今日も朝から二人の作業員が来てくれました。
昨日の続きで何をするのかよくわかっているので、すぐに仕事を始め、
まずたくさんの土嚢袋を作っていました。
それはブルーシートの押さえにする重い袋ですから、私が軽トラで上まで運ぼうと提案し、
道路から下におろしたのですが、重いこと重いこと!
2人はすぐに家に戻り、土手に残っていて落ちそうな部分を削って行きました。
下に落ちた泥を一人が運び、もう一人はブルーシートを張り始めました。
そして泥の片づけが終わり、二人でシートを広げていきます。
大きなシートですから相当な重さがあり、先に太いピンで押さえて行って、
全部張り終わった後、土嚢袋をきちんと置いて行きました。
奥の長屋の裏から見ると、こんなです。
その後、シートの途中が風でまくられないように、土嚢袋を吊り下げていきました。
様子を見に来た上司がシートの一番下を留めるピンを買いに行き、
最後にそれを打って終了です。
日本語がかなりわかる青年は31歳だそうで、清水港で3年働いた後帰国し、
2度目の来日で世和土木に入って半年だそうですが、実に仕事が出来る!
もう一人は日本に来たばかりなので、ほとんど話せませんが、
休憩時間も紙に何か書いて日本語の勉強をしていました。
様々な職人を見て来ましたが、二日間見た中国の方達は一番しっかり働きました。
お弁当も自分で作って来ていて、コンビニ弁当ではありません。
重い土嚢袋を両手に持ち、ぐんぐん階段を上っていく姿にも感動しました。
何か好きな物でも買うお小遣いを上げたい、そう思いましたが、個人的にやるのは良くないので、
費用とは別に、先に社長の奥さんに渡して来ようと思います。
給料をもらうのですからしっかり仕事をするのは当たり前、でも時間つぶしの名人はいっぱい。
日本人も中国人もいろいろで、真面目に頑張る人は国別対抗ではありません。
道路から自分たちのやった仕事が良く見えるというのは、やりがいのある仕事になったのかも。
今日は3時で終わって帰りましたが、エールを送りたい青年たちでした。
彼らのような作業員を使っている社長の力と、裏の見えない所で支えている奥さんの力、
両方があってこその彼らなのかなと思いました。
土砂崩れは辛いですが、さわやかな気分を味わった二日間でした。
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