
ホーザンの工具は昔からごく普通によく使っているのですが、まあハズレはなかったと思う・・・。 で、今回買ったモノはアラミド専用ではなくて、アラミドも切れるハサミなのだ。 ずっと前からテニスバックに1本入れておく、やや小さめのハサミが欲しくて、以前、鉄腕ハサミGTを買ったのですが、これはガットが思っていたようには全然切れなくて、大失敗だった。 コイツは見た目だけはそうとうに働きそうだっただけに、ハラが立って捨ててしまおうかと思ったぐらいなのだった(笑)
僕がガット切りにハサミを使う理由は、とにかくニッパーに比べて持ちやすく、バリバリと連続で切りやすいということなのですが、実際に使えるハサミってのはなかなかナイですね。 とりあえず今のところクルマのキーホルダーにしている、ビクトリノックス・ミニチャンプのハサミを、テニスコートでガットが切れたときに仕方なく使っているのですが、これでガットを切るのはちょっとオオゴトなのだ。
で、ホントかどうかはちょっと疑わしいところなのですが、ストリンガー御用達のハサミと言えばアルスーパークラフト370らしく、とりあえずモノズキな僕も使っている。 コイツはアラミド専用で、普通のホームストリンガーなら絶対買わないような、メチャクチャ強気な価格設定です、ハイ。 ハッキリ言って、普通のガットを切るだけなら、ホームセンターで買えるニッパーで必要十分ですね。

画像下がアルスーパークラフト370
今回購入したN-840ですが、形状はクラフト370にソックリで、サイズがやや小振りです。 テニスバックに入れておくのにもちょうどいいサイズなのだ。
と言う訳で、アラミド専用ハサミは、とりあえずアラミドも切れるハサミにくらべて、どのくらいアドバンテージがあるのかくらべてみた。 価格はクラフト370がラケット1本分くらいに対して、N-840はガット1個分くらいです。 まあ素材がスーパーハイスとステンレスですから、価格のチガイはしょうがないというか、ポルシェとカローラをくらべるようなものかもしれんね(笑)
もちろん、アラミドなんてこれまで張ったこともないし、一度はどんなものか使ってはみようとは思っているケブラーとかも、今のところ在庫してないので、残念ながら試し切りをすることが出来ないのだけど、まあ、とりあえずポリガットでもいいでしょ(笑)
ところで、一般に何故ニッパーがガット切りの代表選手かというと、タイオフ後のガットの切断は刃の先端しか使えないということに尽きますね。 普通のハサミでは刃の先端でガットを切断するのはカンタンではないです。 で、クラフト370が使いやすいのは、剪定ハサミの様な形状で、軽い力で硬いものを刃の先端でカットしやすくなっているからなんですね。
まあとにかくN-840を実際に使ってみたところ、コイツは期待していた以上にサクサク切れます。 感覚的にはクラフト370よりもコッチの方がよかったりして・・・ アラミドの切断とか耐久性とかになるとまたちがってくるのでしょうけど、携帯用くらいにしか考えてなかった僕としては、これはかなりショックというか、うれしい誤算というか・・・ いったい今までなにをしていたんだろうって・・・
今回紹介したHOZAN N-840は、実売価格もホームセンターで売られているニッパーとあまり変わらないか、あるいはモノによっては安いくらいなので、現在ニッパーを使っているホームストリンガーのミナサンには、ぜひ使ってみてもらいたい一品です。 もんくなしにオススメです!!