せっかく覚悟して
スマホを使い始めたが、
なんだか・・・・
おはようございます。
昨日からネットに繋がらないし、
でも通信は普通にできるから、
ある意味、ガラケーと、なんら変らない小型電話になっている。
だったら、いいじゃんね?
いいのか?
便利って面倒くさい。
以前、ボロアパートに住んでいた頃は、
洗濯機がなくて、というより買うのが面倒で
私は、風呂場のぼこぼこした床を洗濯板代わりにし、
そこへ衣服をゴリゴリ擦り付けて洗っていた。
するとどうだ。
入居前からだろう薄汚れた風呂場の床が、
毎日洗濯物を擦り付けたことで、ピッカピカにきれいになっていくではないか。
ゴリゴリされた衣服がきれいになっているかは、もうどうでもよかった。
ハウスクリーニングの業者でも落とせなかった汚れが
落ちていく様は、私を無我夢中にさせた。
しかし、当然ながら楽ではない。
すると、余計な汚れ物を出したくないという発想をし始める。
結果、衣服は3枚、下着に至っては1枚あれば、
365日をやり過ごせるようになった。
そして、風呂から出たら何で拭くの?
拭かぬ!
といった具合だから、
そんな暮らしは、快適ではないかもしれない。
夜に脱いだパンツを風呂場で洗い、朝まで干して履く訳だから生乾きだ。
今は、洗濯は洗濯機が洗ってくれるし、
皿は、おじさんが洗う。
私は、あの頃と比べれば、遥かに多くの便利な物に囲まれている。
しかし、あの暮らしを、今でも心のどこかで求めているから不思議なものだ。
とはいえ、皿は未来永劫、おじさんが洗えばいいと思っている。
便利といえば、我が家の、ほくろたれ蔵さんだ。
最近、よく聞かれる言葉が「結局、今、何匹いるの?」だが、
今年は、猫の出入りが激しかったから、無理もない。
実家の両親でさえ、たれ蔵の存在を忘れているくらいだ。
それほど、手のかからない猫が、ほくろたれ蔵だ。
そろそろ、生後6か月になる計算だから、まだ子猫だ。
子猫なんだよね?と疑いたくなるほど、彼は落ち着いている。
ここから始まった、たれ蔵との暮らしは、
いつも、たれ蔵に救われていた。
よねの闘病にヒントを与えてくれたのも、
ちょうど、その足並みに沿って成長していく、たれ蔵の存在だった。
第一線での子育ては引退したはずのうんこの母性も、なぜか、たれ蔵にだけ蘇らせた。
うんこも、活き活きとしていた。
たれ蔵が来て、ちょうど2か月後
こんな感じになっちゃって、さすがに呆然としたが、
それは私に限らず、我が家全員で、呆然とした。
しかし、たれ蔵だけはそうではなかった。
本来、乳飲み子にては、もっとも注意すべき存在だろうが、
たれ蔵には当てはまらなかった。
むしろ、ここでも、大きな支えとなった。
たれ蔵が来て23日後、よねが逝き、
こしょうが来てちょうど23日後、こしょうが逝った。
たれ蔵が絡むと、ちょうど、って事ばっかりだ。
笑っちゃうくらい、ちょうどが多い。
たれちゃん、ありがとね。