僕らはみんな生きている♪

生きているから顔がある。花や葉っぱ、酒の肴と独り呑み、ぼっち飯料理、なんちゃって小説みたいなもの…

コテージ…②

2006年06月19日 | SF小説ハートマン
そうか、君はCOS-MK惑星から来たんだね。
よく見ると耳は頭部の上方にちょうどネコのそれのように付いている。赤毛のショートカットがそれを半分だけ隠している。初めて見た時エプロンの飾りか何かだと思ったものはネコのようなシッポだ。

COS-MK惑星は銀河系でも辺境に位置する小さな惑星だ。単種族で長い歴史を持つ。文明と呼べるものはほとんど無いが、きわめて平和で、争うことを知らない。生活するCOS-MK惑星人達はほとんど言語を話さない。いや必要としない種族だ。ネコ耳を自在に動かし、相手の思考波をキャッチする。誰でもが言葉を発する前に気持ちを察してしまう能力を持っているのだ。

人なつっこいその性格から、従順なメイドとして別の種族に使われることが多い。ただ暴力的な扱いを受けたり、ショックを受けたりするとすぐにその命を終えてしまうことで知られている。
同じような平和な種族と依存し合いひっそりと生き残っているのだ。

側に来たメイドはハートマンの足にビーチの砂が付いているのを見つけかがみ込んだ。
「ん?さっきまでビーチにいたんだよ。ごめんね、砂を持ち込んじゃった。君の仕事を増やしちゃったみたいだ。」
「ハウハウ。」
にっこり笑って首を振ってから、足に付いたままになっていた珊瑚の砂を柔らかい手のひらで丁寧にそっと払い落とした。
他人に奉仕することが本当に好きなのだ。
「わぁ、ありがとう。と、ところで君の名前は?」
少しテレながらハートマンは尋ねた。
「ハウ~?」     つづく
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こりゃぁダミだ

2006年06月19日 | その辺の木や花です
なぜ  毒 なん?

なぜ  だみ なん?

結構可愛いきれいな花ですよぅ  くさいけど…       
コメント (12)
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