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◎2009年6月13日(土)―1人
午後からは降水確率50%ということで、山遊びも半ばあきらめていた。それでも、朝起きて晴れていたら、午前中コースでどこか近場を歩いてみようと思っていた。そして、起きたら、どんよりの空。山に行くのは、あっさりとやめにした。いつもの家事分担(といえば聞こえはいいが)になっている掃除と自分の洗濯を済ませた後は、映画でも観に行くつもりになっていた。しかし、雨はすぐには降りそうにもない。それどころか、薄日がさしてきた。急遽、地元の唐沢山に出かけることに決めた。この山は相性が悪い山で、6回も行ったことがありながら、菅塩峠からは一度も辿り着けたことがない。未踏の3度はヤブに入り込み、途中でUターンしている。せっかくだから、今日こそは成功させたい。
家からは20分で菅塩沼に着いた。10時10分に歩き出し。荷物は合羽と水筒、カメラ、地図だけ。Dバックはガラガラ。履き物はスニーカーというわけにもいかず、登山靴にした。釣り人が10人くらい。歩いているのは親子連れ。子供は小さく、父親も手ぶらだからちょっと先に行って、戻って来るだけだろう。目の前をニワトリが歩いている。野生化したものか。オレの足音に逃げてさっさと先を急いで走って行くのだが、目障りの一言。分岐でようやく違う方向に逃れてくれた。日差しがだんだん強くなる。何でこれが午後から50%になるの?信じられないよ。
10時24分菅塩峠。東側の尾根に取り付く。いつもの間違いをここで繰り返す。頭がニワトリ並なんだね。尾根に上がると、何の疑問もなく左に行く。頭の中の地図が左に向かわせる。典型的な錯覚。踏み跡があるから間違いはないと思っている。だが、道はどんどん下り、やがてヤブっぽくなってきた。木の間に別の尾根が正面に見える。峠で合わせたコンパスを取り出す。全然違う方向に向かっていた。左は北東。つまりこのままでは桐生に向かっている。この光景に見覚えがあるのは、以前と同じミスを犯していたからであろう。戻る。風がなく蒸して、もう、汗びっしょり。頭から汗が顔に落ちてくる。汗拭き用の手拭いはもうしぼれるくらいにまでなっている。暑い。
仕切り直し。コンパスに忠実に東に向かう。しっかりした踏み跡があるじゃないの。以前、こんなのあったっけ?多少のアップダウンはあるがほぼ平坦。しんどい上りも下りもない。ただ、展望は一切なし。向かっている唐沢山も見えない。整備されていて、背の竹を超える笹ヤブも刈られて、70cm幅ほどの道がずっと続いている。左右からいろんな道が出入りしているが、太い道を忠実に行けば間違いはない。クモの巣が多くて参った。杖を持って来るべきだった。人が通らないから余計に多い。頻繁に左右に張った糸が顔にあたる。
いきなり、白い棒が立つ地点に到着。あまりにあっけなく山頂に着いてしまった。11時ちょうど。方向を間違えなかったら、峠から20分程度で着いたんじゃないのかな。白い棒は一等三角点の標示。違和感のある山頂。前に来た時は、もっと明るく、標示も古いのやら、字が見えないのやら、たくさんあったが、2枚しかない。確か「吉沢方面」の手書き標示もあったはずだ。極度に陰気な感じがする。緑の多いこの時期だから余計にそう感じるのだろう。話は逸れる。20年も前の話だろう。井上昌子なる人物が北関東の山を闊歩し、標示板で嫌がらせを働いたようだが、その頃、自分は時間があれば遠出をするようになっていたから、北関東の山も日光の山をある程度歩いた後はご無沙汰だった。その頃、かなり悪評高い方だったらしい。具体的にこういう被害を被ったという話はネットで見る限りは分からない。その井上昌子の名前が山頂標示の裏に書かれていた。昨年置かれた山頂標示板である。この方のことをもっと知りたいとは思っているのだが。最近、六甲山塊で、わざと間違った矢印スプレーがあちこちに記されたという話を聞いた。こういった類いの悪質なイタズラを繰り返していたのだろうか。
