現実は、
時に残酷だ。
おはようございます。
我が家のおじさんは、新たな職場での奮闘が始まった。
彼が30年ほど前、調理師になって初めて就職したのは、ホテルだった。
その後、紆余曲折を経て、今、再びホテルでの挑戦が始まったのだ。
勤務は激務だと知りながらも、
彼は、その道を再び歩き始めた。
帰宅時間も、深夜となり、
それに伴い、私も新たな挑戦を始める。
「スープ」への挑戦だ。
味噌汁も、日によって濃さが極端に変わるほど、
味覚があやふやな私が、毎日スープを作る。
帰宅が遅い彼の体に負担を掛けないためのスープだ。
どうしても起きて待ってらんない、
早寝体質の私のためのスープでもある。
作って、寝る。
9時に寝る。
勝手に食べて。
1日目、野菜たっぷりの味噌汁を作って寝る。
薄い意識の中で、彼の言葉が響く。
「お野菜の・・・ん?煮物?」
ちがーう!
2日目、野菜たっぷりポトフを作って寝る。
大量に垂れているヨダレに、うっすら気づく意識の中で、
彼の声が響く。
「あぁぁ、クルミパンが置いてある~」
コラー、スープに喜べー!
3日目、ミートボール入り、ミネストローネを作って寝る。
尿意を感じつつも、体が起こせない意識の中で、
彼のつぶやきが響く。
「今日は、お団子入りの・・・おつゆなんだね」
おつゆって?
おつゆって?
そして、お団子って言うなー!
プロの調理師の、本音が響く、夜は続く・・・
先日、購入したキャットタワーも、
現実は、カーテンレールへのハシゴとなった。
あや「いえーい」
おたま「オラも・・・」
おたま「オラも、登りたい」
だめー!
2匹はだめー!
あやさん降りてと叫びつつ、
洗濯カゴを構える私は
私は
ズームすると
こんな顔だかんね。
おっどろいた~。
イラストのおかっぱより、酷いやないか!
リアルって、
ほんと、残酷・・・