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◎2012年11月18日(日)─I男、K女、S男氏と
大中寺駐車場(8時出発)……太平山神社……太平山……晃石山……桜峠……駐車場(13時30分帰着)
I男らに、太平山の紅葉見物の誘いを受けていた。ヤボ用もあるし、どうしようか迷っていたが、用事も土曜日のうちに片付いたので、急遽、付き合わせてもらうことにした。前日は小山の実家に泊まった。太平山は近い。皆さんのご到着を、駐車場でしばらく待つ形になった。予定では、謙信平の駐車場から歩き出すことになっているが、前に歩いたことのある大中寺からの方がいいだろうと、その場で勝手に判断し、謙信平の駐車場に向かっている皆さんに、あっちだ、こっちだと連絡を入れ、かなり混乱させてしまったようだ。しかし、最終的に周回したわけだから、どこに車を置いても、同じだったろう。失礼した。
(大中寺山門)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/76/c3e7f8d797a9b60d13ad4e9e7f083c89.jpg)
(大中寺で見かけた石仏)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/c7/2cb3f68271b3b4308111716910d540fa.jpg)
まずは大中寺を見る。ここはなかなかの古刹だ。墓地の駐車場のモミジの色付きはいい。天気もいいし、この先の紅葉をかなり期待した。何せ、ここは紅葉のスポットだ。関東ふれあいの道を歩く。舗装されて、車も通る。頻繁に車が行き交うわけでもないので、そのまま歩いていてもいいのだが、たまたま左に石段が見え、先を単独氏が登って行く。ここも行けるのではないかと、脇道に逸れてみる。階段を登ると、狭い舗装道が通っていた。単独氏はなおも直進してヤブに突入。そこまではやめておこうと、出来合いの道を歩く。傾斜20%の標識がある。100m進んで20m上がるわけだから、それなりに急なのだろう。続いて17%。やがて、ふれあいの道にまた出て、謙信平の駐車場に着く。
K女の下調べは怠りなく、やはり食い気分野。太平山でおいしいのは玉子焼き、だんご、焼き鳥だそうだ。今日は、それを食するのも目的らしいが、こんな早い時間に食べられるわけがない。しばらく行くと、もみじ庵という蕎麦屋があった。K女は「ここの蕎麦はおいしいんだって」と言い出す。まだ仕込みにも入ってはいまい。正直のところ助かった。
(スカイツリー)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/47/df4dd080d4ea2ee7767fbd6f877c7fa8.jpg)
(富士山)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/fe/ce2f9a0d77902069b5dc4617c7961bf1.jpg)
(付近の紅葉1)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/c3/26f5c3cb3e0c484224de9c8ea860cddc.jpg)
(その2)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/e8/7bae011cc82b23025e331ef4f6504372.jpg)
(その3。こんなものだった)
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ふれあいの道から離れて、脇道を登る。筑波山が見えた。この先は小さな公園。ここでカメラを落とす失態をする。I男が見つけてくれたが、ザックに括り付けたのが失敗した。普段はしないことをやるからこうなる。店がずらりと並んで、どこも開店の準備中。モミジは真っ赤になっている。この先には展望地。富士山とスカイツリーが見える。こんな時間でも、行楽客やハイカーの姿は多い。店のオバサンに、ひやかし気味に、「玉子焼きはまだだよね?」と聞いてみると、もうOKとのこと。しぶしぶ4つ買う。1つ350円。玉子を2~3個使ったような代物だ。持ち帰りにしてもらう。玉子焼きだからまだよかった。これがタレの焼き鳥だったらネバついて、持たせられるI男も嫌な気分だろう。皿で出てきた時にはオロシ付きだったが、持ち帰りに変更したら、オロシはなくなっていた。K女には、玉子焼きだけでご勘弁願いたいので、先を急ぐ。
(太平山神社に着いた)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/9b/0ed3408a10031de30c8c6e8e70807838.jpg)
