Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

好きにはなれませんの。。。

2020-07-21 00:10:00 | コラム
好きなもの、嫌いなもの。

本ブログは・・・って、世のブログの7~8割はそうだと思うが、主たる自分の「好き」で溢れている。

ただ、なかには「嫌いのみ」で構成されているブログってあるよね。

趣味ではないが、それはそれで自分を表現しているなぁと思うし、感心さえする。

好きなものを書いたほうが気持ちよくなれる、、、ような気がするけれど、そのひとにとっては逆なんだよね、たぶん。

自分はブログだけでなく、FacebookやTwitterなどのSNSも展開しているが、そこでも「方針、みたいなもの」は変わらない。

つまり好きな映画、格闘技、アイドル、町田市、群馬県、サンデーナイトドリーマーのことだけ投稿している。

ブログ以上にSNSのほうが気をつけているかもしれない、嫌いなものを挙げないように。

なぜって、無益・無駄な議論を生じさせないため。
厄介な相手が絡んでこないようにするため。

「やりあうことを目的としている」ものも存在するから、好きなものだけ挙げていても、絡まれることが「ないとはいえない」のだけれどね。


というわけで、ここで、こっそり? 嫌いな映画でも挙げておいてガス抜きしておきましょうか笑笑



『レオン』(94)

どういうわけか、すごいファンが多いのよ。

演技と大仰な演出で誤魔化しているけれど、ロリコン趣味が全開の映画なんですよこれは。

完全版のほうなんて、そこらへん、ベッソンは隠そうともしてないしね。


※よいエンディングテーマ曲だが、いってしまえば、これ使っているのも許せない笑




「三谷幸喜の映画全般」

「全般」と打ち込もうとしたら「残飯」になっちまったが、そっちでもいいかな。

舞台やテレビドラマの脚本家としては、まちがいなく才能があるひと。
それを前提としたうえでいうが、映画が好き過ぎるのか、それでいて、きちんとした映画を撮ることに照れがあるようで、こっちが真面目に観ているのに「これはギャグです」みたいなシーンを無神経にぶち込んでくる。

この手法、自分が大っ嫌いな『踊る』映画版と変わらないじゃないか、つまり観客に対し不誠実なんですよ、サービスしている振りをしているだけで、それは、正当な映画として評価されることに対し「逃げている」だけだと思う。


『プリティ・ウーマン』(90)

これも人気高い、困ったな笑

ジュリア・ロバーツの同僚というか、ローラ・サン・ジャコモが演じるキットという性悪な娼婦が出てくる。


自分、彼女のほうが魅力的だと思うし応援したいんだな。

つまり、男の手を借りてハッピー♪ とかいっているキャラクターに魅力は感じない、ひとりでどうにか生きていく彼女をこそ主人公にしてほしかったと。


・・・ほかにもいろいろあるけれど、敢えて支持率の高いものに喧嘩を売ってみました。。。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(197)土屋太鳳』
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

外国女優別キャリア10傑(28)ジェイミー・リー・カーティス

2020-07-20 00:10:00 | コラム
~ジェイミー・リー・カーティスのキャリア10傑~

トニー・カーティスとジャネット・リーのあいだに生まれたサラブレット。

ホラー映画でデビュー、
母親ジャネットが『サイコ』(60)で映画史に残る死にざまを披露したこともあって「絶叫クィーン」と評されたが、いちばん得意とするのは、たぶんコメディじゃないかな。

さらにいえば。
もともとシュッとしたひとだったが、61歳になった現在のほうがアクション出来そうな雰囲気、、、ってすごいことよね。


(1)『ワンダとダイヤと優しい奴ら』(88)

英国の天才集団モンティパイソンが「ひとからみ」している、大人のためのブラック・コメディ。

カーティスは、チャーミングな泥棒に扮した。




(2)『大逆転』(83)

ダン・エイクロイド&エディ・マーフィ主演のコメディ。

カーティスは、こころやさしい娼婦を好演。


(3)『ハロウィン』(78)

記念すべきデビュー作。
30万ドルの「超」低予算で創られており、金額だけでいえば自主制作のレベルだが、全世界で7000万ドルの売り上げを記録した会心のホラー映画。



(4)『ブルースチール』(90)

