うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

私の夢

2021年02月23日 | 真面目な日記

昨日は、猫の日でしたね。

 

おはようございます。

我が家では、特別な事をせず、

普通に過ごした。

ただ、ふっと不安になったりした。

 

私は、子供の頃から地球の歩き方がよく分からなくて、

たとえば、何を食べればいいのかとか、

それをどれくらい食べるといいのかとか、

どうして顔を洗うのかとか、歯を磨く意味とか、

健康でいることが、明日を生きるということとか、

自分には未来があるのだということが、よく分からなかった。

 

ようするに、何も考えてなかったんだ。

あまりに何も考えてなかったから、勉強も適当だった。

テストで面倒なことにならないように、

それなりの点数を取ればいいのだとしか思ってなかった。

勉強が、未来の自分の夢を叶えるかもしれないなんて、

思いもしなかった。

どんな大人になるんだろうだなんて、考えたことがない。

 

高校生になり、

周りの同級生は、夢を語り始めた。

どんな大学に行きたいか、どんな職業に就きたいか、

明確な未来図を持っている人もいた。

それを聞いても、私はやっぱり、何も考えられなかった。

何も考えられなかったことが、不安で仕方なかった。

 

ただ、犬と暮らしたいな~って、思っていた。

どんな家か、どんな犬か、それは描かず、

漠然と、犬と暮らしてみたいなって。

 

高校を出て、親に言われるまま行きたくもない専門学校へ行き、

半年で挫折して、無職になった。

夢も希望もあったもんじゃない。

私は、まだ地球の歩き方さえ掴めず、ぷらぷらしていた。

すごく不安だったのに、就職活動もできなかった。

こんな自分が、どこへ行けば必要とされるのか分からず身動きがとれなかった。

その現実から逃げるように、結婚しようと言ってくれた男と

深く考えずに結婚した。

ようやく、自分に肩書が付くのだと安心したいだけだった。

 

でも、慣れない暮らしに、さらに不安が増した。

せっかく肩書が付いたのに、

嫁ぎ先で、自分の居場所を作る術が分からなかった。

 

それを救ってくれたのが、

嫁ぎ先に居た、大きな雑種犬だった。

町内会長を3度も咬んだ猛犬チロだ。

家族も容易に触れない犬だった。

そのチロの世話をする私が、自分の居場所のように思えた。

次第に、チロは、私になら抱っこも許すくらい懐いてくれた。

その頃の私は、チロのことならお任せあれって、

ちょっとだけ自信が持てた。

 

今考えたら、私は子供の頃の夢を図らずも叶えていた。

犬と暮らしたいな~っという夢、叶っていたんだなって。

結婚はその後、当然のことながら挫折したのだけれど、

チロの最期は看取れたから、それで御の字だ。

 

今、ふっと不安になるのは、猫達の事だ。

あれ以来、夢らしい夢は持った自覚は無いが、今は明確に夢を持っている。

私の夢は、今この家で暮らす猫達を、最期まで、守り抜くことだ。

その夢が叶うかどうか、それを考えると、とてつもなく不安になる。

だって、未来の事だもん。

 

でも、この不安は、闇雲に漂う不安感ではない。

何者にもなれなかった不安とは違う。

夢を叶えるための、不安なんだ。

だから、私は明日のためにご飯を食べ、顔を洗い、歯を磨く。

夢を叶えるために。

 

たれ蔵、狙われてるぞ!

 

あや「ちょっと、たれちゃん?あたしに気付いて!」

 

あや「脅かしてんだから、気付いて!」

ふふふふ。たまには、そんな時もあっていいよね~。