(富士浅間神社)
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(太平山山頂。ここに上がる人はあまりいないのじゃないのかな)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/da/533408ebc3da631a55c2589cda9cdfd8.jpg)
太平山神社に向かう。この辺はまだ行楽客が多い。今のところ無風で、ぽかぽか陽気になった。もみじ祭りが金曜日から開かれている。神社スタッフが準備で忙しそうにしている。ただ気になる。紅葉の気配はさらに弱くなった。見るからに、終わってしまった感じだ。帰宅後に確認したが、Yahoo情報では「色づき始め」となっていた。あれでは、「始め」ではなく「終わり」の間違いではないのか。
山道に入る。奥宮を過ぎ、太平山山頂に向かう。もう下って来る方もいるし、スタスタと先に行く方もいる。結構、今日はハイカーが入っている。皆さん、我々と同様に紅葉目当てだろうが…。社殿の裏の山頂にはだれもいなかった。ここで、大平町(旧)なのに太平山とは何故かと疑問を口にしたら、S男氏が「あれっ、知らなかったの?」ときた。この方の下調べもまた怠りない。町名設定に際し、「太」の字は四画だから縁起が悪い。ついては「大」の字をあてがったのだそうな。なるほどと、一同うなずく。これからは、「先生、先生」呼ばわりかねぇ。
(男体山が見える)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/eb/0e0944e253c5dec5dc4cda03007d4933.jpg)
晃石山に向かう。太平山からの下りはK女にはきつかったようだ。木の根が張って、傾斜もそれなりにある。普通、自分の嫌なところを散々歩かされたうえ、ねん挫まで負っていたら「二度と行くのはゴメン」となるものだが、この方は懲りないからご立派。その分、周囲のフォローもまたきつくなる。右手に日光の男体山が見えた。もう冠雪か。これからは低山徘徊だなぁ。
電波塔を右に見て、ぐみの木峠に着く。マップコード標識が置かれている。これまでも、スポット、スポットで散見した。車でここまで上がれるわけでもあるまいにと思っていたが、考えてみれば、携帯地図やらGPSででもこのマップコードは使えるのだろう。I男が先ほどから、携帯をチラチラと見ている。iPoneのGPS地図だった。これでは、予備バッテリーを常に持ち歩いていないと、GPSも携帯も使えないだろう。自分のようなアナログ人間には、重宝して使いこなせるとは到底思えない。
(筑波山)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/8b/1cf0e534b417df7651e25642b5efac5d.jpg)
(晃石山山頂)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/2f/2793b0305bd2a79271c987ddb7adc903.jpg)
(晃石山から北側の展望)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/99/d77f0ce752e1cb0f43fe02bdeeee3ebf.jpg)
整備されたハイキング道を歩いていくと、展望地に出た。ここで玉子焼きを食べようか。ハイカーが多くて落ち着かないが、一人だったらおそらくできないだろう。まだ温もりがあり、厚手で、名物だけあっておいしかった。コーヒーも飲みたいところだが、晃石山も程ないから、我慢しようと、そそくさと腰を上げる。やはり落ち着かない。
ハングだかパラグライダーの発進基地を通過し、一登りして晃石山。稜線に出てから、風があたり、寒くなってきている。ここは吹きさらしのピーク。ただ、前に来た時は、浅間山も見えたのだが、木立に隠れてしまっている。時期的なものなのだろうか。そういえば、来たのは12月の暮れだったか。山頂でコーヒーを飲む。S男氏はしっかりとポットにコーヒーを入れて持参している。前回の山行以来、山歩きを、少しは面白く感じてくれたのだろうか、服もリュックも靴も真新しい物になっている。これでお終いというわけにもいくまい。今日の様子を見ていると、多少、きつい山でも大丈夫な気配。雪山で軽くしごいたりして。
晃石山には一等三角点がある。さすが、標石は立派だ。ハイカーがどんどん上がって来る。コーギー犬連れも。ここでの昼食も想定したが、風が冷たくて震えている始末だ。風のない下でとることにしよう。馬不入山の方に下りる。桜峠から下るつもりでいる。