同じ道を歩きたくないので、北金井方面に下りるとする。来た道の延長をずっと下りてみた。一旦、桐生方面に向かうも、太田方面の分岐があるのかと思っていたが、このまま桐生に向かっている。人家の犬の声すら聞こえる。駐車地に行くにはかなり遠回りルート。そういえば、この下りきったところから、ヤブ道の峠越えをして北金井に行ったことがあったっけ。あれだけは勘弁だ。また唐沢山に戻る。汗だく。無風。元の道に戻ってしばらく歩いていると、分岐になった。来る時には気づかなかった。徘徊ついでに左の分岐道に入ってみる。間違ったら、また戻ればいい。ここもしっかりした道だが、クモの巣が多い。やがて視界が開け、鉄塔に着いた。しかし、全然風がない。少し進むと、道はさらに広く、整備されている。おそらく、鉄塔の管理道なのだろう。鉄塔と延びた高圧線から、地図と見比べ、自分の位置がようやくはっきりした。そろそろ林道に出会うはず。出会った。後は記憶にある光景。左にゴルフ場の一角を見ながら北金井キャンプ場に着いた。以前、唐沢山にこっちから行ってみようと、この周辺をうろうろしたことがある。しかし、この唐沢山もおかしな山だね。一等三角点が置かれながら、地元には無視された山。麓のビオトープの里にはやたらと道標があるのに、ここには方面を示す標示すらない。遭難する心配はないけど、もっと整備してもいいようなものだけどな。
ここにある沼にも釣り人が5人。トイレに寄り、駐車地に向かう。コンクリの遊歩道を上がる。この傾斜が今日一番の急坂だったのでは。菅塩峠に至る遊歩道に合流。ほどなく菅塩沼。12時10分。3時間は歩きたかったがわずか2時間のハイキング。道を間違えなかったら、ストレートに歩いてもせいぜい1時間20分コースだろう。しかしすごい汗をかいた。
午後からは降水確率50%ということで、山遊びも半ばあきらめていた。それでも、朝起きて晴れていたら、午前中コースでどこか近場を歩いてみようと思っていた。そして、起きたら、どんよりの空。山に行くのは、あっさりとやめにした。いつもの家事分担(といえば聞こえはいいが)になっている掃除と自分の洗濯を済ませた後は、映画でも観に行くつもりになっていた。しかし、雨はすぐには降りそうにもない。それどころか、薄日がさしてきた。急遽、地元の唐沢山に出かけることに決めた。この山は相性が悪い山で、6回も行ったことがありながら、菅塩峠からは一度も辿り着けたことがない。未踏の3度はヤブに入り込み、途中でUターンしている。せっかくだから、今日こそは成功させたい。
家からは20分で菅塩沼に着いた。10時10分に歩き出し。荷物は合羽と水筒、カメラ、地図だけ。Dバックはガラガラ。履き物はスニーカーというわけにもいかず、登山靴にした。釣り人が10人くらい。歩いているのは親子連れ。子供は小さく、父親も手ぶらだからちょっと先に行って、戻って来るだけだろう。目の前をニワトリが歩いている。野生化したものか。オレの足音に逃げてさっさと先を急いで走って行くのだが、目障りの一言。分岐でようやく違う方向に逃れてくれた。日差しがだんだん強くなる。何でこれが午後から50%になるの?信じられないよ。
10時24分菅塩峠。東側の尾根に取り付く。いつもの間違いをここで繰り返す。頭がニワトリ並なんだね。尾根に上がると、何の疑問もなく左に行く。頭の中の地図が左に向かわせる。典型的な錯覚。踏み跡があるから間違いはないと思っている。だが、道はどんどん下り、やがてヤブっぽくなってきた。木の間に別の尾根が正面に見える。峠で合わせたコンパスを取り出す。全然違う方向に向かっていた。左は北東。つまりこのままでは桐生に向かっている。この光景に見覚えがあるのは、以前と同じミスを犯していたからであろう。戻る。風がなく蒸して、もう、汗びっしょり。頭から汗が顔に落ちてくる。汗拭き用の手拭いはもうしぼれるくらいにまでなっている。暑い。
