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冬の皺よせゐる海よ今少し生きて己れの無惨を見むか 中城ふみ子
冬蜂の死にどころなく歩きけり 村上鬼城
先日は、この1首と一句を味わっていました。どちらにも「城」がありますね。
生きていると、みっともないことも多々あります。中城ふみ子は、渡辺純一の『冬の花火』をずっと昔に読んだことがありますが、壮絶な人生です。それに比べたら私なんて平々凡々。でも人生は比べるものではありません。みっともなくても、生きていこうと思います。
『乳房喪失』という歌集を、写し書きしたことがありました。もう一度読もうかな。
そういえば、随分前に中城ふみ子賞で佳作をいただいたことがあります。短歌20首くらい書いて出し、じゃがいもを一箱景品でいただきました。(筆名は別なので、検索では出てきません)たしか第1回だった気がします。賞も終わったようですね。これも今とつながっている気がします。