僕らはみんな生きている♪

生きているから顔がある。花や葉っぱ、酒の肴と独り呑み、ぼっち飯料理、なんちゃって小説みたいなもの…

好奇心の「種」

2006年06月27日 | 何でも掲示板
植物は不思議です。子ども達は不思議なものが大好き。
朝顔でも大根でも、種を蒔いて何日かすると発芽しますよね。あんな小さなしかもカチカチに堅いものから根っこが出て芽が出て葉っぱが広がる。水しかもらってないのに、どこにそんなパワーが隠れていたのでしょう。

子どもは自分で蒔いた種を毎日欠かさず眺めます。
種は成長するとその個性をきちんと発揮して、自分だけの特徴を持った姿へ変身を遂げます。
変身の過程はとても楽しみですが、花を咲かせ実を結ぶところまで見られるものはもっと楽しみです。実を収穫して味わうことができるとお世話した苦労も報われる気がします。子どもも毎日食べている物がこうしてできあがったのだと、どこかで感じているはずです。ひょっとしたら感謝の気持ちも芽生えているかも…

ある日、きれいに咲いたオダマキの花を見つめて
「宇宙船みたいだね」
とつぶやく子がいたり、
オシロイバナの種をポケット一杯集めて自慢したり、
「ツツジはここがおいしい」
と蜜の吸い方を教えてくれたり。

オオバコの茎で綱引きをしたり、朝顔の花で色水のジュースを作ったり、笹舟作りやオナモミのぶつけっこやドングリ集めや、その他いろいろ、植物と遊ぶ子どもが少なくなってもうずいぶんになります。

「今時そんなことできるわけないですよ」と、都会ではなかなか難しいと思われるようですが、案外そうでもありません。
近所のちょっとした公園や路地裏通りの発泡スチロールプランターなどで、結構面白いものに出会います。  つづく
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする