fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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句会のやり方で考えたこと

2022年12月05日 | 俳句
 先日、久し振りの対面句会がありました。
 コロナになってからは、もっぱら通信句会をしています。それは事前に係りに自分の句を送り、作者のわからないようにランダムに一覧になったものを送ってもらい、そこから好きな句を選ぶというもの。メールの場合もあれば、夏雲システムを使う場合もあります。
 とても便利で、これまで対面でやっていた、1 短冊に自分の句を書く→2 それをばらばらにして、清記用紙に書く → 3 それを回して選句する ここまでが省略できます。

 今回アナログな従来のやり方をしながら、これはいつか消える方法かもしれないと思いました。
 小説を原稿用紙にペンで書いていた時代から、ワープロ、パソコンで書くようになったとき、原稿用紙に書いた作品のほうが味がある、なんていう人がいたものです。今でも手書きの作家さんはいらっしゃるけどごく少数。パソコンで書いて、メール添付で送るができないとプロとしてやっていくのは困難です。
 そんな風に、句会も変わっていくのかも、と思いました。

 ただ、清記用紙に他の方の句を手書きする。自分の句を他の人の筆跡で書かれたものが回ってくる。これ、捨てがたいんですよね。
 1~3の作業をするとき、かなり真剣で、集中します。この時間、悪くないんですよ。家でのんびり送られてきた句を見るのと違う緊迫感があるように思います。

 時間は随分違ってきます。夜の句会などは、1~3が省略できたら、翌日に疲れが残らないかもしれません。

麦の芽

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