僕らはみんな生きている♪

生きているから顔がある。花や葉っぱ、酒の肴と独り呑み、ぼっち飯料理、なんちゃって小説みたいなもの…

虫むし来るよ

2006年06月05日 | 何でも掲示板
夕方窓際で子どもが何かを見つけました。小さな甲虫です。

虫にしてみれば大変な災難ですが、面白いものを見つけたその子は指を出してつっついてみようか弾き飛ばそうか、お友達になれるものか思案中の様子です。
虫の方でも走りだしたものか死んだ振りの方がよいのか迷っています。
ある種の緊張感を私は楽しんでいました。とその時、

「ほら、むしむしくるよ!」

と突然お母さんが子どもをつれ去りました。目を丸くしている私の前を、危機を脱した甲虫がもそもそと通り過ぎて行きます。

「おいおいそれでいいのかい」
妙に納得できない気持ちで子どもの行方を追うと、何事もなかったかのようにお菓子を食べておりました。

もっと見ていたかったんじゃないのかなぁ。ファーブルとまではいかなくとも、子どもがじっと見ている時は何かを感じている時です。
それともうひとつ、お母さんに聞きたい。虫というとすぐにゴキブリを連想してはいませんか?はっきり言って私もこいつは嫌いですよ。でもクモは嫌いではありません。蝿や蚊は嫌いですが、蜂は好きです。

私の好き嫌いを言っていても始まりませんね。
言いたいことは、虫を好きにさせるのも嫌いにさせるのもお母さん次第だということです。連れ去られた子どもは、虫はよくないものと認識したことでしょう。

カブト虫とクワガタ虫とテントウ虫とアゲハチョウはよい虫。それ以外の昆虫は人類の敵だというような姿を見る度に、ちょっと悲しくなるのです。
ポケットにダンゴムシをいっぱいためこんで幸せそうな女の子、カナヘビ(蜥蜴の仲間)を捕まえて飼ってもいいかと聞きにくる男の子。いいじゃありませんかお母さん。好きになってとは言いません。せめて一緒に見てあげる勇気を持ってくださいな。
コメント (2)
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