MAMMA ちょっと 元気になれる かもしれない処

箱根西麓の山の上で 自然な生き方を模索する日々

シュロの木

2020-04-26 22:48:43 | MAMMA情報

竹やぶだった斜面の端に、シュロの木が1本残っています。

竹はばあちゃんと二人で伐り、杉と檜は世和土木の社長に伐ってもらい、

昔とは全く違う景色になった中で、樹齢が分からないシュロが立っています。

ばあちゃんが嫁いできた時には既に大きかったと言っているので、

シュロの生長は相当ゆっくりなのだと思います。

このシュロに特別な思いがあって残したわけでも無く、

なんとなくそのまま存在しているシュロに、急に親近感を覚えました。

今まであまり気にして見ることも無かったのですが、

あらためて見たら、花を発見しました。

緊急事態宣言が出され、人と会わないことがどんなにストレスかと言われています。

孤独の訓練、そんな言葉が浮かびました。

計画的に孤独の訓練をしたわけでは無いのですが、今こんな形で役に立つとは・・・。

シュロの木は、寒さにも乾燥にも強くて、知らぬ間に10メートル位にまでなり、

いざ伐ろうとしても皮が引っかかって、ノコギリやチェンソーでも伐れないとか。

シュロで作った箒は高級品ですし、幹は鐘撞の棒に使われる貴重品でもあって、

利用価値も十分ある木ですが、今は利用する方が難しいと思います。

コロナウイルスをきっかけに存在感を現したシュロの木は、

多分このまま、あの場所に居続けるでしょう。

コメント
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