うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

好きも嫌いも、愛のもとでは、同じこと?

2019年03月23日 | 日記

私は、元来、

あまり文字は読まない。

読めない漢字も、かなりあるしな。

 

おはようございます。

漫画も読まないから、

漫画を開いたら、絵だけでストーリーを考える。

考えて考えて、ページをめくるのだ。

こうなったら、文字部分も読めばいいじゃんね。

その方が早いじゃんね。

でも、読まない。

もはや、ポリシーだと思って欲しい。

 

そんな私でも、子供の頃から折に触れ読む本がある。

それは、だいたい、太宰治だ。

好きな作家は?と聞かれても、

なかなか「太宰治です」とは答えづらい。

他の作家の本を読んだ経験が、ほとんど無いゆえ、

様々な作品と比較して、太宰を選んだ訳では無いからだ。

そして、久しぶりに、「人間失格」を読んだ。

少女の頃は、どんな気持ちで読んだか思い出してみたが、

とにかく重くて、思春期の重苦しい時代には

打ってつけだっただろう。

きっと、堕ちに堕ちながら読んでいたと思う。

しかし、今回は違った。

ここまでどうにもならないと、一周まわって、面白い!

そう感じた。

滑稽にさえ感じるダメな主人公は、そこはかとなく愛おしく、

これでもかっと自虐する様は、実に潔く、色気のある作品だ。

あぁぁ、やっぱり、私は太宰が好きです。

 

そういえば、以前、ある人に言われた言葉が

今も気になっている。

「だったら私は、あなたに私の事好きって言われても、嬉しくない」

という言葉だ。

ハッとさせられた。

その時、私は、ある意味、嫌いな人はいない。

どんな人でも、全てを持っていると思っているから。

怖い人だって、優しさを隠しているし、

温厚に見える人にだって、怒りをたぎらせる時もあるから。

という話をした後に、言われた言葉だ。

 確かに、そう言われても仕方ないと思い、

次に何を言っても言い訳になってしまいそうで、

言葉が続かなかった。

 

こう言えばよかったかな?

「でもね、私は貴女を、愛しているんだよ」ってね。

どんな貴女でも、貴女への愛は、

きっと、どうしようもなく湧いてくるんだから、仕方ないよねってね。

 

おい、君たちは仲がいいのかい?

さっきまで、どつき合ってたのになぁ。

 

おたま「どつき合ってないぞ。どつかれた、だけだぞ」

ごめんごめん。

おたまが、どつかれた、だけだったな。