ごめんじゃなくて、
ありがとうだね。
おはようございます。
先日、自作マスクを作ろうと、
会社のパソコンで型紙を探して、1枚だけ、その型紙のページを1枚だけ、
プリントさせていただこうとしたのだけど、
ジーカシャ、ジーカシャ、ジーカシャってね、
延々プリントされ続けるわけ。
静かなオフィスに、ジーカシャが延々鳴り響くわけ。
型紙含めて作り方が、なんと25枚に渡ってプリントされたってわけ。
気まずかった。
25枚の時間が、地獄だった。
これは、素直に「ごめんなさい」って思った。
ほくろたれ蔵には、ありがとうって言わんとな。
ほくろは、どうにも先住猫達に受けが悪い。
いじめられている訳ではないが、好かれてはいない。
だからか、あえて、みんなと離れていることが多い。
ご飯の時間だって、みんなが私にわらわら集まってくる中、
離れた所で、良い子ちゃんして待っている。
どうしてだろうって考えると、うんこを思い出す。
うんこは先住3匹がいる中で保護した4匹目だった。
そして、保護した時の日齢も、生後4~5日で、たれ蔵と同じだった。
人間に育てられたから、先住猫との距離感が解らずにいて、
うんこは、ずっと孤立していた。
「ごめんな、うんこ」
私は、いつも謝っていたっけ。
そこに、あやが来て、様子が少し変わった。
あやとの触れ合いの中で、うんこは猫との距離を理解したように思う。
ほくろたれ蔵も、今の我が家では4匹目の子だ。
うんこの昔と重なる。
たれ蔵は、病気ひとつなく育ち、何の問題もない優等生だ。
そんな優等生を、私は我が家に残すと決めた。
里親探しの努力もせずに決めたんだ。
私にしては珍しく、この子には側にいて欲しいと思ったからだ。
私の欲で、彼の運命を決めてしまった。
しかし、すぐに新たな保護が続き、たれ蔵と向き合う時間は、
圧倒的に無くなってしまった。
たれ蔵が先住猫に、シャーっと言われるたび、
ごめんな、たれ。といたたまれない思いに駆られる。
それなのに、救ってくれるのは、いつも、たれ蔵だ。
実に、うまい具合に先住猫達と過ごしてくれている。
全身が微笑んでいるような、そんな空気を醸してくれる。
たれちゃん、ありがとうね。
そして、のん太を我が家に残すしかないと決めた時も、
救いは、たれ蔵の存在だった。
この子(のん太)、空気読まないからね。
のん太がシャー言われる前に、たれが叱られるという、
なんとも絶妙なフォローしてるもんな。
いいコンビだな。
理解不能な悪戯ばかりの、のん太だが、
そこは、かかぁからも謝る。
ほら、たれ蔵の足裏は、茶色でしょ?
気付いた時は、うんち踏んだかと思って、
びちょびちょにして拭きまくったかんね。
それは、ほんと、ごめんな~。