頬を撫でる風は、湿った感触を残し、
歩くたび、体は重くなるばかりだ。
気を取り直そうと、空を見上げても、
空は一面、灰色の雲で覆われていた。
雲の切れ間を探しても、
青い空は、どこにも見えない。
空の灰色は、私の体を染めていく。
そして、灰色の空と私との境界線が無くなった時、
ついに歩けなくなった。
すっかり灰色になった私は、見上げる事も止め、
ただ茫然と立っていた。
その瞬間、
私の目前を、青く光る風が鋭くかすめた。
あれは・・・カワセミだ。
まっすぐ川へ向かう、青く輝く小さな羽根に、
灰色に覆われた全身を切り裂かれ、
私は再び、歩き出す力を得た。
おはようございます。
いやだな~、会社行くの、いやなんだよ~っと思いながら、
ぼやっとした顔でダラダラ歩いていた、ある日の朝の出来事を、
ちょっと、かっこつけて書いてみただけなんですがね。
ほんとにね、シュッとかすめていったの、カワセミが。
驚いちゃって、目が覚めたという次第です。
私は、時々、何もないのに酷い孤独を感じる時がある。
周りの人が、みんな凄く頑張ってて輝いて見えて、
自分だけが、冴えない生き方してるような気がして、不安になってしまうのだ。
何かに取り残されているような気分だ。
しかし、その何かが何かも分からない。
そんな時、外へ出てみると、そこには静かな営みが溢れている。
美しい花は、誰かのために咲いているのではなく、
空を飛ぶ鳥は、自由を楽しむために羽ばたくのではない。
風は、湿った私を乾かすために吹く訳ではないし、
太陽は、私を照らすためだけにあるのではない。
空は果てしなく広がり、今こうして見上げているのは、
私だけではないだろう。
みんな、繋がっている。
だから、私は生きていられるのだ。
望もうが望むまいが、私は生かされている。
そう感じると、すーっと孤独から抜け出せるというわけだ。
家の中にも、すーっとしてる光景があるぞ!
うんこ「すーっすすー」
なんだか涼しい顔で、寄り添っているけども?
うんこ「すーーーーっ」
うんこ「すすっ」
って、こらー!
うんこ「なにが?なにが?」
なにが?じゃねーわ!
すーずしい顔して、盗み食いしたら、ダメでしょ!!
うんこ「これじゃ、たれを教育した甲斐がないわ」
心の境界線を無くして、さりげなくご飯を奪っても、
気にしない子に育てるという、プロジェクトかい?
恐ろしいプロジェクトだな・・・。
というわけで、
この度、ポンちゃんママさんの娘さん家族が、
なにやら、楽しげなプロジェクトを立ち上げたようですよ。
私は、このプロジェクトを拝読して、
不思議と、すーっと孤独や不安が消え、力がみなぎった。
青く輝く風のような、爽やかな風に吹かれてみたくなったら、
是非
チェゲラッチョ!(画像をクリック!)
拡散希望です。
よろしくお願いいたします。