リニア式ロータリーグリッパー

僕が前に使っていた大阪の某テニスショップのオリジナルマシンなのですが、長年使ってるとあっちこっちガタがきます。　クランプとクランプベースとロータリーグリッパーがその代表選手ですね。　　

まあ、クランプはどうしようもないのでちょっと良いヤツに買いかえるとして、モンダイはガットチャックなのだ。　コレも使い込むとクランプ同様滑り出します。　アルコールとかで掃除してもすぐにスベルようになったらもう寿命ですね。　ガットを挟むところがツルツルになっていると思います。　コイツがスベルとけっこうタイヘンで、グリッパーは止まらずにグルグル回り、おーいナンダナンダってなことになってしまうのだ。　特にナチュラルとかマルチとか高価なガットに限って滑っちゃいますね、まったく何本ダメにしたことかｗ

で、ガットチチャックだけ売ってくれるとアリガタイのですが、この部品だけでは売ってくれません。　グリッパー全体（2万円くらいだったか・・・）の交換になります。

ただ、どう考えてもバカバカしいので、ケチな僕はガットチャックの上下を逆にして使っています。　今回はその方法をエラソーに紹介します。　必要な道具はM4の六角レンチ1本だけです。

【１】

まず６角レンチ（M4 Hex）でグリッパーを外します。

【２】

キャップボルト３個（M4 Hex）を外します。

【３】

ボールベアリングが落ちてコロがることがあるので失くさないように注意してください。


一見して解るようにガットを挟むところが線状にツルツルになっています。　

【４】

　↓

単純に上下を逆にしたいところですが、ベアリングのミゾの深さがチガウので、上下左右を逆にします。　ここがミソですｗ　画像の様に分解した部品を並べて置くと、単純に左右を交換するだけでいいですね。　まあ、カンタンですｗ

【５】

あとは組み直すだけです。　ベアリングが転がっていかないように、ちょっと粘度のあるグリスを使うといいと思います。　とりあえずこれでまたしばらくは使えるようになります。

興味のあるヒトは　Do It Tennis　をのぞいてみるといいかも、ここはイロイロな部品があります。　ガンマのクランプベースとかナカナカ良さそうですよ。　それとバボラツールセットも今なら円高で安いですね、あまりオススメではありませんがｗ