ばあちゃんは白内障の手術をして、眼は良く見えるようになったのですが、
今度は体の動きが悪くなり、足が前に出なくなりました。
整形外科を受診しレントゲン検査の結果は、特に異常は無し。
医師から「廃用」と言う言葉を初めて聞き、歳相応の衰えだが、
体を動かさないとますます動かなくなり、寝たきりになるとか。
働くことが生きることというばあちゃんが、なぜ?
考えてみると確かに、徐々に足がスムーズに出なくなって来ていて、
それが白内障の手術で、しばらくの間、体を動かすことが減り、
結果、歩けなくなってしまったという事か。
何とか歩くためには、どうしたらいいのか?
思い付いたのは、昔の一升瓶のケース。
多分50年位前、酒屋さんから6本入りで買った時に使っていた物です。
今は杖では歩けないので、両手でこれを押さえて支えにして歩く、
やってみたらバッチリで、足が前に出るようになりました。
さっそくこれを使って外に出て、鎌で草刈りをしました。
可愛らしい花を見つけたと、指さしています。
これも雑草なのか分かりませんが、愛らしいピンクの小さな花が咲いています。
今日は、長屋の片づけと駐車場の花壇の草取りをしたばあちゃん、
手や足のむくみが減ったと言っています。
出来る限り自分でやれるよう、手助けをせず見守っていくつもりです。
廃用症候群と言う言葉は、私の頭にしっかり入りました。