Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

平成の契約

2018-10-14 00:10:00 | コラム
18~20歳のころ、新聞奨学生制度を利用しながら専門学校に通っていた―という話は、何遍もしている。

当時から新聞屋さんはしんどい仕事だと思っていたけれど、
いまは紙が売れない時代だから、経営そのものも厳しいのだろうな・・・という思いも手伝って、拡張員が勧誘に訪れると、玄関を開けて0.5秒で「いいですよ、契約しましょう」といってしまう。

基本、押しに弱いというわけではない。
押し売りなんて断固拒否するタイプであるし、まぁ色じかけ風? には弱いかもしれんが、アレヤコレヤとハンコを押すことはない。

内情を知っているゆえ、それから同胞意識が働くがために、新聞勧誘だけは断れませんよと。

結果、約7年先まで朝日/読売と契約してしまった。

ここにずっと住んでいる、という保証もないのにね!!
(トップ画像…前アパート、集合ポストのワンショット。インドの留学生宅に「勝手に」新聞を入れていたのだろうね。懸命さがよく分かる張り紙だと思う)


先日のこと―。
読売の拡張員さんが来たのだが、契約書を確認してあまりの多さに顔を見合わせて笑ってしまった。

そして、そうかぁ! と思ったことがある。

「―これだと、朝日さんは、西暦に直すと…」
「えっ、西暦…」
「ほら、平成じゃなくなるじゃないですか」
「あぁ、そっか!」

「東京五輪が終わって、そのまた4年後だから…」
「2025年まで朝日さんですね」


メディアなどで「平成最後の―」という文言を多く聞くようになったものの、正直ピンときていなかった。

直接、自分の身に降りかかることになって初めて、そういう意識を強くするものですなぁ。。。


大正・昭和・平成を生きる人生の先輩がたに「すげーなぁ」と思った過去があるが、
来年、自分が生きていたとしたら、自分も3つの元号を生きることになるのね、
あまりそういう意識はなかったけれども、なんか、長生きしたくなってきましたよ。


※平成元年は、西暦でいうと89年のこと。
当時、自分はこの映画を観て東京への憧憬を強くした。



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明日のコラムは・・・

『45のおもひで』
コメント (2)
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