昨日の恵方巻は、
奮発してやったぜ!
おはようございます。
『紅ズワイガニ巻き』って、写真撮るのを忘れてしまったが、
紅ズワイガニがどっさり巻かれた恵方巻、お値段1,674円也!
ん?
紅ズワイガニ入れちゃってる時点で、もはや恵方巻ではない?
いいのいいのぉ。
そもそも、私が子供の頃、
この地方には恵方巻を食べる習慣はなかった訳だし、
せっかくだから、関西の風習に乗っかて美味しく頂いちゃった。
最近、おじさんは帰りが遅い。
それでも追いつかなくて、家でも仕事を続けている。
私が寝た後、こっそりとね。
一昨日は、夜中の1時に玄関のドアが閉まる音がした。
どうしたんだろう?と起きてみると、おじさんが居ない。
「こんな時間にどこ行った?夜逃げか?」
小一時間ほど待っていたら、鍵を開ける音がして、
私は急いで、横になって眼をつむった。
知らん顔で寝ている振りをしていたが、内心ほっとした。
(夜逃げじゃなかったんやな)
朝になって、それとなく
「昨日の夜、おじさん出かけてた?」と聞いたら、
どうやら食材の発注を間違えて、足らない材料を探しに、
コンビニへ出かけたが、手ぶらで帰ってきたという事だった。
「やらかしちゃいました。でも仕方ないです。」
おじさんはそう言って、
不安を振り払うように決心した顔で出かけて行った。
こっぴどく叱られだろうし、他のスタッフに面倒を掛けただろう。
だから私は、ドケチなくせに、昨日だけは奮発した。
夜の10時をとっくに過ぎた頃、やっと帰ってきた
くたくたなおじさんに、私は、
「おじさん、ちょっとだけ右に顔向けて、食べて。
違う!ちょっとだけや、それは向きすぎや、顔をちょろっと右に向けるんや。
はい、そのまま黙って食べれ!一気に食べれ!はやく!!」
と、鬼軍曹ばりの指導で恵方巻の食べ方を指南した。
今年の恵方は南南東。
おじさんが座る、いつもの場所から、ちょっと右を向くと、
ちょうど、南南東に当たる事に気付き、だったらと奮発した恵方巻に
鬼の形相で、おじさんの無事を、こっそりと祈った夜だった。
そのくせ、おじさんが食べてる途中で、鬼は寝落ちしたというね。
おたま「おらも、頑張れとは言わないだ。」
どうしたの?
おたま「これだ」
どれだ?
おたま「おらが気持ちよく寝てる横で、こちょこちょうるさいだ!」
おたま「呆れちゃうだ。」
たしかに、それは寝ていられないな!
おたま「いやんなっちゃうだ」
でも、そこから退かないのね?
おたま「退いたら、負けた気がするだ」
そうなの?