明けましておめでとうございます。
今年もmaria-pon, 移ろい行く人の世の美しいもの、心に触れる素晴らしいものを
一時留めておきたいという心で、様々なことを好き勝手に書き連ねていく所存ですが
こちらが皆様のよき交流の場としても機能すれば更に嬉しく思います。
今年もよろしくお付き合いくださいませ・・・
さて、例年の如く、わたくしのお正月のハイライトは
ウィーンフィルのニューイヤーコンサート!

今年は2008年に最高齢初初登場で話題になった85歳のフランス人マエストロ、2度目のご登場。
ジョルジュ・プレートルさんの指揮。
演目は以下の通りです。
【第1部】
1.Dirigent: Georges Pretre. Johann Strauss:
Ouvertuere zu "Die Fledermaus"(こうもり序曲)
2. Josef Strauss;: Frauenherz, Polka mazur, op. 166
(女心、ポルカ、マズルカ)
3.Johann Strauss: Im Krapfenwaldl, Polka francaise, op. 336;
(クラプフェンの森で、ポルカ・フランセーズ)
4. Johan Strauss:Stuermisch in Lieb' und Tanz, Polka schnell, op. 393
(恋と踊りに夢中)
5. Wein, Weib und Gesang, op. 333;
(酒、女、歌)
6. Johan Strauss:Perpetuum Mobile, op. 257
(常動曲)
【第2部】
7. Otto Nicolai: Ouvertuere zu "Die lustigen Weiber von Windsor"
(ウィンザーの陽気な女房達) オットー・ニコライ作曲
8. Johann Strauss: Wiener Bonbons. Walzer, op. 307
(ウィーンのボンボン)
8. Johann Strauss: Champagner-Polka, op. 211
(シャンペン・ポルカ)
9. Johann Strauss: Ein Herz, ein Sinn. Polka mazur, op. 323
(心と魂)
10. Johann Strauss Vater: Der Carneval in Paris
(パリの謝肉祭)
11. Jacques Offenbach: Ouvertuere zu "Die Rheinnixen"
(ラインの妖精) ジャック・オッフェンバック作曲
12. Eduard Strauss: Quadrille Schoene Helena
(美しいエレーヌのカドリーユ) エドワルト・シュトラウス作曲
13. Johann Strauss: Morgenblaetter. Walzer, op. 279
(朝の新聞)
14. Hans Christian Lumbye: Champagner-Galopp
(シャンペン・ギャロップ) ハンス・クリスチャン・リンブィエ作曲
アンコール:
15. ポルカ・シュネル ≪狩にて≫ 作品373
16.ワルツ ≪美しく青きドナウ≫ 作品314
そして定番の「ラデツキー行進曲」で締め。
フランス人指揮者、ということでフランス関連の楽曲が選ばれていましたね。
プレートルさんの流れるような華麗で軽快な指揮が、ウィーン・フィルならではのエスプリとマッチして
とても相性の良い組み合わせだと思いました。
そして注目のバレエシーン、いつも楽しみにしているのですが、
今回はオペラ座のエトワール、二コラ・ル・リッシュとプルミエール・ダンスーズのエレオノーラ・アッバニャートがウィーン国立バレエ団に客演。
衣装がValentinoGaravani、ということでどんなに華麗なシーンになるのかしら、とワクワクしていたのですが、期待を上回る素晴らしさ!
今回はスペシャルな衣装、ということで、メイキング的に、ヴァレンティノご本人がウィーン入りするところから始まり、モデルとなるダンサーとの顔合わせ、デザイン画の数々、フィッティング、製作風景までジックリ見せてくれました。
そしてバレエ・シーン。
美術史美術館の回廊を走り抜けるのはいつもの金髪をブルネットに染めて、イタリエンヌらしいゴージャスさが引き立つ、Valentinoのアイコン、真っ赤なドレスに身を包んだエレオノーラといつものナチュラルな雰囲気からは想像できない、ピタッと髪を撫で付けたタキシード姿の二コラ。
「心と魂」の音楽に乗って優雅に、そしてダイナミックなリフトもきれいに決めて魅せてくれます。
振り付けはレナート・ツァネラ。
「美しきエレーヌのカドリーユ」ではウィーン国立バレエ団のソリストによる群舞。
ピンク、そしてピンクとグレーのコンビの、それぞれ異なるデザインながらもハーモニーを奏でるような
女性のドレスが美しく、またそれを引き立てるカメラ・ワークが素晴らしい。
カメラ・ワークと言えば、ドナウ川下りをゆったりと見せた「美しき青きドナウ」の風景の切り取り方の
素晴らしさ、オーケストラの団員の役割と楽曲そのもののスコアを熟知していなくては到底出来ない絶妙なオーケストラの映し方、楽友協会、美術史美術館の細部に至るまでその美しさをフォーカスするカット割などカメラも超一流。

会場を彩る花はイタリアのサンレモから3万本運ばれてきたという、”オレンジ”をテーマにした赤から黄へのグラデーションでとても明るく華やいだ雰囲気を盛り上げて・・・
音楽、衣装、バレエ、装置、風景、全てにおいてヨーロッパの美学が結集された2時間。
新年はやはりこのコンサートから・・・ですね!
今年もmaria-pon, 移ろい行く人の世の美しいもの、心に触れる素晴らしいものを
一時留めておきたいという心で、様々なことを好き勝手に書き連ねていく所存ですが
こちらが皆様のよき交流の場としても機能すれば更に嬉しく思います。
今年もよろしくお付き合いくださいませ・・・

さて、例年の如く、わたくしのお正月のハイライトは
ウィーンフィルのニューイヤーコンサート!

