愛知県
とっくに梅雨入りしちゃってます。
おはようございます。
今年は、桜の開花も早かった。
梅雨も、梅雨といえば、6月だろうという概念を覆している。
地球、どうした?
何を急いでいるんだい?
そんな私も、セカセカしている。
いや、ソワソワか。
肩鎖関節脱臼の母かずこ。
先週での病院では、手術を躊躇っていた。
医師が、「やった方がいいけど、鎖骨が外れたままでも、困らないなら」
と、是が非でも手術という訳ではなかったというのもあり、
とりあえず一週間、様子を見てから、手術するか決めることとなった。
実際、私が見ていても、
かずこさんは日常生活が過ごせている範囲ではなかったし、
動くたび「いたっ」と言っていた。
私が、「やっぱり、痛いんやろ?」と聞くと、
かずこは、「いや、痛くない」と言うが、
「いやいやいや、今痛いって呟いていたぞ。
心の声が、言葉に出ちゃってるから!」と笑いながら過ごすこと一週間、
ついに、決断の日が昨日やってきた。
「かずこさん、どうする?手術やっとこうか?」という医師に、
「そうですねぇ。手術ってどれくらいの時間かかりますか?」と
かずこは、やたら手術時間が気にかかったようだ。
「1時間半だね。麻酔の処置とかあるけど、手術はそれくらい。
すっかり寝ちゃうから、心配ないですよ。」だそうだ。
かずこは、何度も何度も、手術時間を医師に聞く。
私が「物忘れが激しくなったものですから」とコソッと伝えると、
医師や看護師も、腑に落ちたような表情をして、
かずこの質問に、何度も丁寧に答えてくれた。
ということで、
「やっぱり、治した方がええですねぇ。」と、かずこも覚悟したようだ。
あとは、手術の日程が決まったら、決行だ。
入院期間は、約10日間。
その間、コロナのせいで見舞いはできない。
82歳まで、お産以外で、入院した経験がない、かずこさん。
私は思わず、
「うちのかずこを、人様に預けたことがないものですから、
どうぞ、宜しくお願い致します。」
と、頭を下げていた。
万が一、かずこさんが、
「やっぱり、辞める!」と言い出したら、
私は、カズコの意志を尊重しようと、実は思っている。
病院には迷惑をかけるが、万が一そうなれば、謝り倒しに行けばいい。
すっかりボケちゃった母の意志を、どこまで尊重するべきか、
私には正解が分からない。
ただ私には、母が、どんどん進化して行っている気がしてならないんだ。
出来てた事は出来なくなった。
それでも、母が進化し続けていると感じるのは、どうしてだろう。
あの子どものような屈託のない笑顔が、私にそう思わせているのかもしれない。
この世の窮屈さから、どんどん解放されて行くような、
母の笑顔を、私は見ていたいんだ。
うんこさんや?
うんこ「かずこさんなら、きっと大丈夫よ」
うんこ「こうしてね」
うんこ「こうしてやってからに」
うんこ「はい、できたわよってな感じよ」
ん~、どゆこと?