(桜峠に向かう)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/70/19344d7598714f0682602b7f9f91df4e.jpg)
(入山の標識)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/c4/b73a18df0adb0942d41d5cc4d062e89d.jpg)
(手すり付き。前にここを歩いていて、オバチャンに、嫁の悪口をグチられた)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/72/fb0d6f67ec29f19c769aa30049d0f7ba.jpg)
(桜峠から)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/1c/f5a8cb60f683debee450533fc033374c.jpg)
途中の小ピークに「入山」という、真新しい標識があった。前回は気づかなかった。ここで変な疑問を抱く。先にある山は「馬不入山」。山名は、馬が入れない、登れない山といった趣意からきているのだろうが、犬のポチ、猫のタマが定番ネームなら、馬はアオ()ではないのか。アオもここまでは入るが、馬不入山には入れないから、桜峠から下れ…。こんな意味合いもあるのだろうか。考えすぎかねぇ。そういえば、馬肉はサクラ(桜)だったよな。一連が馬伝い。早速、先生にお尋ねする。さすがそこまでは詳しくないご様子。むしろ馬耳東風の構えでいらっしゃる。
木の長い、手すり付きの階段を下って桜峠。北側は伐採地になっているため、ビュービューと風が通る。東屋の中の方が強い。これでは食事どころではない。さっさと桜峠を下る。馬不入山は、自分の経験からして、ご三方にご紹介するまでもない山と考え、敢えて向かわなかった。
(桜峠を下る)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/28/3dbd536dace51ed7b4774211210921c9.jpg)
(これが限界のようだ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/ca/634b6cf0937632fc943e0d7eada7a24d.jpg)
(林道の風景。紅葉はもう終わった感じだ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/1c/6938ec10376f05c2ed83e95d2afcb2ee.jpg)
(清水寺。千手観音がこの中に)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/d1/e3900a1585c3a80ba0ca9884cd7baf82.jpg)
途中、東屋でいっしょになったグループに先行していただく。手にしているものを見ると、清掃登山のようだ。ご苦労さま。30人くらいの子供会のようなグループも上がって来た。林道(西山田線)に降り立つ。ここからは車道歩きだ。時間もあるし、のんびりと歩く。紅葉を愛でながら、といきたいところだが、淡いのか終わったのか、さっぱり分からない。たまに見かける濃いモミジは、もう色が落ちている。昨日の雨のせいだろうか。清掃登山には随分と参加されているようだ。林道脇の駐車場が集合場所になっているらしく、いろんな方面から、ゴミ袋を持った方々が下りてくる。
清水寺(「せいすいじ」と読むらしい)の東屋で昼食。ここの千手観音像は行基の作らしく、県指定文化財になっている。お堂の中を覗きこんだが、ガラスを通して撮れた写真は、ガラスに映った自分の姿だけだった。東屋で昼食にする。晃石山の山頂で見かけた、コーギーさん達が下って来た。山頂から直に下ったようだ。
(晃石山を眺めて)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/7d/bf4713885b5bddad299cd423f1ecc929.jpg)
(大中寺に至った)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/94/20985faec01a94958dc8381228f7ee01.jpg)
のどかな風景の中をだらだらと歩く。麓には風がない。遠くから、太鼓の音が断続的に聞こえる。周囲の木々には色づきはあるのだが鮮やかさがない。やはり、紅葉はダメだったか。遠目で見る山肌には紅葉の色合いがあるのだが。個人的には、何回か楽しんでいるから問題はないが、3人はがっかりだろうな。まだ暗いうちに出て来て、これではなぁ。
