朝8時、世和土木の社長が5人の作業員とやって来て、土砂を片付けてくれることになりました。
台風の日に現場を見に来てくれた社長が帰った後で、台所の前がごっそり落ちた場所です。
ガス給湯器が見えなくなり、雨どいからの排水管がつぶれ、プロパンガスも斜めになりました。
写真では大した量に見えませんが、どっしり積もっているのですごい量でした。
こちらは3人仕事で、一人が運ぶ専門でやっていました。
一輪車2台を使うので、休むひまなくやり続けます。
長屋の裏は2人でやっていました。
リーダーは日本人で他の4人は中国の方、皆さんほんとによく働きます。
中国の方たちは若くて背も高く力があって、鍛えられた体に見えましたが、
休憩時間に良くタバコを吸っているので、タバコと縁がない私には珍しい光景でした。
下から眺めるよりも上から見ると、土砂崩れの大きさが分かります。
私は運んできた土砂を置く場所を指定し、それをならしながら斜面に落としていきました。
時々雨がちらつき、泥が滑るので、運ぶ人もきつい仕事です。
巨大な石とクズやクサギの太い根、クヌギの切り株や根も入っていて、
先週草刈りをしなかったら、つるや草でもっともっと大変だったろうなと思いました。
浄化槽の上に落ちた土砂に入っていた大きなコナラの切り株は、根がすごいので、
それが出て来るたびにノコギリで切らねばならず、手間がかかっただろうと思います。
最後に根を全部切った切り株が姿を現し、やっと一輪車にのせ4人がかりで運んでいきました。
雨が次第に強くなり、濡れながら作業を続け、水の通り道を作ったところで、
土砂の方の作業は終わりになりました。
泥まみれの一輪車は私、スコップ類はばあちゃんが洗っている間に、
作業員の方達は、崩れそうな場所にブルーシートを張ってくれました。
17:01
雨でかすんでいますが、これではブルーシートが足りないそうです。
社長がシートを置いて行って指示してくれたことを、きっちりやって下さいました。
ここまで考えてくれる気持ちが嬉しいです。
苦しい時にさっと手を差し伸べてくれる友人がいる幸せ、涙が出ます。
すっかりきれいになった家の裏と横、次の土砂が落ちてこないことを願いますが、
それは時間の問題だということも分かっています。
一日目いっぱい働き疲れているはずですが、心が高ぶっているせいか疲れを感じません。
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