
バボラのリペアプライヤーもそうなのだが、スターティングクランプもけっこうサビやすいのだ。そのうえスタクラの場合、ハサミ部のスキマがかなり狭いので、掃除がしにくい。で、タマに分解掃除をするのだが、今回はその手順とコツを公開します。まあ、誰もキョーミはナイとは思いますがw
まずバネを外しますが、これは指で縮めてやればカンタンに外せます。

つぎにピンを抜きます。これはめんどくさそうですが、テキトーな大きさのネジをあてがって指で押すだけで、意外とカンタンに抜けます。方向性はナイのでどちらからでもOKなのだ。


バボラのバネはサビやすいので、定期的にグリスアップが必要です。もしサビが出ていたら、CRC556とかでサビを落としてウエスで拭いた後、グリスアップします。ついでにピンにもグリスをかるくぬっておきます。
CRC556はサビやヨゴレを落とす分にはイイのですが、油分も一緒に落ちてしまい、逆にサビやすくなるので、後で必ずグリスアップします。CRC556は万能だと思っているヒトはケッコウ多いみたいですが、ハッキリ言って逆効果になることの方が多いです。
ハサミ部は、使い古しの歯ブラシ(コレで上等なのだ)にアルコールをつけて、ゴシゴシやるとキレイになります。
で、組み立ててグニグニすると、バネから余分なグリスが出てくるのでウエスで拭き取ります。これを何回か繰り返します。
最後に、ハンドルに付いた油分と汚れを、アルコールを含ませたウエスで拭いてキレイにします。
と言う訳で、バボラのスターティングクランプはその気になればメンテはカンタンですが、他のモノ、特にオマケで付いてくるようなスタクラの分解はちょっとタイヘンかもしれないです。

コレは某ショップオリジナル(たぶん台湾製)ですが、バネは外せるもののピンはカンタンには抜けません。ピンの形状もバボラのものは両端を丸く加工してますが、コレは平らに切断しているだけです。それに、バボラはバネを外すと抵抗なく動きますが、コイツは加工精度がもうひとつなのか、動きがかなりシブイですね。ハンマーで叩いてみたりもしたのですが、壊してしまいそうなので、結局コイツはピンを抜くのをあきらめました。まあ、スターティングクランプとしての機能に関してはまったくモンダイナイのですが、分解掃除することまでは想定してないんでしょうねw
ちょっと見た目はバボラの方が安っぽい感じがしますが、やはりブランドというのはバカに出来ないのだった。
http://www.stringersworld.co.uk/
僕はこのサイトで初めてテクニのスタクラを見ました。これ欲しいんですよねw