今年は2008年に最高齢初初登場で話題になった85歳のフランス人マエストロ、2度目のご登場。
ジョルジュ・プレートルさんの指揮。
演目は以下の通りです。
【第1部】
1.Dirigent: Georges Pretre. Johann Strauss:
Ouvertuere zu "Die Fledermaus"(こうもり序曲)
2. Josef Strauss;: Frauenherz, Polka mazur, op. 166
(女心、ポルカ、マズルカ)
3.Johann Strauss: Im Krapfenwaldl, Polka francaise, op. 336;
(クラプフェンの森で、ポルカ・フランセーズ)
4. Johan Strauss:Stuermisch in Lieb' und Tanz, Polka schnell, op. 393
(恋と踊りに夢中)
5. Wein, Weib und Gesang, op. 333;
(酒、女、歌)
6. Johan Strauss:Perpetuum Mobile, op. 257
(常動曲)
【第2部】
7. Otto Nicolai: Ouvertuere zu "Die lustigen Weiber von Windsor"
(ウィンザーの陽気な女房達) オットー・ニコライ作曲
8. Johann Strauss: Wiener Bonbons. Walzer, op. 307
(ウィーンのボンボン)
8. Johann Strauss: Champagner-Polka, op. 211
(シャンペン・ポルカ)
9. Johann Strauss: Ein Herz, ein Sinn. Polka mazur, op. 323
(心と魂)
10. Johann Strauss Vater: Der Carneval in Paris
(パリの謝肉祭)
11. Jacques Offenbach: Ouvertuere zu "Die Rheinnixen"
(ラインの妖精) ジャック・オッフェンバック作曲
12. Eduard Strauss: Quadrille Schoene Helena
(美しいエレーヌのカドリーユ) エドワルト・シュトラウス作曲
13. Johann Strauss: Morgenblaetter. Walzer, op. 279
(朝の新聞)
14. Hans Christian Lumbye: Champagner-Galopp
(シャンペン・ギャロップ) ハンス・クリスチャン・リンブィエ作曲
アンコール:
15. ポルカ・シュネル ≪狩にて≫ 作品373
16.ワルツ ≪美しく青きドナウ≫ 作品314
そして定番の「ラデツキー行進曲」で締め。
フランス人指揮者、ということでフランス関連の楽曲が選ばれていましたね。
プレートルさんの流れるような華麗で軽快な指揮が、ウィーン・フィルならではのエスプリとマッチして
とても相性の良い組み合わせだと思いました。
そして注目のバレエシーン、いつも楽しみにしているのですが、
今回はオペラ座のエトワール、二コラ・ル・リッシュとプルミエール・ダンスーズのエレオノーラ・アッバニャートがウィーン国立バレエ団に客演。
衣装がValentinoGaravani、ということでどんなに華麗なシーンになるのかしら、とワクワクしていたのですが、期待を上回る素晴らしさ!
今回はスペシャルな衣装、ということで、メイキング的に、ヴァレンティノご本人がウィーン入りするところから始まり、モデルとなるダンサーとの顔合わせ、デザイン画の数々、フィッティング、製作風景までジックリ見せてくれました。
そしてバレエ・シーン。
美術史美術館の回廊を走り抜けるのはいつもの金髪をブルネットに染めて、イタリエンヌらしいゴージャスさが引き立つ、Valentinoのアイコン、真っ赤なドレスに身を包んだエレオノーラといつものナチュラルな雰囲気からは想像できない、ピタッと髪を撫で付けたタキシード姿の二コラ。
「心と魂」の音楽に乗って優雅に、そしてダイナミックなリフトもきれいに決めて魅せてくれます。
振り付けはレナート・ツァネラ。
「美しきエレーヌのカドリーユ」ではウィーン国立バレエ団のソリストによる群舞。
ピンク、そしてピンクとグレーのコンビの、それぞれ異なるデザインながらもハーモニーを奏でるような
女性のドレスが美しく、またそれを引き立てるカメラ・ワークが素晴らしい。
カメラ・ワークと言えば、ドナウ川下りをゆったりと見せた「美しき青きドナウ」の風景の切り取り方の
素晴らしさ、オーケストラの団員の役割と楽曲そのもののスコアを熟知していなくては到底出来ない絶妙なオーケストラの映し方、楽友協会、美術史美術館の細部に至るまでその美しさをフォーカスするカット割などカメラも超一流。

会場を彩る花はイタリアのサンレモから3万本運ばれてきたという、”オレンジ”をテーマにした赤から黄へのグラデーションでとても明るく華やいだ雰囲気を盛り上げて・・・
音楽、衣装、バレエ、装置、風景、全てにおいてヨーロッパの美学が結集された2時間。
新年はやはりこのコンサートから・・・ですね!