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お着物Enjoy生活からバレエ・オペラ・宝塚etcの観劇日記に...

WAKO Chocolate Salon最終日!

2011-10-23 08:32:03 | GOURMET
いきなりゆる~い話題ですが・・・

大好きだった銀座和光のチョコレートサロンが閉店することになったと耳にして、
金曜日に慌てて伺いました。



定番のチョコレートパフェが絶品なのですが、頂いたのは限定のストロベリーパフェです

チョコレートのアトリエで作られているというこちらのサロンのデザートは、
チョコレートそのものの種類もマニアックなセレクトで厳選されていて、
本当に美味しかったのデスが・・・

上から、ビターチョコレートの薄い円盤?をスプーンで崩すと、小さな苺がぐるりとそのチョコプレートを健気に支えていることが分かる作り。その苺たちのセンターにこんもりと香り高い苺のソルべ。
その下に、カカオ豆を煮出してクリームを香りづけたミルキーなチョコレートアイスクリーム。
更に、香ばしいクルトン状のシナモンの香りのクッキー?が仕込まれていて、食感と香りの変化、
フルーツの酸味とチョコのほろ苦さ、なめらかなクリームとクルトンのカリッとした食感のバリエーションが小さなク―プの中におさまっていて、本当に・・・美味しかったです

翌日、22日の土曜日は、デザイナー横森美奈子さんのブランド、「SmartPink」のイベントがあるというので、おきもの仲間の宮本さんとmiwaちゃんと3人で、玉川高島屋へ集合!

そこでも、PierreMarcoliniのカフェで、チョコレートパフェを・・・



こちらはチョコ尽くし。
アイスクリーム、ホイップクリーム、ムース・・・
繊細でクリ―ミ―、甘すぎず、後味が残らない、上品なチョコレートパフェでした^^

...でも、和光のチョコレートサロンの、濃厚かつドラマチックなチョコレートパフェを
もう一度試してみたいなぁ・・・

マルコリーニが室内楽なら、和光のチョコレートサロンのパフェはオーケストラのような感じかも?


23日(日)が最終日です。
その後、一部のデザートは、別館2階のティーサロンでもいただけるそうですが、
おつくりがケーキのアトリエで、チョコレートのアトリエではなくなるそうですので、
マニアック度(笑)は今ほどではなくなるかも・・・?

今日、銀座にいらっしゃる方は是非!


最終日、行って参りました。
チョコレートパフェ、最後ですので頂いてきました。



うーん、やっぱりこちらが好きです!
3種のチョコレートアイスクリームにパリッとしたキャラメリゼしたクランチ状のアーモンドを入れた薄いチョコレートプレートが添えられていて、センターにはダークチョコレートのチュールが飾られていて・・・。
底にはシナモン風味のクルトン状のクッキー。
3種のチョコレートアイスは、まず、滑らかなビターチョコレート、次にクリーミーでカカオの香りの高い、でも甘さ控えめのミルクチョコレート、最後に一番ダークな色だけれど、食感がなぜか、ホクホクしているビターチョコレート・・・という、チョコレート好きには堪らないバリエーション。
合間に、パリッと固いチョコレートプレートを手折って少しずつ頂くと、本当にめくるめく、ショコラの世界・・・。

うーん、やっぱり絶品でした。
帰りに、チョコレートタルトを購入したら、最終日ですので喫茶をご利用になったお客様に・・・とフランボワ―ズのフォンダン・ショコラを頂きました。


宝塚月組「アルジェの男」「ダンス・ロマネスク」

2011-10-15 05:53:04 | TAKARAZUKA
色々と観劇レポが滞っている昨今・・・

放置(スミマセン)しているものもありますが、時系列を無視して(!)まずは書きやすいところから^^;

10月12日(水)夜公演で、
宝塚月組公演、「アルジェの男」「Dance Romanesque」を観て参りました。



まずはミュージカル・ロマン「アルジェの男」

舞台は植民地時代のフランス領アルジェリアの下町。
「ウエスト・サイド・ストーリー」的なチンピラギャングの抗争を思わせるダンスで幕開け。

なんだか昭和っぽい・・・と思うのも納得。
1974年初演(主演は鳳蘭)の柴田侑宏作品です。今回の再再演(再演の主演は峰さを理)の演出を担当するのは大野拓史。

野心家の青年ジュリアン・クレールをめぐる3人の女性、という設定から、「赤と黒」「太陽がいっぱい」を想像していましたが、当たらずとも遠からず。
心を寄せる女性を利用して出世する野心家の青年、という設定でしたが、実際には彼は実直に努力するも、さほど相手を意図的に利用しようという意図は観られず、寧ろ周囲の男女が彼を観るなり引き立てて応援しなくてはならない!という天啓に打たれたような様子なのに驚いているうちに物語が展開していく・・・と言う感じでした。
これは主演のきりやん(霧矢広夢)のニンにジュリアンの野心ギラギラ青年設定が合っていないせいではないでしょうか。
落ち着いた物腰で温かく包容力があるキャラクターがぴったりのきりやんには、冷酷に女性の恋心を利用してのし上がるキャラはちょっと不向きかも。
寧ろ、ラストで、アルジェ時代からの恋人サビーヌの自己を捨てての献身に感動して、「愛ってやつが胸をどんどんと叩きやがるんだ」的な臭い台詞からの一途な姿になってようやくホッとするという。。。