新人警官を演じたアクション。
事件現場からなくなった拳銃をめぐるサスペンスで、見応えあり。




(5)『危険な動物たち』(97)

「ワンダとダイヤ」組が再結集して制作されたコメディ、、、だが、前作ほどのインパクトがなかったのは残念。


(6)『ブギーマン』(81)

前作の驚くべきヒットを受けて「急いで」制作された『ハロウィン』の後日談。


(7)『パーフェクト』(85)

エアロビクスのブームに便乗して? 制作されたと思われる、ダンス系恋愛映画。

主演はジョン・トラヴォルタ、彼の腰つきもいやらしいが、男子としては、やっぱりカーティスのこの姿でしょう。




(8)『マイ・ガール』(91)

ヒロインの父親と恋仲になる美容師を演じる。

マコーレー・カルキンの人気でスマッシュヒットを記録、これ、けっこう好きなんだよね切なかった。


(9)『トゥルーライズ』(94)

シュワ氏主演のアクション超大作。

じつは作品そのものは好きじゃない、笑いの要素も低レベルだし、核爆発を背景にキスするくだりとかは無神経過ぎるし。(そもそも被ばくしているんじゃ!?)

ただカーティスは孤軍奮闘、セクシーで素敵だった。



(10)『ハロウィン2018』(2018)

デビュー作の「直接的な」続編になっている。

出来れば、ジョン・カーペンター監督に撮ってもらいたかったなぁ・・・!!

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『好きにはなれませんの。。。』
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こころのなかで叫ぶぜ、虎党じじいにならないために。。。

2020-07-19 00:10:00 | コラム
8月9日(日)と10日(月)、MMA興行『RIZIN』がコロナ自粛後に初めて大会を開催することが決定。

場所は横浜、出来たばかりの「ぴあアリーナMM」。

座席数は10000前後だが、「密」を避けるため半分の5000人を最大とする特別興行となる。

現地観戦?

の、予定です。

今回は取材チームに入れていないので、「一」観客としての観戦となる。


気をつけること。
ひとりで行くから決まった座席を離れなければ「密」にはならないが、声援は拍手のみにして「いつもの絶叫」は控える。

一本が極まったりKOで決着すると、反射的習性的に、どうしたって絶叫してしまう。
そこを、なるべく抑えなきゃいけない。

一足早く「観客あり」興行が始まっているプロ野球で、
・・・あんまり名指ししたくはないが、阪神戦で2度ばかり、球審が試合を止めて「虎党」の観客に注意をした、、、というニュースを見た。

こういう表現をしたからって、同調圧力にはならんよね。
みんな、我慢しているんだから!! と、敢えていいたい。

舞台でのクラスター発生も問題視されているわけで、
やっと再開にまで漕ぎつけた『RIZIN』が、「おかえり!! の会」じゃなくて「さよなら……の会」になるのは困る、

なんとしてでも「感染者ゼロ」「興行としては大成功」という結果を出さなくちゃいけない。


―思えば。
こんなに緊張感に満ちた格闘技って、生まれて初めてかもしれない。

桜庭VSホイス、三崎VS秋山を超えているぜよ!!




…………………………………………

明日のコラムは・・・

『外国女優別キャリア10傑(28)ジェイミー・リー・カーティス』
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シネマしりとり「薀蓄篇」(338)

2020-07-18 00:10:00 | コラム
うちゅう「じん」→「じん」ぎなきたたかい(仁義なき戦い)

深作欣二は量産系? の職人監督だったと思うし『仁義なき戦い』シリーズ(73~74)のほかにも多数の代表作があり、熱心なファンが挙げる最高傑作は必ずしも同シリーズではない。というか、同シリーズを挙げるファンのほうが少ないかもしれない。

ただ、映画史的な視点で深作欣二を捉えた場合、真っ先に取り上げるべきは同シリーズでしょう。


美能組の元組長・美能幸三が獄中で書きためた手記をもとに、飯干晃一がまとめた原作の強度。
めまいを覚える手持ちカメラのインパクト。
反復によるシンプルな構成だが、いちど聞いたら忘れない津島利章のテーマ曲。

