お勉強が一区切りしてブレイクタイムになりました。
みんなトイレに行って、さあもう一頑張りという時、お友達の一人が戻ってきません。どうしたんだろうね、とみんなが心配して様子を見に行きました。
「○○ちゃーん大丈夫?みんな待ってるよぅ。」
するとちょうどトイレの扉が開いて、当人がすっきりした顔で出てきました。どうやら大の方を一人で頑張ったらしく、水の流れる音が聞こえていました。
「すっきりした?そろそろ始めるよ」
と声をかけると、にっこりうなづいて手を洗い始めました。
きちんと丁寧に洗っています。少し時間は遅れてしまいましたが、洗い方をみんなの前で誉めて上げようと思いながら待っていました。やがて水道の蛇口をキュッと閉め、教室に戻りかけます。
「慌てなくてもいいよ、ちゃんと手を拭いてからね」
「うん」
と言ってポケットを探しました。反対側も探しました。
ハンカチがありません。
私に照れ笑いを見せてから小走りで教室に戻りました。そこでバッグの中を探します。この時点でもう手はほとんど濡れていないのですが、一応決まりごとですから拭きたいところです。隅々まで熱心に探します。そこで声をかけてみました。
「どうしたの、ハンカチがないの?」
「うん、ママが忘れた!」 つづく
みんなトイレに行って、さあもう一頑張りという時、お友達の一人が戻ってきません。どうしたんだろうね、とみんなが心配して様子を見に行きました。
「○○ちゃーん大丈夫?みんな待ってるよぅ。」
するとちょうどトイレの扉が開いて、当人がすっきりした顔で出てきました。どうやら大の方を一人で頑張ったらしく、水の流れる音が聞こえていました。
「すっきりした?そろそろ始めるよ」
と声をかけると、にっこりうなづいて手を洗い始めました。
きちんと丁寧に洗っています。少し時間は遅れてしまいましたが、洗い方をみんなの前で誉めて上げようと思いながら待っていました。やがて水道の蛇口をキュッと閉め、教室に戻りかけます。
「慌てなくてもいいよ、ちゃんと手を拭いてからね」
「うん」
と言ってポケットを探しました。反対側も探しました。
ハンカチがありません。
私に照れ笑いを見せてから小走りで教室に戻りました。そこでバッグの中を探します。この時点でもう手はほとんど濡れていないのですが、一応決まりごとですから拭きたいところです。隅々まで熱心に探します。そこで声をかけてみました。
「どうしたの、ハンカチがないの?」
「うん、ママが忘れた!」 つづく