途中、道を大きく間違えながら、大中寺の駐車場に到着。脇にある公園のモミジはきれいだった。K女がもみじ蕎麦を食したがったが、これをやったらビールを飲みたくなる。我慢して、お疲れさまで別れる。こんな歩きでも、歩数計を見ると、18,000歩を越えていた。
帰りがけ、三毳山の側を通った。太平山に比べて、紅葉はこちらの方がきれいだった。選んだ山が失敗だったかなぁ。家に帰り、みー猫さんのブログを拝見した。蓬莱山と古峰神社、いずれも今回の候補地になったところだ。そして、ななころびさんの古賀志山、ここはS男氏が石裂山とともにマークして提案した山だった。お二人ともに、きれいな紅葉の写真を出されている。こういうのを見ると、かなり残念。ちなみに、今回の太平山強力プッシュはK女。ネット情報に惑わされてしまった結果ともいえようか。のどかな小春日和の中での里山ハイク。空気が澄んでいて、気持ちがすこぶる良かった。これを楽しめただけでまずまずか。
大中寺駐車場(8時出発)……太平山神社……太平山……晃石山……桜峠……駐車場(13時30分帰着)
I男らに、太平山の紅葉見物の誘いを受けていた。ヤボ用もあるし、どうしようか迷っていたが、用事も土曜日のうちに片付いたので、急遽、付き合わせてもらうことにした。前日は小山の実家に泊まった。太平山は近い。皆さんのご到着を、駐車場でしばらく待つ形になった。予定では、謙信平の駐車場から歩き出すことになっているが、前に歩いたことのある大中寺からの方がいいだろうと、その場で勝手に判断し、謙信平の駐車場に向かっている皆さんに、あっちだ、こっちだと連絡を入れ、かなり混乱させてしまったようだ。しかし、最終的に周回したわけだから、どこに車を置いても、同じだったろう。失礼した。
(大中寺山門)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/76/c3e7f8d797a9b60d13ad4e9e7f083c89.jpg)
(大中寺で見かけた石仏)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/c7/2cb3f68271b3b4308111716910d540fa.jpg)
まずは大中寺を見る。ここはなかなかの古刹だ。墓地の駐車場のモミジの色付きはいい。天気もいいし、この先の紅葉をかなり期待した。何せ、ここは紅葉のスポットだ。関東ふれあいの道を歩く。舗装されて、車も通る。頻繁に車が行き交うわけでもないので、そのまま歩いていてもいいのだが、たまたま左に石段が見え、先を単独氏が登って行く。ここも行けるのではないかと、脇道に逸れてみる。階段を登ると、狭い舗装道が通っていた。単独氏はなおも直進してヤブに突入。そこまではやめておこうと、出来合いの道を歩く。傾斜20%の標識がある。100m進んで20m上がるわけだから、それなりに急なのだろう。続いて17%。やがて、ふれあいの道にまた出て、謙信平の駐車場に着く。
K女の下調べは怠りなく、やはり食い気分野。太平山でおいしいのは玉子焼き、だんご、焼き鳥だそうだ。今日は、それを食するのも目的らしいが、こんな早い時間に食べられるわけがない。しばらく行くと、もみじ庵という蕎麦屋があった。K女は「ここの蕎麦はおいしいんだって」と言い出す。まだ仕込みにも入ってはいまい。正直のところ助かった。
(スカイツリー)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/47/df4dd080d4ea2ee7767fbd6f877c7fa8.jpg)
(富士山)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/fe/ce2f9a0d77902069b5dc4617c7961bf1.jpg)
(付近の紅葉1)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/c3/26f5c3cb3e0c484224de9c8ea860cddc.jpg)
(その2)
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(その3。こんなものだった)