そして、ホンモノにしか見えない俳優たちの熱い演技。

物語の中心には居るが、はっきり主人公とはいえない菅原文太をはじめ・・・

金子信雄、松方弘樹、田中邦衛、渡瀬恒彦、梅宮辰夫、川谷拓三、千葉真一、北大路欣也などなど。

個人的に最も怖かったのは「眉毛のない」梅宮の兄ぃかな、

梶芽衣子などの女優陣も熱演はしているものの、このシリーズにかぎっては「男がすべて」でしょう。

73年1月に第1作が公開、
驚くのは、その3ヶ月後には第2作『広島死闘篇』が公開、
9月に第3作『代理戦争』、翌年の正月映画として『頂上作戦』、そして6月に『完結篇』が公開される。




2年で5本だよ、労働基準法ガン無視であることは想像に難くないが、すんごい映画的体力だと思う。

最高傑作『広島死闘篇』を除けば、


物語は「あって」「ないようなもの」。
AとBが喧嘩してどっちかが死んで、でも生き残ったほうもCに殺され、CもDとEに殺されたり。
正直、誰がどの組のヤクザなのかはっきりとは分からなくなっていく。

小池朝雄によるナレーションによって誰でも気づくように構成されているのが、回を追うごとに強調される「死に急ぐ若者たち」という主題。

それはもちろん分かる。
分かるけれど、それ以上に「あの熱気」にやられてしまうというのが本音よね。


2000年の阪本順治監督作『新・仁義なき戦い。』。
これは73年版を「かなり」意識した創りだが、それでいて21世紀の視点をも獲得していた。


世評は「かなり」悪かったが、自分は嫌いじゃないです。


そしてテーマ曲も、前世紀版に負けてなかったよね!!




次回のしりとりは・・・
じんぎなきたたか「い」→「い」しいたかし。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『こころのなかで叫ぶぜ、虎党じじいにならないために。。。』
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シネマしりとり「薀蓄篇」(337)

2020-07-17 00:10:00 | コラム
れんきゅ「う」→「う」ちゅうじん

まず最初に、地球外生命体は存在するのかしないのか。

する。
と思うなぁ。

幽霊より可能性が高い気がする。

幽霊は存在したとしても霊感ないと見ることが出来ないであろうし「気配、のようなもの。」も感じられないのだろうが、地球外生命体は「そこ」に出現すれば、誰でも平等に目の当たりに出来ると思うし。

さらにいえば、
「する。」としたほうが、ロマンがあるじゃないですか。

宇宙はこれほどでっかいのに、地球だけにしか生命が存在しないってもったいなさすぎる。


以下、映画のなかに登場する地球外生命体の10選。

(1)『エイリアン』シリーズ(79~)

ギーガーによる、悪魔的だが美しくもあるデザインに尽きる。




(2)『未知との遭遇』(77)

スピルバーグは、友好的な地球外生命体/敵対的な地球外生命体、どちらも描いている珍しいひと。



(3)『第9地区』(2009)

個人的には、最もリアリティの感じられる地球外生命体モノ、、、なのです。


(4)『V』(83)

テレビシリーズだが、中学生のころに観たので強く印象に残っている。



(5)『スター・ウォーズ』シリーズ(77~2019)

いろんなタイプの地球外生命体、、、というかクリーチャーが登場し、すべてを把握し切れないくらい。

でもそうだよね、1種類のみ。というほうが不自然なんだものね。


(6)『メッセージ』(2017)

新味は、UFOのデザインを縦長にしたこと。そして言語にリアリティを与えたこと。




(7)『A.I.』(2001)

かなりシャープで、現代的なデザイン。


さてキューブリックが撮っていたとしたら、どんなデザインだったろう・・・。


(8)『マーズ・アタック!』(96)

上に並べた傑作SF映画の数々を、思いっきりひっくり返しパロディに仕立て上げた会心作。

コミック調の地球外生命体、かわいい。


(9)『遊星からの物体X』(82)

ギーガー作のエイリアンと双璧、こんなものとは遭遇したくない、ひたすらおぞましい地球外生命体。


(10)『クワイエット・プレイス』(2018)

さすが現代映画ともなると、「見せかた」「気づきかた」にひと工夫もふた工夫も見られる。



あすのしりとりは・・・
うちゅう「じん」→「じん」ぎなきたたかい。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(338)』
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする