8月27日。土曜日。晴れ。
今日の読書。
『黒い雨』
『黒い雨』とは、
原子爆弾投下後に降る、
原子爆弾炸裂時に巻き上げられた泥やほこり、すすや放射性物質などを含んだ
重油のような粘り気のある大粒の雨で、
放射性降下物(フォールアウト)の一種です。
小説:『黒い雨』は、
広島での被爆をテーマにした井伏鱒二の小説。
1965年。昭和40年。1945年8月6日午前8時15分広島原爆投下の20年後。
『新潮』で連載された小説です。
『黒い雨』は、孫娘の夏休みの宿題の『読書課題』です。
「小学校の修学旅行で行った広島で、
先生から聞かされていた本なのよ。
中学性になった今、
その本が夏休みの宿題になるなんてねぇ。」
と、感慨深く、読書中です。
私も、『黒い雨』を読んでいます。
負うた孫に教えられ、
「読後の感想を話し合いましょうね。」
と、孫娘と祖母との約束です。
今年は、
原爆投下から77年目を迎えた広島 と長崎。
投爆の1945年(原爆投下年)12月末までに
広島で原爆で亡くなった方は、推定14万人。
長崎で原爆で亡くなった方は、推定7万人。 と言われています。
広島市健康福祉局原爆被害対策部調査課より。
更には、
昨日・26日、
『不拡散条約』(NPT)の『NPT会議』で、
1か月かけて、コンセンサス(意見の一致)による「最終文書」の採択をめざしましたが、
再び決裂、ロシアが不合意で最終文書を採択できませんでした。
核軍縮、核不拡散、原子力の平和利用、
の『3本柱』とする『核不拡散条約』(NPT)
その『不拡散条約』の最終文書不採択の現実。
残念というか、その難しさに・・・正義と政治の難しさを思います。
井伏鱒二氏の広島原爆被災者の体験を
日常生活の中で語るこの小説は、立派です。
美しい広島の地方が、一瞬にして、死傷者の凄惨な姿で被われる。
あれから77年たった今、
ウクライナの美しい町が、一瞬にして、死傷者の凄惨な姿で被われる。
今日、
負うた孫に教えられて読んだ『黒い雨』。
『黒い雨』は広島と長崎が、最初で最後でありますように。
『黒い雨』が、世界のどこにおいても、再び降ることがありませんように。
今日も『祈り』を深める私でした。
そして。
今日は8月27日。年間第二十一土曜日。
『聖モニカ 記念日』
聖モニカは、良き母の模範として、
彼女は祈りによって信仰をはぐくみ、
徳に満ちた行いを通して信仰を証ししました。
331年。 モニカは、北アフリカのダガステで生まれる。
キリスト教徒の両親に育てられた。
若くしてローマの官吏パトリキウスと結婚し、
3児の母(長男が聖アウグスティヌス)となる。
371年。40歳。 夫死去。
息子アウグスチヌスの乱れた生活に心を痛めていた。
息子アウグスチヌスの乱れた生活に心を痛めていた。
383年。52歳。 イタリアに行くアウグスティヌスに同行する。
ミラノでアンブロジオ司教の弟子となり、
彼の助けを得て、
息子の回心のために祈りをささげた。
386年。55歳。 モニカの熱心な祈りが実って、
アウグスティヌスも回心して洗礼を受ける。
387年。56歳。 ホスチアで死去。
387年。56歳。 ホスチアで死去。
『今日の入祭唱』
『知恵ある女は家庭を築く。
神を敬いながらまっすぐに道を歩む。』
箴言 14章1-2節
『今日のアレルヤ唱』
アレルヤ、アレルヤ。
『あなた方に新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。
わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。』
ヨハネによる福音書 13章34節 アレルヤ、アレルヤ。
『今日の福音 イエスの御言葉』
『そのとき、イエスは弟子たちにこのたとえを語られた。
「天の国はまた次のようにたとえられる。
ある人が旅行に出かけるとき、僕たちを呼んで、
自分の財産を預けた。
それぞれの力に応じて、
一人には五タラントン、一人には二タラントン、
もう一人には一タラントンを預けて旅に出かけた。
早速、五タラントン預かった者は出て行き、
それで商売をして、ほかに五タラントンをもうけた。
同じように、 二タラントン預かった者も、
ほかに二タラントンをもうけた。
しかし、 一タラントン預かった者は、
出て行って穴を掘り、主人の金を隠しておいた。
さて、かなり日がたってから、
僕たちの主人が帰って来て、
彼らと清算を始めた。
まず、五タラントン預かった者が進み出て、
ほかの五タラントンを差し出して言った。
『御主人様、五タラントンお預けになりましたが、御覧ください。
ほかに五タラントンもうけました。』
主人は言った。
『忠実な良い僕だ。よくやった。
お前は少しのものに忠実であったから、
多くのものを管理させよう。
主人と一緒に喜んでくれ。』
次に、二タラントン預かった者も進み出て言った。
『御主人様、二タラントンお預けになりましたが、
御覧ください。ほかに二タラントンもうけました。』
主人は言った。
『忠実な良い僕だ。よくやった。
お前は少しのものに忠実であったから、
多くのものを管理させよう。
主人と一緒に喜んでくれ。』
ところで、一タラントン預かった者も進み出て言った。
『御主人様、あなたは蒔かない所から刈り取り、
散らさない所からかき集められる厳しい方だと知っていましたので、
恐ろしくなり、出かけて行って、
あなたのタラントンを地の中に隠しておきました。
御覧ください。これがあなたのお金です。』
主人は答えた。
『怠け者の悪い僕だ。
わたしが蒔かない所から刈り取り、
散らさない所からかき集めることを知っていたのか。
それなら、わたしの金を銀行に入れておくべきであった。
そうしておけば、帰って来たとき、利息付きで返してもらえたのに。
さあ、そのタラントンをこの男から取り上げて、
十タラントン持っている者に与えよ。
だれでも持っている人は更に与えられて豊かになるが、
持っていない人は持っているものまでも取り上げられる。
この役に立たない僕を外の暗闇に追い出せ。
そこで泣きわめいて歯ぎしりするだろう。」』
マタイによる福音書 25章14-30節
今日のイエス様は、
『主人の帰りを待っている勤勉なしもべたち』の『たとえ話』
をして、弟子たちを励ましました。
神様は、すべての人に、
『タラントン・力』を与えてくださいます。
『愛する力』、『人を幸せにする力』、です。
神様は、世の中を平和にするために、
すべての人が、自分の『力』を発揮して、
働かれるのをお望みなのです。
一人一人は、
人の『力・能力』をうらやむことなく、
自分の『力』こそが、その人に一番ふさわしい『力』なのです。
お人を笑わせる力。お人をなぐさめる力。お人のために働く力。お人のために祈る力。等々。
※主人の望み通りに働く人は、更に恵まれます。更に任せられるのです。
※何もしないしもべは、
自分が任せられたのが少ない、と、つぶやいているだけなのでしょうか。
神から信用されていることを信じないで、
神は厳しい人だ、とつぶやいているのでしょうか。
私たちは、
※知っています。『情けは人のためならず』と。
お人に優しくするほどに、自分も幸せになることを。
※知っています。 神さまに信用されて、「幸せにする力」を任せられていることを。
お人の幸せを作る人は、ますます『力』が与えられることを。
私たちも、
自分の『力』を、自分のためだけに使うのではなく、
お人に役立つために使いたいですね。
祈りましょう。
皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
世界の平和のために、まずは一人一人の『力』が必要なのです。始まりなのです。
小さな努力の『一滴』で、幸せの『大河』を作ってまいりましょう。 お元気で!