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ふれあいの道から離れて、脇道を登る。筑波山が見えた。この先は小さな公園。ここでカメラを落とす失態をする。I男が見つけてくれたが、ザックに括り付けたのが失敗した。普段はしないことをやるからこうなる。店がずらりと並んで、どこも開店の準備中。モミジは真っ赤になっている。この先には展望地。富士山とスカイツリーが見える。こんな時間でも、行楽客やハイカーの姿は多い。店のオバサンに、ひやかし気味に、「玉子焼きはまだだよね?」と聞いてみると、もうOKとのこと。しぶしぶ4つ買う。1つ350円。玉子を2~3個使ったような代物だ。持ち帰りにしてもらう。玉子焼きだからまだよかった。これがタレの焼き鳥だったらネバついて、持たせられるI男も嫌な気分だろう。皿で出てきた時にはオロシ付きだったが、持ち帰りに変更したら、オロシはなくなっていた。K女には、玉子焼きだけでご勘弁願いたいので、先を急ぐ。
(太平山神社に着いた)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/9b/0ed3408a10031de30c8c6e8e70807838.jpg)
(富士浅間神社)
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(太平山山頂。ここに上がる人はあまりいないのじゃないのかな)
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太平山神社に向かう。この辺はまだ行楽客が多い。今のところ無風で、ぽかぽか陽気になった。もみじ祭りが金曜日から開かれている。神社スタッフが準備で忙しそうにしている。ただ気になる。紅葉の気配はさらに弱くなった。見るからに、終わってしまった感じだ。帰宅後に確認したが、Yahoo情報では「色づき始め」となっていた。あれでは、「始め」ではなく「終わり」の間違いではないのか。
山道に入る。奥宮を過ぎ、太平山山頂に向かう。もう下って来る方もいるし、スタスタと先に行く方もいる。結構、今日はハイカーが入っている。皆さん、我々と同様に紅葉目当てだろうが…。社殿の裏の山頂にはだれもいなかった。ここで、大平町(旧)なのに太平山とは何故かと疑問を口にしたら、S男氏が「あれっ、知らなかったの?」ときた。この方の下調べもまた怠りない。町名設定に際し、「太」の字は四画だから縁起が悪い。ついては「大」の字をあてがったのだそうな。なるほどと、一同うなずく。これからは、「先生、先生」呼ばわりかねぇ。
(男体山が見える)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/eb/0e0944e253c5dec5dc4cda03007d4933.jpg)
晃石山に向かう。太平山からの下りはK女にはきつかったようだ。木の根が張って、傾斜もそれなりにある。普通、自分の嫌なところを散々歩かされたうえ、ねん挫まで負っていたら「二度と行くのはゴメン」となるものだが、この方は懲りないからご立派。その分、周囲のフォローもまたきつくなる。右手に日光の男体山が見えた。もう冠雪か。これからは低山徘徊だなぁ。
電波塔を右に見て、ぐみの木峠に着く。マップコード標識が置かれている。これまでも、スポット、スポットで散見した。車でここまで上がれるわけでもあるまいにと思っていたが、考えてみれば、携帯地図やらGPSででもこのマップコードは使えるのだろう。I男が先ほどから、携帯をチラチラと見ている。iPoneのGPS地図だった。これでは、予備バッテリーを常に持ち歩いていないと、GPSも携帯も使えないだろう。自分のようなアナログ人間には、重宝して使いこなせるとは到底思えない。
(筑波山)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/8b/1cf0e534b417df7651e25642b5efac5d.jpg)
(晃石山山頂)
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(晃石山から北側の展望)
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整備されたハイキング道を歩いていくと、展望地に出た。ここで玉子焼きを食べようか。ハイカーが多くて落ち着かないが、一人だったらおそらくできないだろう。まだ温もりがあり、厚手で、名物だけあっておいしかった。コーヒーも飲みたいところだが、晃石山も程ないから、我慢しようと、そそくさと腰を上げる。やはり落ち着かない。
ハングだかパラグライダーの発進基地を通過し、一登りして晃石山。稜線に出てから、風があたり、寒くなってきている。ここは吹きさらしのピーク。ただ、前に来た時は、浅間山も見えたのだが、木立に隠れてしまっている。時期的なものなのだろうか。そういえば、来たのは12月の暮れだったか。山頂でコーヒーを飲む。S男氏はしっかりとポットにコーヒーを入れて持参している。前回の山行以来、山歩きを、少しは面白く感じてくれたのだろうか、服もリュックも靴も真新しい物になっている。これでお終いというわけにもいくまい。今日の様子を見ていると、多少、きつい山でも大丈夫な気配。雪山で軽くしごいたりして。