仕切り直し。コンパスに忠実に東に向かう。しっかりした踏み跡があるじゃないの。以前、こんなのあったっけ?多少のアップダウンはあるがほぼ平坦。しんどい上りも下りもない。ただ、展望は一切なし。向かっている唐沢山も見えない。整備されていて、背の竹を超える笹ヤブも刈られて、70cm幅ほどの道がずっと続いている。左右からいろんな道が出入りしているが、太い道を忠実に行けば間違いはない。クモの巣が多くて参った。杖を持って来るべきだった。人が通らないから余計に多い。頻繁に左右に張った糸が顔にあたる。
いきなり、白い棒が立つ地点に到着。あまりにあっけなく山頂に着いてしまった。11時ちょうど。方向を間違えなかったら、峠から20分程度で着いたんじゃないのかな。白い棒は一等三角点の標示。違和感のある山頂。前に来た時は、もっと明るく、標示も古いのやら、字が見えないのやら、たくさんあったが、2枚しかない。確か「吉沢方面」の手書き標示もあったはずだ。極度に陰気な感じがする。緑の多いこの時期だから余計にそう感じるのだろう。話は逸れる。20年も前の話だろう。井上昌子なる人物が北関東の山を闊歩し、標示板で嫌がらせを働いたようだが、その頃、自分は時間があれば遠出をするようになっていたから、北関東の山も日光の山をある程度歩いた後はご無沙汰だった。その頃、かなり悪評高い方だったらしい。具体的にこういう被害を被ったという話はネットで見る限りは分からない。その井上昌子の名前が山頂標示の裏に書かれていた。昨年置かれた山頂標示板である。この方のことをもっと知りたいとは思っているのだが。最近、六甲山塊で、わざと間違った矢印スプレーがあちこちに記されたという話を聞いた。こういった類いの悪質なイタズラを繰り返していたのだろうか。
同じ道を歩きたくないので、北金井方面に下りるとする。来た道の延長をずっと下りてみた。一旦、桐生方面に向かうも、太田方面の分岐があるのかと思っていたが、このまま桐生に向かっている。人家の犬の声すら聞こえる。駐車地に行くにはかなり遠回りルート。そういえば、この下りきったところから、ヤブ道の峠越えをして北金井に行ったことがあったっけ。あれだけは勘弁だ。また唐沢山に戻る。汗だく。無風。元の道に戻ってしばらく歩いていると、分岐になった。来る時には気づかなかった。徘徊ついでに左の分岐道に入ってみる。間違ったら、また戻ればいい。ここもしっかりした道だが、クモの巣が多い。やがて視界が開け、鉄塔に着いた。しかし、全然風がない。少し進むと、道はさらに広く、整備されている。おそらく、鉄塔の管理道なのだろう。鉄塔と延びた高圧線から、地図と見比べ、自分の位置がようやくはっきりした。そろそろ林道に出会うはず。出会った。後は記憶にある光景。左にゴルフ場の一角を見ながら北金井キャンプ場に着いた。以前、唐沢山にこっちから行ってみようと、この周辺をうろうろしたことがある。しかし、この唐沢山もおかしな山だね。一等三角点が置かれながら、地元には無視された山。麓のビオトープの里にはやたらと道標があるのに、ここには方面を示す標示すらない。遭難する心配はないけど、もっと整備してもいいようなものだけどな。
ここにある沼にも釣り人が5人。トイレに寄り、駐車地に向かう。コンクリの遊歩道を上がる。この傾斜が今日一番の急坂だったのでは。菅塩峠に至る遊歩道に合流。ほどなく菅塩沼。12時10分。3時間は歩きたかったがわずか2時間のハイキング。道を間違えなかったら、ストレートに歩いてもせいぜい1時間20分コースだろう。しかしすごい汗をかいた。
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