おはようございます。
やっと風邪も治ってきて、
しゃべりやすくなりました。
一番症状が酷い時は、声がほとんど出せない状態でした。
喉が腫れて、大変息苦しかったのです。
そんな一番酷い日に、母から電話が。
「お前、風邪どうや?」という心配の電話が。
私は息苦しい中、必死に
「ガサ、ガサガサ!(声、出んの)」と伝えた。
母は、みなさんのご想像通り、
「あんだって?」と返してきた。
私も負けるもんかと、息苦しいのを我慢して、
「ガサ、ガサガサ!ガサ、ガサガサ!(声、出んの!声、出んから!)」
と2回繰り返した。
「あんだって?」が返ってきた。
そしてさらに、母は、
「わし、何か買って来てやろか?何が欲しいか言え!」
と言ってきた。
私は、息が苦しいが、
「ガサガーサ、ガサガサ、ガサガ。(大丈夫、自分で、行くよ)」
と必死に喉から音を絞り出したが、
「あんだって?」と返された。
途方に暮れて、暮れ過ぎてブチっと電話を切ってしまおうとした瞬間、
「とりあえず、今からジジィが、カーテン持っていくからな。
買ったはいいけど、なぁんか、重たい感じで、
息苦しいから、お前にやる!」
と言って、ブチっと切られた。
なんだかんだいったって、
心配してかけて来てくれた、年老いた母からの電話。
本当は、伝えなくちゃいけない言葉があるのだけれど、
なかなか言えない、素直じゃない私。
不甲斐なさを痛感する・・・。
せめて、心の中で言ってみる、
伝われという願いを込めて。
お母さん、ねぇ、お母さ~ん、
今、要らない物ランキング ナンバー1は、息苦しいカーテンだ!
ついでに、
風邪の差し入れに、カーテンか!
うわ、風邪にはやっぱりカーテンよね・・・って言うか!
カーテンを持って来た、ジジィ(父)とおたま
おたま「じーちゃん じーちゃん」
おたま「じーちゃん あいたかったぞ」
おたま「じーちゃん だいすきだぞ」
おたま「じーちゃん じーちゃん じーちゃん」
おたまは、じーちゃんが大好き。
赤ちゃんの頃から、ずっとじーちゃんが大好きなのだ。
おたま「ぼくは じーちゃんと ずっと いるぞ」
じーちゃんは言う
「お前は、わしの家では暮らせんのだ。
だって、じーちゃんは、お前を最期までは見てやれんから。
ここで、姉ちゃん達と一緒がいいんだ。」
本当は、里子に出す予定だった、おたま。
当時、さぁ、お見合い決まったぞという時に、体調を崩した、おたま。
「頼む!この子だけはお前んとこで暮らさせてやってくれ」と泣きついた父。
ドラマチックな男たちの、愛の物語は、まだ続くのであります。