間が開いてしまいましたが、マラーホフ版「眠れる森の美女」レポ続きです。

オーロラの誕生を祝う妖精たち。
基本リラと同じラベンダー色の衣装でコンビネーションになっている色とヘッドドレスで妖精のキャラクターを描き分けています。カシュクールスーツのようなカチッとした上半身のデザインと大き目のクラシックチュチュが特色。
乾さん、高木さん、田中さんなどここはソリストクラスが集結。
カナリヤの精の佐伯さんがかわいい。
妖精にはそれぞれにおつきの騎士がつきます。
ここでは松下さんのクリアな踊りが目を惹きました。
宴のさなか、暗雲がたれこめ、センターの薔薇の植木がくるりと反転して中からカラボスが現れます。
東バの王子、実は濃い味のキャラクテールもお得意な高岸さんがこの日はカラボス。
背が高くてアポロニックな陽性の魅力を持つ高岸さんですが、女性のカラボスを白塗りで演じます。
ウエストシェイプされた衣装が意外と女性らしいシルエット。
キャラクターのこしらえも、猛々しく怒るカラボス、というよりもちょっと拗ねているみたいで、王と王妃や宮廷の人もそれほど恐れている風ではありません。
妖精たちのとりなしにそっぽを向く姿も「ふん、そんなこと言っても知らないわよ!」とオネエ言葉でアテレコをいれたくなる感じです。
ここはちょっと歌舞伎の女形を意識したこしらえなのでしょうか・・・。
シュツットガルトでも白塗りだったし、流行なのかしら?と思ってしまいました。

傍若無人にふるまい、16歳のオーロラは薔薇の棘で指を刺して事切れるだろうと予言するカラボスも、リラの精だけには頭があがりません。
リラが近づくとまぶしそうに顔をそむける姿がわかりやすい力関係です。
ご安心を。薔薇に刺された姫は命を落としません。100年の眠りにつくだけです・・・とリラ。
上野水香さんのリラは、リラ役に求められる包容力・温かみといった部分では80%の出来かも、ですが周囲から頭ひとつ抜きん出た存在感と身長の高さ、持ち前のおおらかな雰囲気が良く似合います。
似合うといえば着る人を選ぶちょっとスーツっぽいリラの衣装・・・踊りにくそうな大きなチュチュも彼女のプロポーションに映えていました。
マラーホフ版ではプロローグと1幕が続きます。
幕の後ろで場面転換の準備をしている間、幕の前で成長する小さなオーロラをリラが保護しています。それを時折伺うカラボス。
リラに見つかるとそ知らぬ顔で通り過ぎて見たり、といった演出が面白い場面。

オーロラの誕生を祝う妖精たち。
基本リラと同じラベンダー色の衣装でコンビネーションになっている色とヘッドドレスで妖精のキャラクターを描き分けています。カシュクールスーツのようなカチッとした上半身のデザインと大き目のクラシックチュチュが特色。
乾さん、高木さん、田中さんなどここはソリストクラスが集結。
カナリヤの精の佐伯さんがかわいい。
妖精にはそれぞれにおつきの騎士がつきます。
ここでは松下さんのクリアな踊りが目を惹きました。
宴のさなか、暗雲がたれこめ、センターの薔薇の植木がくるりと反転して中からカラボスが現れます。
東バの王子、実は濃い味のキャラクテールもお得意な高岸さんがこの日はカラボス。
背が高くてアポロニックな陽性の魅力を持つ高岸さんですが、女性のカラボスを白塗りで演じます。
ウエストシェイプされた衣装が意外と女性らしいシルエット。
キャラクターのこしらえも、猛々しく怒るカラボス、というよりもちょっと拗ねているみたいで、王と王妃や宮廷の人もそれほど恐れている風ではありません。
妖精たちのとりなしにそっぽを向く姿も「ふん、そんなこと言っても知らないわよ!」とオネエ言葉でアテレコをいれたくなる感じです。
ここはちょっと歌舞伎の女形を意識したこしらえなのでしょうか・・・。
シュツットガルトでも白塗りだったし、流行なのかしら?と思ってしまいました。

傍若無人にふるまい、16歳のオーロラは薔薇の棘で指を刺して事切れるだろうと予言するカラボスも、リラの精だけには頭があがりません。
リラが近づくとまぶしそうに顔をそむける姿がわかりやすい力関係です。
ご安心を。薔薇に刺された姫は命を落としません。100年の眠りにつくだけです・・・とリラ。
上野水香さんのリラは、リラ役に求められる包容力・温かみといった部分では80%の出来かも、ですが周囲から頭ひとつ抜きん出た存在感と身長の高さ、持ち前のおおらかな雰囲気が良く似合います。
似合うといえば着る人を選ぶちょっとスーツっぽいリラの衣装・・・踊りにくそうな大きなチュチュも彼女のプロポーションに映えていました。
マラーホフ版ではプロローグと1幕が続きます。
幕の後ろで場面転換の準備をしている間、幕の前で成長する小さなオーロラをリラが保護しています。それを時折伺うカラボス。
リラに見つかるとそ知らぬ顔で通り過ぎて見たり、といった演出が面白い場面。