ある日クレヨンを持って教室を移動しなければならない時がありました。
「さあみんな、用意のできた人はクレヨンを持ってここに並ぼうね」
と声をかけたところ、十数人の子ども達が素早く支度をして集まってきました。
出遅れた子どもが3人、クレヨンを拾い集めています。落としてしまったからです。早く並びたい気持ちばかり焦って、なかなか片付きません。
「慌てないでいいからね」
と声をかけておいてから、素早く並んだ子ども達を見てみると、皆クレヨンの箱の両端をしっかりと持って並んでいます。クレヨンを落としてしまった子どもは片手で持って、急いで移動しようとしたので蓋が開いてしまったのです。
競争するからいけない、とか、きちんと蓋をしないからだ等と叱る前に、どうしたら失敗しないか教える必要がありました。クレヨンの箱は両手で持つのだ、ということが習慣になっていれば何でもなかったからです。
失敗したこと(クレヨンを落としてみんなに遅れてしまった)で、落ち着きや集中力がまた少しそがれてしまい、次の活動が落ち着いて出来ないことが多いのです。
してしまったことを咎めるのではなく、そうしないように教えることが大切なのだと思いました。
「さあみんな、用意のできた人はクレヨンを持ってここに並ぼうね」
と声をかけたところ、十数人の子ども達が素早く支度をして集まってきました。
出遅れた子どもが3人、クレヨンを拾い集めています。落としてしまったからです。早く並びたい気持ちばかり焦って、なかなか片付きません。
「慌てないでいいからね」
と声をかけておいてから、素早く並んだ子ども達を見てみると、皆クレヨンの箱の両端をしっかりと持って並んでいます。クレヨンを落としてしまった子どもは片手で持って、急いで移動しようとしたので蓋が開いてしまったのです。
競争するからいけない、とか、きちんと蓋をしないからだ等と叱る前に、どうしたら失敗しないか教える必要がありました。クレヨンの箱は両手で持つのだ、ということが習慣になっていれば何でもなかったからです。
失敗したこと(クレヨンを落としてみんなに遅れてしまった)で、落ち着きや集中力がまた少しそがれてしまい、次の活動が落ち着いて出来ないことが多いのです。
してしまったことを咎めるのではなく、そうしないように教えることが大切なのだと思いました。