晃石山には一等三角点がある。さすが、標石は立派だ。ハイカーがどんどん上がって来る。コーギー犬連れも。ここでの昼食も想定したが、風が冷たくて震えている始末だ。風のない下でとることにしよう。馬不入山の方に下りる。桜峠から下るつもりでいる。
(桜峠に向かう)
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(入山の標識)
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(手すり付き。前にここを歩いていて、オバチャンに、嫁の悪口をグチられた)
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(桜峠から)
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途中の小ピークに「入山」という、真新しい標識があった。前回は気づかなかった。ここで変な疑問を抱く。先にある山は「馬不入山」。山名は、馬が入れない、登れない山といった趣意からきているのだろうが、犬のポチ、猫のタマが定番ネームなら、馬はアオ()ではないのか。アオもここまでは入るが、馬不入山には入れないから、桜峠から下れ…。こんな意味合いもあるのだろうか。考えすぎかねぇ。そういえば、馬肉はサクラ(桜)だったよな。一連が馬伝い。早速、先生にお尋ねする。さすがそこまでは詳しくないご様子。むしろ馬耳東風の構えでいらっしゃる。
木の長い、手すり付きの階段を下って桜峠。北側は伐採地になっているため、ビュービューと風が通る。東屋の中の方が強い。これでは食事どころではない。さっさと桜峠を下る。馬不入山は、自分の経験からして、ご三方にご紹介するまでもない山と考え、敢えて向かわなかった。
(桜峠を下る)
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(これが限界のようだ)
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(林道の風景。紅葉はもう終わった感じだ)
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(清水寺。千手観音がこの中に)
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途中、東屋でいっしょになったグループに先行していただく。手にしているものを見ると、清掃登山のようだ。ご苦労さま。30人くらいの子供会のようなグループも上がって来た。林道(西山田線)に降り立つ。ここからは車道歩きだ。時間もあるし、のんびりと歩く。紅葉を愛でながら、といきたいところだが、淡いのか終わったのか、さっぱり分からない。たまに見かける濃いモミジは、もう色が落ちている。昨日の雨のせいだろうか。清掃登山には随分と参加されているようだ。林道脇の駐車場が集合場所になっているらしく、いろんな方面から、ゴミ袋を持った方々が下りてくる。
清水寺(「せいすいじ」と読むらしい)の東屋で昼食。ここの千手観音像は行基の作らしく、県指定文化財になっている。お堂の中を覗きこんだが、ガラスを通して撮れた写真は、ガラスに映った自分の姿だけだった。東屋で昼食にする。晃石山の山頂で見かけた、コーギーさん達が下って来た。山頂から直に下ったようだ。
(晃石山を眺めて)
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(大中寺に至った)
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のどかな風景の中をだらだらと歩く。麓には風がない。遠くから、太鼓の音が断続的に聞こえる。周囲の木々には色づきはあるのだが鮮やかさがない。やはり、紅葉はダメだったか。遠目で見る山肌には紅葉の色合いがあるのだが。個人的には、何回か楽しんでいるから問題はないが、3人はがっかりだろうな。まだ暗いうちに出て来て、これではなぁ。
途中、道を大きく間違えながら、大中寺の駐車場に到着。脇にある公園のモミジはきれいだった。K女がもみじ蕎麦を食したがったが、これをやったらビールを飲みたくなる。我慢して、お疲れさまで別れる。こんな歩きでも、歩数計を見ると、18,000歩を越えていた。