以下、ネタばれありの感想です。

お話は、そのアルジェの下町で、ギャング仲間のライバルであるジャック(龍真咲)にたきつけられたジュリアンが、パーティ帰りの総督ボランジュ(越乃りゅう)から財布を掏るという度胸試しに失敗。
しかし、ジュリアンに昔ワルだった自分の面影を見出した総督は自宅に招き、運転手に採用。勉強の機会も与え、パリに連れて行き秘書官に登用。
一人娘エリザベート(彩星りおん)をエスコートさせて、社交界の花型サロン主催のシャルドンヌ夫人(邦なつき)にも紹介。
その屋敷で盲目の美しい姪、アナ・ベル(花陽みら)に偶然出会い、彼女が好感を持ったことを知った夫人は、自分の政界への影響力をちらつかせて、将来性豊かな若者ジュリアンにアナベルとの交際を促します。
アナべルを口説くジュリアン。2人の様子を伺い、そっと身を引くのはアナべルの亡き父親である将軍の部下、彼女を陰ながら慕うアンリ・クローデル(明日海りお)。

一方、シャルドンヌ夫人の舞踏会から抜け出した青年貴族たちに誘われて、パリの下町のナイトクラブへ繰り出すジュリアン。
そこで新入りながらスターダンサーとして活躍する踊り子・・彼女こそアルジェ時代の恋人、サビーヌ(蒼乃夕紀)。
楽屋を訪ねるジュリアンに、彼を追ってパリにでたものの、彼の出世の妨げになるからここには来ないでと殊勝なサビーヌ。そこに登場するのがジャック。ジュリアンのパリ行きで1人になったサビーヌを助け今は彼女のひも。

エスコート役のジュリアンとの仲を友人仲間にひやかされ、彼の気持ちが自分にないことを悟っている頭の良いエリザベートはプライドの高さゆえ、人前でジュリアンを傷つけてしまいます。
いつか屈服させてやると密かに誓うジュリアン。
エリザベートは、その後、両親との会話から自分の本心に気付き、教会前の広場でジュリアンに告白。
その様子と愛を受け入れる様を、教会帰りのアナベルとアンリが聞いてしまう。

儚く崩れ落ち、湖のそばの別荘にこもることを決めるアナべル。その後、湖に身を投げます。

ボランジュ総督はパリでも出世し続け、外務大臣に昇りつめ、ジュリアンと同僚のミシェル(青樹泉)を書記官にとりたてます。
その政敵ミシュリュー内相(星条海斗)が目を付けたのがジュリアンの過去。
ジャックを呼び出し、サビーヌを使って、ボランジュのスキャンダルをねつ造しようとする計画を実行させる。
過去を暴くとの脅迫と計画への協力の無理強いに あることを決意するジュリアン。
ジャックに会うためサビーヌの楽屋に赴くと、そこには、すでにこと切れたジャックと銃を持つサビーヌが。
ジュリアンの窮地を知ったサビーヌの捨て身の行動に感動したジュリアンはサビーヌを連れての逃避行を決意。
だが、空港で彼を待ち構えていた1人の男がいた・・・。

で、予想通りの「衝撃の結末」で幕切れとなるのですが・・・。

全体に漂う昭和臭(ギャング系の衣装や髪型がフル臭い)とご都合主義(なぜにそんなに皆がジュリアンを愛するか?)に目をくらまされがちですが、2つ心に残る名場面がありました。

一つは、パリのナイトクラブでのまりもちゃん(蒼乃夕紀)のダンス。
いや~ゴージャスでした!
ちょっとアラブの踊り子風のお腹を出した目映い黄金ずくめのスタイルとボリュームのあるモンロー風の金髪ショートヘアがお似合い。大勢の男役をバックに、リフトを多用した華やかでキレの良いダンスは彼女ならでは。
アルジェ時代のヘア(オンザ眉毛の前髪パッツンロング)衣装(胴が長く見える紅いアメリカンスリーブのハイネックにチェックの白赤ミディフレアー)が残念すぎたのも、このパリ時代の美しさを引き立たせるため?
台詞も、ジャックがひもかと驚くジュリアンに「言い訳はしないわ」と一言言い放つところなど、どの男役よりも男前で・・・
素敵でした

もう一つは、アナベルとアンリのシーン。
花陽みらちゃんは実際にピアノを弾きながら(「月光」)アンリと会話するのですが、その無邪気な清らかさを陰ながら慕う実直な元軍人アンリの微笑ましさ、闖入者ジュリアンに対して傷つきながらも立場の違い、そして何よりアナべル自身の幸せのために押さえた感情・・・。
明日海りおちゃんの端正にスーツを着こなした姿と、控え目な、でも作りこまれた丁寧な演技が、その後の教会前の悲劇を支えて、アナべルの死に至る一連の流れの中で涙線決壊。
「月光」の演奏が上手かったこともあり、とても透明感のある美しい場面になっていたと思います。

