9月30日。日曜日。西武・パリーグ優勝決定戦。
6時。 今日こそ優勝決定と信じて・・・夫と私は、『指定席』 に正座。
『西武 M1 優勝なるか』
正に。
夫にとって・・・西武ライオンズは、高校時代からの 『おれの青春 ライオン』 です。
応援する人たちにも、ライオンズ選手たちにとっても・・・『おれの青春 ライオン』 です。
私にとっても、結婚して以来、”夫の好きな赤烏帽子”のお付き合いで・・・『おれの青春 ライオン』 です。
皆さんの、ライオンズ一筋の、半端でない熱情には、”こんな人生もありか!”、と感動します。
『西武 M1 優勝なるか』
8回表。 西武 1-4 日本ハム
試合の度に、辻監督の平常心を装う姿、に私は大いなる感動を覚えるのです。
3月~9月の6か月間、休む日なく、
選手の指導をし、日本全国の野球ファンからのプレッシャーに耐える辻監督に、脱帽の私です。
8回裏。 西武 1-4 日本ハム 辻監督は、新人の19歳伊藤投手を登用した。
その時。伊藤選手が1球を投げた時・・・2位・ソフトバンクがロッテに敗れたため、西武が優勝を決めた。
『西武 10年ぶり22回目 パリーグ優勝!!』
優勝決定の瞬間に、
NHKは映し出した・・・
全試合で4番に座し、ホームランを量産した『山川穂高内野手(26)』
マウンドに立つ山川に、”当然!ホームランでしょ!” と、毎回、プレッシャーを送る応援団でした。
毎打を頑張った山川は、 ”ホームランを狙う!” と、見事な6か月間でした。立派でした。
4番打者の重責を、ホームラン王として果たした山川選手は、爽やかな笑顔を見せました。
次に。
NHKは・・・
映し出した・・・
必要に応じて、ホームラン、ファインプレーの守り、の『秋山翔吾外野手(30)』
夫の変わらぬ秋山への評価は、
『秋山は将来の監督だな。名選手必ず監督にあらず。秋山は監督の素養がある。』
だそうです。
たしかにね~。秋山には、いつも、信頼感が持てました。 立派でした。
優勝決定の瞬間も、堂々たる落着きの秋山選手でした。
優勝が決定した8回裏の守りを終え・・・
ベンチに戻り・・・
『心を一つ』にしてくれた、
今年に亡くなった1軍投手コーチだった森慎二さん(享年42)のユニホームの前で
円陣を組んだ西武選手たち。
選手たちが『One Soul』:『一丸』となれたとき、勝利の女神がほほ笑むのですね。
そして。
宙を舞う・・・
『10年ぶりの優勝を決め胴上げされる辻監督』
辻監督は、初球を打ち損じても、盗塁を失敗しても、怒らず、
今までの野球の常識を破り、選手の積極性を褒めたそうです。
辻監督の、『選手を信じ、選手を尊重する勇気』 が・・・選手たちの積極性を引き出しました。
積極性に生み出された『超攻撃』が、勝利を引き出したのです。
辻監督は、『この日がいつ来るかと待っていた。本当に嬉しかった。』と、笑顔でした。
野球観戦の度に、監督に、選手に そして 夫にすら、学び、『人生』を教えられる私です。
西武 10年ぶり22回目 パリーグ優勝! おめでとうございます
『知識は人を高ぶらせるが、愛は造り上げる。』 コリントの信徒への手紙Ⅰ 8-1
『使徒パウロの御言葉』を実感させられた、今年の辻監督の姿でした。
そして。
今日は9月30日。年間第二十六主日。
『今日の第一朗読 モーセの言葉』
『その日、主は雲のうちにあって降り、モーセに語られ、
『モーセ』
モーセに授けられている霊の一部を取って、七十人の長老にも授けられた。
霊が彼らの上にとどまると、彼らは預言状態になったが、続くことはなかった。
『聖霊降臨』
宿営に残っていた人が二人あった。
一人はエルダド、もう一人はメダドといい、長老の中に加えられていたが、まだ幕屋には出かけていなかった。
霊が彼らの上にもとどまり、彼らは宿営で預言状態になった。
一人の若者がモーセのもとに走って行き、エルダドとメダドが宿営で預言状態になっていると告げた。
若いころからモーセの従者であったヌンの子ヨシュアは、
「わが主モーセよ、やめさせてください」と言った。
モーセはヨシュアに言った。
「あなたはわたしのためを思ってねたむ心を起こしているのか。
わたしは、主が霊を授けて、主の民すべてが預言者になればよいと切望しているのだ。」』
民数記11・25-29
こういうことですね。
神は、
自ら望んで、『モーセに授けられている霊』の一部を取って、幕屋に集まっている70人の長老に分け与えました。
70人の長老たちは、
神の分け与えて頂いた『モーセの霊』のお蔭で預言状態になったが、その預言状態は長続きしなかった。
幕屋に来ず宿営に残っていた2人の長老・エルダドとメダドも、
知らぬ間に、『モーセに授けられている霊』の一部がとどまり、宿営で、預言状態になった。
若い頃からモーセの従者であったヨシュアは、
2人の長老・エルダドとメダドが預言状態になっていることを一人の若者から聞き、
モーセに向かって、「わが主モーセよ、やめさせてください」 と進言した。
その時に。
モーセは、モーセの従者であったヨシュアに向かって返事をしたのです。
『あなたはわたしのためを思って、2人の長老・エルダドとメダドをねたむ心を起こしているのか。
わたしは、主が霊を授けて、主の民すべてが預言者になればよいと切望しているのだ。』と。
・・・ということですね。
つまり、こういうことです。
モーセは、神がそうであるように、西武の辻監督も同じですが、
人を育てるために、
自分の権力や能力を、保守するのではなく、惜しみなく与えるのです。
神に、”神の民すべてが預言者になりますように!” と、神がすべての人に霊を授けることを、切望するのです。
神の国の建設にも、野球チームの優勝にも、
互いがねたみあうのではなく、互いに認め合って、互いの能力の向上を切望することが大事なのです。
皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
応援も、相手の能力向上に、役立つのです。応援なら誰にでもできますね。 お元気で!