帰りがけ、三毳山の側を通った。太平山に比べて、紅葉はこちらの方がきれいだった。選んだ山が失敗だったかなぁ。家に帰り、みー猫さんのブログを拝見した。蓬莱山と古峰神社、いずれも今回の候補地になったところだ。そして、ななころびさんの古賀志山、ここはS男氏が石裂山とともにマークして提案した山だった。お二人ともに、きれいな紅葉の写真を出されている。こういうのを見ると、かなり残念。ちなみに、今回の太平山強力プッシュはK女。ネット情報に惑わされてしまった結果ともいえようか。のどかな小春日和の中での里山ハイク。空気が澄んでいて、気持ちがすこぶる良かった。これを楽しめただけでまずまずか。
卵焼き、写真を撮らなかったけど、ふわふわして、ほんのり甘くて、山で食べるなんて最高の気分で、ごちそう様でした。
時々、視界が良くなり、遠くまで見えるし、雨上がりの空気が綺麗で、本当に気分の良い山行だったと思っています。帰りの道では、枯葉が舞って、綺麗だったし、I男は大きな葉っぱが頭に落ちて痛がっていたくらい。
自然が相手だから、予定通りに行かないと、またまた教えられました。急な寒波で、葉も落ちてしまうでしょうね。また次は、もっとピークを狙ってと、目標が出来ました、那須岳の事もあるし、あまり紅葉とは合わないのかな。
スポットとしてはかなり綺麗だったのではないでしょうか。正直、歩きたかった身としましては、少々羨ましい感じです。眺めを楽しみながら歩いてさらに卵焼き・・・なんてのお楽しみは、大平山でしかできないですもんね。ましては馬づくしの表現のくだりはまいりました。思いつきませんでした。
みー猫
帰りがけに眺めた三毳山の方が良かったかなと思いました。コースのとり方によっては楽しめる山でもあるし。
全体として大した紅葉ではなかったのですが、写真を、部分、部分で改めて見てみると、それなりにきれいです。
K女さんは、せめて、ダンゴと蕎麦をご賞味になりたかったでしょうが、いずれ、改めてお出かけくださいな。
確かに、スポットとしてはですね。
麓も、落ち葉だらけで、あれは、もうお終いだと思いますよ。
太平山なんて半端歩きですよ。半端歩きをするくらいなら、みー猫さんのように、紅葉だけを目的に行った方が良かったのかもしれませんよ。
まぁ、玉子焼きだけはお薦めですけど。
久し振りに、都会の喧騒を離れてピリッと引き締まる様な大気を感じながら赤や黄色に衣替えをした木々の葉を愛でながら、名物の玉子焼きをゆっくりと食する感じは何とも言えない至福の一時でした。
山の紅葉に囲まれながら遠くに見えたスカイツリーや新宿の高層ビル群の景色が現実との対比の様で何故か心寂しい思いがしました。
今その現実の世界で仕事をしていると山での一時が無性に恋しく思います。
たそがれオヤジさん、K女さんそしてI男君に感謝! また、機会があったら誘って下さい。
なかなか意味深なコメントありがとうございます。
S男さんがお感じになった「至福の時」。これが「逃避の憩い」になってしまったら、山歩きも何ら意味のない、おもしろくもないものになるでしょうね。
山を歩いて玉子焼きを食するのも、スカイツリーの下で日中のほとんどを過ごしているのもまた同一の「個」ですから、やはり、内部のバランスをうまく取ってこそ、自然の中の過ごしもおもしろいものになるのではないでしょうか。何を言っているのか、分からなくなってしまいましたが…。
ということで、次回は、いよいよ、雪の上の散歩にでも出かけましょうか。S男さんの経済的なご負担も、歩く度に大きくなりますね。
好天で紅葉もそこそこで、スカイツリーまで見えるとはハイキングとしては上出来だったのでは。
同行者の満足度が引率者に対しての一番の評価であり関心事?ですからにして。
確かに紅葉狩りが主目的であれば名所と云われている場所の方が良いでしょうが、やはり山歩きの要素も無くては寂しいですね。
馬不入山へは行かなかったのですね。
この名の通りの傾斜では無いような気もしますが。
まぁ、小春日の気持ちの良いハイキングでした。
喧噪に近い場所にありながら、空気が澄んでいるという感じがじわりと伝わってきましたからね。
同行のご三方には想像未満の紅葉でがっかりでしたでしょうが、特別な不満もなく、皆さんも気持ちよく歩けたかと思います。いつの間にやら引率者になってしまいましたけど。
馬不入山も考えはしましたけど、その先からの下りはきついでしょうし、どうせ桜峠から下ることになるのなら、行かなくてもいいかといった次第です。
もうそんな時期か。タクアン漬けで、バアさんも忙しくなる頃なんだな。あっという間だよな。
俺だは大根干し担当かよ。早いとこ、バアさんの秘伝を盗んで、カミさんに伝授させておかないと、先が知れてるぞ。
あのタクアン、世辞抜きで天下一品だよ。今年も、出荷落ちのを5~6本、いただくことにするか。
大根干し、手伝いに行きたいけど、ヤボ用多くてな。ワルイ。どうせ、そのつもりでコメント入れたんだろ。