのかもしれないが、デ・ニーロはそれが病的な領域にまで達している。
だから、「デ・ニーロ・アプローチ」ということばが生まれたんだ。
このアプローチを簡単に説明すれば、「モノマネを極めてホンモノになること」。
(1)『ゴッドファーザー PART II』(74)で若きビトー・コルレオーネを演じるにあたり、マーロン・ブランドのしゃがれた声を真似てみせる。
(2)ほぼ同時期に『タクシードライバー』(76)の撮影に参加、撮影前にタクシー運転手として働いて日常の動作を完璧にマスターした。
(3)実在のボクサーを演じた『レイジング・ブル』(80)では20kgの増量に挑戦、アイスばっかり食べていたそうだ。
ほかにもサックスを完全にマスターしたり、頭を剃ってアル・カポネ好演したり、賞金稼ぎを演じるためにプロと行動を共にしたりと、出演本数が多いのに「ほんとうにやっているんだべか?」と疑問を抱くような準備期間を設けて映画制作に臨んでいる。
痩せたり太ったり、歯を抜いてみせたりする現代の若手俳優さんは、みんなデ・ニーロに影響を受けている、彼を信奉しているといっていいでしょう。
自分の神スコセッシがレオくんと浮気をつづけ、今後はもうデ・ニーロと組まないのかと諦めていた・・・のだが、最新作では久し振りに黄金コンビが復活する。
しかも共演にジョー・ペシ、ハーベイ・カイテル、そしてアル・パチーノというのだから、これ観るまでは死ねないよね。
そう、基本どんな映画でも全力投球のデ・ニーロ、しかし盟友と組んだときのパフォーマンスって完全に振り切れていて、俳優としての魅力に満ち満ちているのである。
というわけであす、デ・ニーロへの手紙を書いてみます。
つづく。
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明日のコラムは・・・
『<新連載>『拝啓、〇〇様』(2)』
題して、『拝啓、〇〇様』。
映画にかぎらず、自分が信奉している/ファンをつづけている有名人に手紙を書いてみる、、、みたいな内容。
構成としては、ひとりにつき二夜で展開。
第一夜は「その人物についてのキャリアを我流に紹介」、第二夜が本番で「手紙篇」でいこうかと。
文学なら夏目漱石、川端康成、松尾スズキあたりを。
音楽なら椎名林檎、Perfume、村治佳織、坂本龍一あたりを。
美術ならレンブラント、ロートレックあたりを。
セクシー系なら飯島愛、つぼみ、村西とおるあたりを。
アイドルなら仮面女子、元モー娘。の何人かあたりを。
芸人なら松本人志、有吉弘行あたりを。
タレントなら稲村亜美、益若つばさ、ベッキーあたりを。
アスリートならアリ、桜庭和志、ヒョードル、タイソン、青木真也、田中理恵、石川佳純、吉田沙保里、伊藤智仁あたりを。
ここに映画人も加えれば、まぁ50人くらいはいくでしょう。
連載1回目は、やはり映画人で。
「でにろう」こと、ロバート・デ・ニーロでいってみたい。
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映画好きでなくとも知っている、ハリウッドを代表する名優。
デ・ニーロの映画を観たことがないひとにはピンとこないかもしれないが、モノマネ芸人の「テル」が披露するデ・ニーロは「そーとー」似ている。
盟友スコセッシと同年の75歳、デ・ニーロの本質もまた「モノマネ」にあったりする。
まぁ究極的には、演じるすべてのものは「モノマネ・アーティスト」といえるのかもしれないが、デ・ニーロはそれが病的な領域にまで達している。
だから、「デ・ニーロ・アプローチ」ということばが生まれたんだ。
このアプローチを簡単に説明すれば、「モノマネを極めてホンモノになること」。
(1)『ゴッドファーザー PART II』(74)で若きビトー・コルレオーネを演じるにあたり、マーロン・ブランドのしゃがれた声を真似てみせる。
(2)ほぼ同時期に『タクシードライバー』(76)の撮影に参加、撮影前にタクシー運転手として働いて日常の動作を完璧にマスターした。
(3)実在のボクサーを演じた『レイジング・ブル』(80)では20kgの増量に挑戦、アイスばっかり食べていたそうだ。
ほかにもサックスを完全にマスターしたり、頭を剃ってアル・カポネ好演したり、賞金稼ぎを演じるためにプロと行動を共にしたりと、出演本数が多いのに「ほんとうにやっているんだべか?」と疑問を抱くような準備期間を設けて映画制作に臨んでいる。
痩せたり太ったり、歯を抜いてみせたりする現代の若手俳優さんは、みんなデ・ニーロに影響を受けている、彼を信奉しているといっていいでしょう。
自分の神スコセッシがレオくんと浮気をつづけ、今後はもうデ・ニーロと組まないのかと諦めていた・・・のだが、最新作では久し振りに黄金コンビが復活する。
しかも共演にジョー・ペシ、ハーベイ・カイテル、そしてアル・パチーノというのだから、これ観るまでは死ねないよね。
そう、基本どんな映画でも全力投球のデ・ニーロ、しかし盟友と組んだときのパフォーマンスって完全に振り切れていて、俳優としての魅力に満ち満ちているのである。
というわけであす、デ・ニーロへの手紙を書いてみます。
つづく。
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明日のコラムは・・・
『<新連載>『拝啓、〇〇様』(2)』