なんだ、こりゃーーー!
おはようございます。
先日、髪を切りに行ったんですが、
いつもの美容師さんではない、
初めて見る美容師さんに切ってもらったんです。
新人ではなく、ベテランのおじさんだった。
本部から応援に来た、偉い人っぽかったのだ。
だって、事あるごとに、
「ぼくは30年以上のキャリアなんだけど」って
すごく偉そうに言っていたから、きっと店長より偉いのだろう。
私は、決して、『おじさん』という人種は嫌いではない。
ちょっと偉そうにしている、偉いおじさんは、むしろ好きだ。
権力を持ったおじさんには、媚を売るタイプだ。
そんな私をもってしても、
このベテランおじさんには、珍しくイラっとした。
「髪をすいて軽くしようとすると、みんな安易に上辺をすいちゃうけど、
僕だったら、毛量を見てからカットするじゃんね」
とか言われて、咄嗟に、
「だまれ!」と言いたくなる自分に驚いた。
ドライヤーを掛けながらも
「30年以上やってきて・・・」と話し掛けてくれるが、
ドライヤーの音で聞こえない訳で、そんな時も
「だまれ!」と叫びそうになる自分に、やはり驚いたんだ。
その時、私は生まれて初めて、マスクっていいなって思った。
なんか、マスクに救われたなって。
マスクは、ただひたすら鬱陶しいだけに感じていたのに、
初めて、マスクの良さを知った。
マスクをしていなかったら、おそらく私は、
「だまれ!」って声にせずとも、そういう口になっていたと思うから。
やっと解放されて、やれやれと思った数日後、
この長さの私の髪に対し、
あの30年以上のキャリアを誇るおじさんは、
毛量を見て、こうしやがりました。
なんだ、こりゃーーー!
こんなとこ、こんなに短く切られたら、髪を結べねーじゃねーか!!
髪を束ねる度、襟足は不自然に乱れている。
この襟足が伸びるまで、
私は、あのおじさんを忘れられないのだろう。
これは、ある種の恋ですか?
恋、なのですか?
さて、我が家にも、ある種の恋が頻繁に芽生えている。
なんだろうか、この男子達は!
おたま「おら、呆れちゃうだ」
おたま「なんだ、こりゃ」
ただでさえ鬱陶しい梅雨時に、
長毛の絡み合いは、見たくないよな。