うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

いっそ、全ベッドを捨ててやろうか?!

2019年11月04日 | 日記

在所に戻って、

もう10年以上になるだろうか・・・

 

おはようございます。

4匹の猫とともに都会から田舎へ戻ってみれば、

やっぱり田舎にも、猫がいた。

 

都会の猫と田舎の猫に、なんら違いはないが、

育て方は、すこし変わった。

実家が近い事もあって、

拾った子猫は、わが両親を、思う存分使い倒して育てるという、

冴えない私にしては、妙案を思いついたものだから、

年老いた両親には、さぞや災難なことだろう。

 

父84歳、母80歳、いまだに、

昼間は、生後3か月の子猫の面倒を見ている。

見させられていると記した方が正確だが、

私は、実家に子猫を連れて行って、謝罪したことはない。

むしろ、文句を言われて逆切れしたことはあるが、

かろうじて、「お願いします」くらいは、伝えていると思う。

いずれにしても、厄介な娘を生み出してしまったものだ。

ちなみに、父も母も、猫アレルギーだ。

 

子猫になつかれ、くしゃみをし、子猫にドン引きされるたび、

子猫に謝る両親を見て、笑う娘という構図だ。

訳を知らない人が見れば、おぞましい光景かもしれない。

が、人というのは、いくつになっても慣れるものだ。

どちらかというと頭が固く厳しい態度の両親が、

私が猫を拾う度、怒りのドーンは確実に下がってゆき、

去年の今頃は、

「おい、お前、最近猫を拾わんな~。」

と待ちわびる程にまで、感覚が麻痺してしまっていた。

だからか、今年は図らずも、

これでもか!というくらい、実家に猫を送り込むことになり、

もはや、母さんも父さんも、

音の静かなベルトコンベアーのごとく、すーっと子猫を受け入れるという運びだった。

 

そうして育てられた猫たちは、みんなジジババが大好きだ。

たまにしか我が家へ来ないジジが、昨日、

猫たちに土産を持って、やってきた。

ほくろ「じちゃんだじちゃんだじちゃんだ」

ほくろたれ蔵は、2か月振りのじいちゃんだもんな。

 

おたま「じーちゃん、おら待ってただよ」

そうだな、待っていたもんな。

 

あやは、じーちゃんの土産に一番乗りでイン!

あや「じーちゃんが、あたしにくれたの」

と、これがまた、ややこしい事になるわけだ。

 

おたま「おらに、くれたんだぞ」

 

のん「のんの陣地らじょ」

いや、君はまだ、入れてもいないのに?

 

たれ蔵も気に入ってしまっている。

その後ろにも、じーちゃんの土産があるんだぞ~。

これとあれを持ってきたんだぞ~。

 

のん「よち!ちょろちょろ、のんの陣地にちゅるじょ」

いや、君!?

入ってるの確認したよね?

覗き込んで、たれ蔵を見たよね?

 

のん「かかーは、あっち行け!のんのらじょ!!」

たれ蔵がつぶれちゃうから~。

後ろの~。

後ろのも、あるから~。

 

おたま「これは、なんだ?」  のん「なんら?」

ベッドだよぉ!

我が家、新たなベッド争奪戦が始まったのであった。