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『そこに言葉も浮かんでいた』(新日本出版社)『アゲイン アゲイン』(あかね書房)『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな』『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~5巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。
くもん出版
この本は、3冊に分かれていて、1巻は、江戸時代末期。疱瘡という病が流行った村での姉妹の物語。2巻は昭和の戦時下。父や叔父が招集されて残された村で生きる双子の兄弟の物語。3巻は、現代。東日本大震災で姉と父を失う女の子の物語です。
時代は違うけれど、脈々と血の繋がった一族の話でもあり、そこには青梅の御嶽神社に伝わるオオカミ信仰も絡んでいます。信仰という大きな心のよりどころを持ちながら、悩み苦しみ、でも前に向かって生きる姿を描きたい。そういう思いで書きました。
3冊に分かれていますが、一巻ずつ完結しているので、一冊だけを読むというのもあり。それから、もし興味を持ったら他のも読んでいただけたらと思います。
出版は、2017年。2018年には、第42回児童文芸家協会賞を受賞いたしました。
私もその後、『どこどこ山はどこにある』を出していますし、ちまたでは、たくさんの本が出版されています。でも、自分でいうのもなんですが、埋もれてもらいたくない本なのです。
でひ、夏休みの読書に入れていただけたらと願っております。