我が家のおじさんが、
仕事場で着るユニホームのズボンを5本持ってきたのです。
おはようございます。
ズボン丈を13センチ短くして欲しいとの事。
「嫌です。牛乳飲んで、足を伸ばしたまえ。」と言ったのに、
「では、お願いします。」と渡されので、やる事に致しました。
定規を出せば
こうなるだろ
諦めて、目測で切っていると
こうなるだろ
できんと思い、他のズボンを出すと
こうなるだろ
退いてくれんか?退いてくれ!
何度言っても、決してこっちを見ないだろ
で、
4本、抑えられただろ
だから、私、「チャーンス!」と思って、「今のうちだー!」と思って、
5本目のズボンを急いで裁断したのです。
急いだから、ほんとすごい急いだから、
太もも部分もちょこっと切っただろ
どーすんの?これどーすんの?
こっち、見ろやー!
「おじさん、できたぞ」とだけ告げると、おじさんは
「ありがとうございます、助かります、
本当にありがとうございます。」と、丁重なお礼を。
どってことないさ、
気にすんな、
そんなにへりくだんな、
気付くなよ、
そう心で呟くのでした。
そんな訳で、
新品のズボンに穴を空けた事は、
とぼけた振りを決め込んでみようと・・・。