あとは、脇のおじ様系が良かったですね。
天然な上品な明るさのある妻(花瀬みずか)を愛するダンディな総督、越リュウ氏、いつもながらステキな身ごなしで。
この月の組長、副組長コンビは年配役を華やかに彩ってくれる貴重な人材。
今回は、あんたの奥さん変わってるな、とのジュリアンに「あれの良さは君にはわかるまい」と微笑む大人の余裕がツボでした^^
食えない内相ミシュリューのマギーさん(星条海斗)の佇まいも存在感あり。

美術は、アルジェの総督邸のイスラムモザイクのブルーの内装、パリのクラブのサビーヌの楽屋の金とブロンズの豪奢さが好ましく、印象に残りました。

ちょっと古めかしすぎて地味、との前評判を聞いていたせいか
実際には魅力的な場面もあって、わたくしは楽しめる作品だったと思います。

ショーの感想はまた、改めて・・・。


ショー・スペクタクル「Dance Romanesque」
作・演出: 中村 暁

楽しく観ました。
お芝居仕立ての「ノ―トルダム・ド・パリ」の霧矢さんがカジモドにぴったり。
エスメラルダの蒼乃さんともども、TOPコンビのニンに合っていました。
ジプシー仲間たちの嘆きっぷりも心がこもっていて良かったです。

2回あったデュエットダンス、衣装が、初めは眩い銀ラメ濃淡(まりもちゃんの方が白っぽい)、次は霧矢さんのタキシードにまりもちゃんきれいなロイヤルブルーのイブニングで、大人っぽい雰囲気と本気のダンサーっぷりが見事なこのカップルには本当にお似合いの衣装だと思いました。

プロローグ、いきなりの客席降り。
2階席も、S席とA席の間の通路に横並びで男役さん娘役さんが交互にずらりと並んで壮観でした。
でも、すぐに舞台にいましたから・・・間、相当走っていると思います^^;
下級生さん中心でしょうが、頑張ってますね!
でも、1階前方だけでなく、どこの席でも、楽しめる配慮ある演出で、観る側からすると良かったです。

話題の「月色男子」ダークな銀ラメスーツの若手が、みりおちゃんをセンターに、韓流アイドルっぽく(?)キメキメに歌い踊る、という場面。
きれいな若手男役を集めましたので見てくださいね!というシーンなのですが、みりおちゃん以外、歌は何を言っているか不明(笑)
ところで、今回、初めてとしくん(宇月颯)の魅力がわかりました。
新人公演主役など抜擢も多く、一般にファンの多い人なのですが、静止画で美しい・・・というより、ちょっとファニーフェイスな方なので、よほどお芝居が上手いのか・・失礼ながら、その人気の秘密はどこなんだろう?と思っていたのデスが。
キメが上手いんですよね、ダンスの。ちょっとしたところで顔を上げて良い表情で客席にアピールするんですが、こういうたくさんの若手で同じようなことをしているシーンでは、その上手さが目立ちます。

あと、黒燕尾の大階段では、タキシードが似合う組長やマギーさんを観がちだったのですが、今回、青樹泉さんの魅力が(ようやく)わかりました。スタイルはスラリときれいなのですが、求心的なきゅっと小作りなお顔立ちなのであまり目を引かれなかったのです。
今回、無駄のないスマートな動きとスッと背筋の伸びた端正さを認め、今更ながら好感度UPでした。

娘役さんでは、男役から娘役に転向、CUTEな小顔とスラリとした長身のダンサーで注目されているちゃぴちゃん(愛希れいか)をチェックする、というお題があったのですが、事前の調査が行きとどかず、上手く見つけられませんでしたxxx
その代わり、娘役さんだけの群舞ではまりもちゃんセンターの3人口で下手側に位置し、カラフルなドレスの娘役と同じくカラフルなサテンシャツを黒スーツに仕込んだ男役との群舞では、ショキングピンクのドレスが色白で中高のパッチリお目目の顔立ちに映えて目立っていたのが萌花ゆりあさん。
身長も162cmあるので、スラリとしてダンスも上手。
まりもちゃんが大劇場公演で一時期体調不良で部分休演したときに、そのお休み場面のデュエットダンスの代役も務められたそうですのでダンサーなんですね^^
娘役さんとしては上級生の方なので、これからTOP娘役さんに抜擢、ということはもうないのかもしれませんが、先の花組公演で退団された華月由舞ちゃんのように美人ショースターとして、活躍されるのでしょう。

あと、ショーの最後で使われていた曲が、懐かしのAORの名曲、Boz Scaggsの We're all aloneだったのが、素敵でした
主に星と宙の担当(笑)ですので、月組さんには疎いのですが、次回の月組公演も楽しみになって参りました